Wordの読み上げ機能について 読み上げ機能の使い方 日本語を英語に翻訳して読み上げる方法など

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MicrosoftのOfficeソフトのWordには、音声読み上げ機能が標準で搭載されています。この機能を使えば、Wordで作成した文書を読む時間がないときなどに、音声で読み上げてもらったり、目の不自由な方も音声で文書を理解することができるなど、たいへん便利です。Wordの音声読み上げ機能の使い方や、日本語の文章を英語に翻訳して英語で読み上げる方法など、Wordの読み上げ機能について説明します。

Wordの音声読み上げ機能とは

Wordの音声読み上げ機能とは、Office2010から追加された機能の1つです。

Word以外にもPowerPointやOutlook、OneNoteでも、この読み上げ機能は利用できます。

音声読み上げ機能は、作成した文章をボタンひとつで簡単に人工音声によって読み上げさせることができ、とても便利です。

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Wordの音声読み上げ機能の使い方(校閲タブから使う)

Wordの音声読み上げ機能を使うには、いくつか方法があります。まずは、校閲タブから使う方法について説明します。

  1. 音声で読み上げたい文章を作成する
  2. 読み上げたい文章の先頭にカーソルを移動させる
    (範囲選択すれば、その範囲だけを読み上げます)
  3. 「校閲」タブの「音声」のところにある「音声読み上げ」をクリックすると読み上げが開始される

※正しく読み上げられない漢字があったり、ルビのある漢字は読み飛ばされてしまいます。

Wordの音声読み上げ機能のその他の使い方

イマーシブリーダーで使う

「表示」タブの「イマーシブ リーダー」をクリックし、「音声読み上げ」を押すと音声が再生されます。

イマーシブリーダーでは縦書きの文章も横書きになります。

閲覧モードで使う

閲覧モードでも「音声読み上げ」機能が使用できます。

「表示」タブの「閲覧モード」をクリックし、「表示」タブの「音声読み上げ」をクリックします。

クイックアクセスツールバーから使う

頻繁に使用する場合は、「クイックアクセスツールバー」に登録しておくと便利です。

「校閲」タブの「音声読み上げ」を右クリックして、「クイックアクセスツールバーに追加」を選択すると、クイックアクセスツールバーに音声読み上げボタンが登録されます。

ショートカットキーで使う

音声読み上げ機能は、ショートカットキーでも使うことができます。

ショートカットキーは「Ctrl + Alt + Space」です。

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音声読み上げツールバーの使い方

「音声読み上げツールバー」とは、再生・再生速度などを変更できる操作メニューです。音声読み上げ機能を選択すると、画面右上に表示されます。

「前へ」:前の段落に移動し、読み上げる
「再生 / 一時停止」:カーソルの位置から読み上げる / 一時停止
「次へ」:次の段落に移動し、読み上げる
「設定」:音声読み上げの設定ができる
「停止」:音声読み上げツールバーを閉じる

音声読み上げの設定では、「読み上げ速度」により、読み上げスピードを速くしたり遅くしたりすることができます。

また、「音声の選択」で読み上げ音声の声色を、Microsoft Ayumi、Microsoft Haruka、Microsoft Ichiroの中から選択でき、好みの声色に変更することができます。

英語への翻訳と読み上げ

「校閲」タブの「翻訳」で日本語の文章を英語に翻訳することもできます。

この文章を読み上げ機能で読み上げることもできますが、ただしカタカナを読んでいるような読み方になってしまいます。

ネイティブな発音での自動音声にするには、事前にWindowsに英語の言語をインストールすると可能です。

Windowsに英語の言語をインストールする方法は、次の手順になります。

  1. Windowsの「スタートボタン」の「設定」をクリックする
  2. 「時刻と言語」をクリックする
  3. 「言語」から「言語の追加」をクリックし、(例)「英語(米国)」を選択し、「次へ」をクリックする
  4. 言語が「English(United States)」が選択されているのを確認して、「インストール」をクリックする
  5. インストールが終わると「英語(米国)」が追加される

※注意:英語のインストールは自己責任でお願いします。

まとめ

Wordの音声読み上げ機能について説明しましたが、いかがだったでしょうか。

意外と使っている人も少ないかも知れませんが、確かにあると便利ですね。

もしも使っているWordに「音声読み上げ」が見つからない場合は、画面左上の「クイック アクセス ツールバー」の右端の「ユーザー設定」を開き、「その他のコマンド」を選択し、「コマンドの選択」を「すべてのコマンド」に切り替え、候補から「読み上げ」を探して「追加」してください。

動画のナレーションも、これでいけそうです。かなり人工的ではありますが(笑)。

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