夏バテのように冬の寒い時期には冬バテがある!そのメカニズムや症状とは?
まさか「冬バテ」なる言葉があるとは知りませんでした。
夏バテは暑い時期から秋の入り口までに、
- 身体がだるい
- 眠れない
- 食欲が無い
といったことが起こります。
身体が暑さに順応できないことから起こると言われていますが、冬バテも寒さに対応できないことが要因だとか。
寒暖差も冬バテもファクターになるようで、具体的な対策については、どうしたらよいのか調べてみました。
もくじ
冬になるとシンドイ人
個人的には夏より冬の方が好きです。
特に10月から3月ぐらいの時期は、テレワーク族としては快適なんですよね・・・。
夏はクーラーに当たりすぎて体調を崩しがちということもありますが、暖房の当たりすぎで体調は崩さないので、寒い時期のほうが過ごしやすさを感じています。
逆に、冬になると、何となく気分がすぐれないとか、心なしか疲れやすいとか、そんな傾向が出る場合は、どうも冬バテを疑った方が良いというのです。
そもそも冬は日常生活や仕事以外に、イベントが多発する季節。
ハロウィン、クリスマス、帰省、正月、入試、卒業式、年度末行事など、体力と気力が奪われやすいもの。
特に忘年会や新年会という、昭和の遺産に対して否定派の声も上がってきてますから、それらは定例行事から削除されそうではありますが・・・。
そりゃ疲れますよね。
寒暖差も疲れの原因
冬バテは寒暖差が関係しています。
寒さによって血管が収縮すると、身体に十分な酸素や栄養分が行き届かなくなります。
また老廃物の排出なども鈍くなることから、それが疲れとなって現れるわけです。
また寒いとどうしてもガタガタと小刻みに身体が震えたり、あえて自分の意思で身体を動かして体温を上げる行動を取りますから、どうしても筋肉まで疲労してしまいます。
血管の収縮と筋肉の動きが疲れを助長して冬バテに繋がるわけです。
自律神経も影響
やはり自律神経も関係していて、
- 体温調節
- 心拍数
などがコントロールされていますが、室内外の寒暖差が大きく、さらに
出入りが多くなるほど自律神経が働きまくって、つまり環境に合わせようとして身体への負担が大きくなります。
これは夏でも同様で、めっちゃ暑い中で外回りをしていて、取引先や休憩のために立ち寄った喫茶店など、クーラーの効いた場所に入るということを、何度も繰り返すと体調を崩しやすくなります。
汗をかいてしまったがゆえに、逆に身体が冷え過ぎるということもありますしね。
脳にも影響あり
冬はどうしても日照時間が短くなります。
日照時間が短くなると、本来は日光を浴びることで脳内に分泌されるセロトニンが作られにくい状況になるわけです。
セロトニンは、幸せ物質とも言われるので、精神的な安定をもたらしてくれるのですが、それが減ると気分が落ち込みやすくなります。
ゆえに冬に気分が落ち込みやすいというのは、雰囲気的なものだけでなく、日光を浴びる時間も影響しています。
忘年会がイヤだという問題は、また、別の話ですけどね・・・。
年末年始が冬バテを加速
年末年始は何かと忙しい人もいますよね?
何のための休みなのか・・・。
忘年会を乗り越えたと思ったら、今度は義実家への強制的な帰省に、お年玉の分配なんてことを考えたら、そりゃ疲れますよ。
イベント好きならともかく、そこまで肩入れしないタイプの人にとっては、心身共に休まる時間がありません。
そのような人も冬バテを発症しやすいと言えます。
何が好きで年に数回しか会わない親族に対して、自分の時間を犠牲にしなければならないのか?
よく考えた方がいいですよね。
まとめ
「夏バテのように冬の寒い時期には冬バテがある!そのメカニズムや症状とは?」というテーマで冬バテについて書きました。
冬バテが浸透したら、それを理由に、どうでも良い行事をキャンセルできるようになりますね。
冬バテの対策については、まず、イベントを断る勇気を持って休息を取ることです。
元気の押し売りのような人とは距離を置くことも肝心。
イヤなことに時間を注ぐことほど、勿体ないものはありません。