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週4日勤務で家族4人が暮らしていける社会を目指そう!週4日勤務制で健康面や生産性がアップ

週4日の勤務で、家族4人が暮らしていける。そんな社会だったら、今の日本の多くの問題は一気に解決できるように思います。欧米の研究では、週4日勤務制にしたことで、健康面の向上や生産性のアップが報告されています。お金に依存した生き方ではなく、もっとシンプルにモノに依存しない暮らしがスタンダードとなれば、わたしたちの悩みや問題も減るのではないかと考えました。

週4日勤務で睡眠不足が解消に

健康に生活するために、1日に取るべき睡眠時間は、7-8時間と言われています。

しかし、ここ日本は、世界でも3本の指に入るほど、睡眠時間の短い国。1日に7時間以上寝ているという人は2割に満たないと言われています。

しかし、とある研究によると、勤務日数を週5日から週4日にしたところ、7時間未満の睡眠の人が3分の1に激減したそうです。

これは欧米での話なので、日本ならもっと効果が現れるのではないかと思います。

現代人はとかく忙しいのです。それがITの発展に伴い、更に拍車を掛けています。

これでは近い将来、さらに体調不良・メンタル不調の人が増加することでしょう。

週4日勤務でうつの発生が減少

また別の欧米の研究によると、週4日勤務制にしたところ、生産性が上がり、うつの発生は減少したという研究結果があります。

日本でもうつ病になる人の数は急増しており、20年前のおよそ3倍に増えています。

これは忙しい毎日により精神が限界を超えてしまい、対応しきれなくなったことの現れだと思われます。

フランスやドイツは、イギリスやイタリアと比べ、平均労働日数が少ない国です。

そんなフランスやドイツは、イギリスやイタリアよりも、高い生産性を示しているという結果が出ています。

それは、短い勤務時間が精神的ストレスを軽減し、仕事の満足度や生産性を向上させからだと言われています。

事実、睡眠不足が続くと、脳の認知能力は著しく低くなります。平均的に6時間未満しか寝ていない人の脳は、2日間徹夜した人と同レベルの認知力だそうです。

仮に2日間徹夜した自分が車の運転をすることをイメージしてみてください。どれほど恐ろしい状態か容易に想像できるかと思います。

あまり気づいている人はいないようですが、慢性的な睡眠不足は、実はそれくらい認知能力が落ちているのです。

週4日勤務で家族4人が暮らせる社会を

いま日本でも様々な改革が行われていますが、依然として経済発展にばかり着目しているように思われます。

それよりも、標準的なライフスタイルの見直しを行い、スタンダードのあり方を考えなおす必要があるのではないかと思います。

若い人たちの中には、自分の収入が少ないために、結婚できない・子供が育てられないと、早々に所帯を持つことを諦める人が少なくないようです。

しかし、本当に今の給料では結婚や子育てはできないのでしょうか。

それはおそらく、イメージしている生活レベルが、高すぎるのだと思います。生まれた時から全てが揃っていた世代には、何もかも揃っているのが当たり前だと言ったイメージしか思い浮かばないのでしょう。

しかし本来、家族を築くということは、ゼロに近い状態から少しずつ自分たちの手で手に入れていき、暮らしを築いていくものです。昔はみんなそうしてきました。「結婚したばかりの頃はカーテンも買えなかった」なんていう話しが、後から良い思い出になるのです。

それがおそらくバブル期以降、その基準がおかしくなってしまい、今のようになったのでしょう。

今後はこの認識を変えていく必要があると思います。

近年では、断捨離やミニマリストなどが注目されるように、一部の人はモノに依存しない生活を始めています。

モノが少ないということは、それだけ少ないお金で生きていくことができます。その代わりに、時間を掛ける必要が出てくるかもしれません。

たくさん稼いでたくさん使うのではなく、もっと少なく稼いで、少ないモノと余った時間を使って暮らす生活にシフトしていけば、今よりも生活費は少なくて済みますし、労働日数だって減らすことができます。

その余った時間は、家族と共に過ごす時間や、健康維持のために使えば良いのです。つまり、これまでとは質の異なる幸せに基準を変えるのです。

みんなの認識がそのように変化をすれば、週4日勤務制でも家族4人が暮らしていけるというライフスタイルの実現だって、不可能ではないと思います。

もっとお金が必要なときだけダブルワークや共稼ぎを

ものが少なければ、その分家も小さくて済みます。時間があれば、様々な機能や設備・サービスなども必要ありません。

ランニングコストが少なく済めば、老後の資金だって少なくて良いわけです。こうして精神的な不安も解消し、年金問題だって解消されます。

それでも、時にはお金がどうしても必要な時期というのはあるでしょう。

子供が私立の学校に行かなければならなくなったとか、家族が病気になってしまったなど。

そういうときは、ダブルワークや共稼ぎで補います。逆に言うと、そういったイレギュラーなときでない限り、基本的には旦那の稼ぎ(週4日勤務・残業なし)で、十分に家族4人が暮らせるような、シンプルライフが世の中のスタンダードとなれば良いのです。

もともと、日本は国土も狭いので、欧米のように大きな家は向いていませんし、ミニマムに暮らしていくのがあっている民族なのではないかと思います。

そんな中で、季節の移り変わりなどの変化を楽しみ、周囲と協力しながらゆったりと生きていく。

こんな暮らし方を世界に発信できる国になれば、もっと平和でお金に依存しない社会が築けると思うのですが…。

まとめ

ニュースではいつもお金の話ばかりを問題にしています。

やれ物価が上がっただの、投資をしろだの、老後のお金を貯めろだの、死ぬまで働けだの。

これらを解決する方法は、もっとお金を稼ぐことだけです。これってどうなんでしょうね。

こんな話ばかりされたら、若い人や子どもたちが、未来に期待できるはずもありません。

生きる上でお金はもちろん大切ですが、お金中心の人生にはうんざりです。お金はツールに過ぎないのですから。

この先の「お金に依存しすぎない生き方」を、今一度考えてみたいと思います。

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