アプリゲームの白猫プロジェクトが任天堂から特許権侵害で損害賠償96億円の中身
スマホでゲームを探していると、何度か目にしたことがある「白猫プロジェクト」ですが、その開発会社、なんと任天堂から訴訟を起こされているのです。
どうしたんだ、いったい!
しかも結構、高額な損害賠償金です。
驚くべきことに、その賠償金は約96億円で、最近、値上げしたとか?
賠償金の値上げって聞いたことはありませんが、ともかく興味があったので調べたことをシェアしたいと思います。
もくじ
白猫プロジェクトとは
まず、白猫プロジェクトについて。
色白のねこちゃんを保護しようという動物を労わるプロジェクトではありません。
株式会社コロプラが開発した3DアクションRPGです。
3D画面で戦闘や街づくりを楽しむというのが概要で、3等身キャラクターがかわいい。
バトルについては、最大4人での協力バトルが特徴です。
知らない人と組んで敵キャラと戦うってやつです。
んー、これを必須とするゲームがよくあるんですよね。
クリアしなければならない的な指令があってですね、しぶしぶやるわけですが、ソロプレイを楽しみたいのですよ。
なぜ特許権侵害が起こったか
何が問題だったのでしょう。
その前に、いつ訴えられたかですが、2017年(H29年)12月22日です。
コロプラ側は2018年(H30年)1月9日に訴状内容を確認したとなっています。
訴えの内容は「任天堂保有の特許権を侵害している」ということなのですが、具体的には、
キャラクター操作の技術である「ぷにコン操作システム」
になります。
ぷにコン操作システムは、白猫プロジェクトをプレイするとわかるのですが、キャラクターの操作を画面内のバーチャルパッドでやるものです。
このプログラム特許を侵害しているというものです。
それよりも提訴で、その年の正月は楽しめなかっただろうなあ、コロプラの幹部は・・。
白猫プロジェクトはサービス継続中
裁判で争いながらも白猫プロジェクトはサービスを継続しています。
それにしても長い裁判ですね。
マリカー訴訟も任天堂はありましたが、知財財産権の訴訟はかなり多いのではないかと推測しています。
そこがキモでしょうからね、プログラムやキャラクターなんかを扱うと。
損害賠償96億円は相場?
ニュースで取り上げられたのは、損害賠償額ではなく、損壊賠償額が値上がりしたことです。
値上がりという表現が適切かどうかは別として、
49億5000万円 → 96億9900万円
なんと倍になっているのです。
なかなかの金額です。
これが特許権侵害の相場かどうかは、もはやさっぱりわかりませんが、任天堂を敵に回すと怖いということだけはわかりました。
先ほど述べた「マリカー訴訟」は任天堂の勝訴で、カートのレンタルサービスを行っていた会社は5,000万円の賠償が命じられています。
素人目にも、勝負は明らかだった気がしますけどね・・・。
まとめ
決着が付くのは、まだ当分先です。
コロプラも徹底的に戦う姿勢を見せています。
それよりも白猫プロジェクトで遊んでみてね。