いびきがうるさい!なぜいびきをかくのか?その原因と対策 治し方や改善方法・女性のいびきについて
いびきがうるさい!実は密かにそう思われていたなんて知ったら、ショックじゃないですか。なぜいびきをかくのか。その原因は何なのか。いびきの対策や治し方・改善方法についてご紹介します。また、女性ならではのいびきについても解説します。
なぜいびきをかくのか?その原因とは
かつて数人の友達同士で旅行に行った際、そのメンバーの中の1人の女性が嘘みたいに大きないびきをかく人で、驚いたことがあります。
では何故いびきをかく人と、かかない人とがいるのでしょうか。
いびきをかく人は何故いびきをかくのか、その主な原因は、
- 上気道の狭窄
- 咽喉部の緩み
- 舌根の位置異常
などが原因であると考えられています。
これらが原因で呼吸の乱れが生じると、いびきになるのだそうです。
さらにこれらは、
- 体型や筋肉量の変化
- アレルギー性鼻炎
- 鼻ポリープなどの鼻の疾患
- 加齢による上気道の筋肉の弱り
- 睡眠時無呼吸症候群(SAS)
などが原因で起きていると考えられます。
いびき対策
いびきの原因は主に上気道の狭窄なので、これを改善することでいびき対策となることがあります。
そのためには、
- 体重の減量
- 禁煙
- 鼻腔拡張帯
- 鼻炎やアレルギー性疾患の治療
- アルコールを控える
- 寝る前に軽い運動やストレッチを行う
- 肩や首の位置を枕により調整する
と言った対策があります。
肥満体型の方は上気道狭窄が起こりやすく、いびきをかきやすいです。またアルコール摂取したときも、上気道は狭窄しますのでいびきをかきやすくなります。
ストレッチや呼吸筋トレーニングは上気道を広げる効果があります。
また、枕を使用して肩や首の位置を調整して上気道を広げることができれば、いびきはかきにくくなります。
いびきの治し方・改善方法
いびきを治すには、いびきの原因を特定する必要があります。原因となる疾患がわからない限り、根本的な改善も治すこともできません。
いびきの症状が重い場合は、専門医の診断を受けることをおすすめします。
いびきの原因が睡眠時無呼吸症候群の場合は特徴的ないびきのかき方をします。それは、いびきをかいていて突然止まったかと思うと、喉が詰まったかのように「グガグガ」となり、またいびきをかきだすといった具合です。
睡眠時無呼吸症候群になると、睡眠中に何度も息が止まるため眠りの質がとても悪くなります。そのため、日中も常に眠かったりからだが怠かったりします。
それだけでなく、睡眠時無呼吸症候群になると血液中の酸素が欠乏するため、心臓や脳、血管に負担がかかり、脳卒中や狭心症、心筋梗塞などを起こすリスクが高まります。
睡眠時無呼吸症候群はただのいびきとは異なりますので、必ず病院で対処してもらうようにしてください。
いびきを即効で止める方法
いびきの対策にしろ治療にしろ、長期間を要するものであって、すぐに改善されるものではありません。
しかし、旅行などに出かける場合など、同行者に迷惑を掛けないためにも、いびきを即効で止める方法を知っておくと何かと役に立つでしょう。
そんないびきを即効で止める方法が次の方法になります。
横向きに寝る
うつ伏せや仰向けに寝ると喉の筋肉が緩みやすく、いびきをかきやすくなります。そこで横向きに寝ると、喉が緩みやすくなるのを抑えることができるため、いびきの発生を起きにくくすることができます。
鼻詰まり対策
鼻が詰まっていびきをかくという場合があります。
この場合は、市販の鼻炎薬や鼻スプレーを使用して鼻詰まりを緩和させましょう。可能であれば加湿器で部屋の湿度を上げるのも有効です。
これは花粉症などの時期になるといびきをかくという人には特に有効な方法です。
女性のいびきについて
一般的にいびきをかくのは女性よりも男性の方が多いです。しかし女性にも当然いびきをかく人はいます。
女性がいびきをかく原因も男性と同じく上気道の狭窄や咽喉部の緩みなどが原因であることが大半です。そのため、肥満体型の人、お酒を飲む人、アレルギー性鼻炎の症状がある女性は、いびきをかきやすいです。
また女性の場合、いびきの原因がホルモンバランスの乱れによる場合もあります。
女性は更年期になるとエストロゲンの分泌量が減少します。このことが原因で肥満化し、上気道が狭くなったり、睡眠時無呼吸症候群が発症することで、いびきをかきやすくなることがあります。
そのほか妊娠中などもホルモンの影響で上気道の筋肉が緩み、いびきをかきやすくなることがあるそうです。
重症度が高い場合や、いびきにより悩んでいる方は、いちど専門医の診断を受け、原因をはっきりとさせたうえで正しい治療を行うことをおすすめします。
まとめ
痩せていて、お酒も飲まないのにいびきをかく人の多くは、鼻炎など鼻が原因の人が多いでしょう。これに該当する女性はかなりいるように思います。
中には自分のいびきで目が覚めるという人もいるようですが、電車の中やまだあまり打ち解けていない人との旅行でいびきをかくのは、やはり恥ずかしいですよね。
自分がいびきをかいていることに気づいていないという人もいるようですので、家族などに自分は寝ているときにいびきをかいているかどうか、確認してみるといいでしょう。
どのくらいの頻度でいびきをかくか、そのいびきの大きさはどの程度か、知っておくことはとても大事だと思いますよ。
そのうえで治療や対策を考えていきましょう。