老後が不安な若者たち 今から準備できることは?老後の心配をせずに済むために【超普通編】

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最近の若者たちは老後に対する不安を抱えている人が多いそうですね。日本経済も不安定で、失われた30年目を進行中なわけなので、生まれた時から暗雲が立ち込めていた若い人は、能天気に考えられないというのもなんとなく納得できます。そんな若者たちの老後の不安を払拭すべく、今から準備できることについて誰でもできるであろう超普通な方法をお伝えします。

老後が不安な若者たち

バブルの頃の若者たちは、おそらく誰一人として老後の不安など感じていなかったでしょうね。

現在のような未来が来るなんてまるで思わなかった世代が高齢者になりつつあり、今頃になって老後に対する不安を抱え始めています。

ところが、今の若者たちは、若いうちから老後に対する不安を抱いているようです。

良くも悪くも、いまの若者たちは現実的ですね。バブル世代とは大違い。

しかし、将来に対しての備えは、若いうちからきちんと行っておいた方が、良いに越したことはありません。

「宵越しの金は持たない」なんて、江戸っ子の格言なんか信じちゃだめです。

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老後の不安を払拭すべく今からできること

老後の何が不安かって言ったら、それはもうズバリお金でしょう!

なぜお金が不安になるかというと、お金がないと生活がままならなくなるからです。そしてそのためには働く必要があるわけですが、もしも働けなくなったら収入が途切れてしまうので、そのことを考えるから不安になるわけです。

では、どうして働けなくなることを考えるかというと、それは、

  • 健康を害するから
  • 体力が衰えるから
  • 雇用されなくなるから

といったことが、個人の意思に反して起こるかもしれないと想像するからでしょう。

つまり、生活するためのお金が入ってくる仕組みや備えがあれば、不安はなくなるわけです。

ということで、超一般論から見た、将来の不安を払拭するためにできることを順にお伝えしましょう。

年金はしっかり払う

まず、最もやっておくべきことは、年金をしっかり払い続けるということです。

国民年金ではなく厚生年金が良いです。

更には、結婚して、夫婦ともに企業で働き、しっかり2人とも厚生年金を払いましょう。

夫婦ともに厚生年金をしっかり払えば、老後の生活費に対する不安は、8割は解消したようなものです。これだけで老後の不安はかなり払拭できます。

しかも、給与から天引きされるので、苦労している感が少ないのも厚生年金の良い点です。

給料の良い会社で働くことで、将来もらえる年金額も増えますので(厚生年金の支払額が増えるため)、できれば給料の良い会社で働ければなお良しです。

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収入の一部を毎月貯金する

年金は将来もらえるお金ですが、やはり手元に現金があると不安感は激減します。

そのためには貯金をする必要がありますが、余ったら貯金するというスタイルでは決してお金は貯まりませんので、必ず給与が振り込まれたら収入の一部を貯金するというルールを決めて実行しましょう。

おすすめなのは収入の1割(できれば2割!)を必ず、給料日に貯蓄用口座へ移すこと。そして残りのお金でやりくりする習慣をつけます。

この貯金は老後のための貯金なので、絶対に使ってはならない貯金です。

もしも欲しい物や旅行に行きたいなど、まとまったお金が必要の場合は、残ったお金の中からさらに目的別の貯金をするようにして、老後用の貯金は絶対に手を付けてはいけません。

最近、老後に2000万円の貯金が必要なんていうことを耳にしますが、サラリーマンの生涯賃金の手取り額が、男性で2億円、女性で1億6000万円と言われているので、それぞれが1割貯金を続ければ、ふたり合わせて3600万円の老後資金が作れます。

退職金以外にこれだけあれば、かなり安心できるはず。NISAもiDecoも必要ないレベルです。

ライフプランをしっかり立てる

人生にはお金がめちゃかかるときがあります。

それは、家を買うときと子供が大学に行くときです。

この2つの時期をしっかりと見据えてライフプランを立て、老後貯金以外のお金で貯めるようにしましょう。

家はできれば購入いしたいところですが、購入する場合は住宅販売の営業マンの口車に乗って、必要以上に高額なローンを組まないようにしましょう。

家は30歳くらいに購入して、20年以内のローンを組み、50歳くらいまでに完済できるとベストです。

子供が生まれたら、大学の学費を毎月積み立て始めましょう。子供1人につき毎月2万円ほど積み立てれば、大学入学時には360万円貯まっていますので、残りを在学中の4年間で払い終えるようにし、学費のための借金を残さないようにしましょう。

そのためにも、できれば高校までは学費のかからない公立校をおすすめします。

女の子の場合は成人式の衣装にお金がかかりますので、その分も別に生まれた時から月5000円ずつ積み立てておくと良いでしょう。

健康な体を維持する

お金を得るための手段が労働である限り、最も大切な資本は健康な身体です。

健康で働き続けるためにも、不摂生をせず、睡眠・食事・運動のバランス良い健康的な生活を心がけましょう。

タバコは吸わないことです。お酒も程々に。

メンタルの健康面維持にも意識を向け、適度にリフレッシュして、ストレスを溜めないように心がけてください

ゆるいミニマリストを目指す

ガチのミニマリストはなかなか大変なので、ゆるいミニマリストを目指しましょう。

ゆるいミニマリストとは、一言でいうと「足るを知る」ということです。

必要以上にモノを所有せず、分不相応な高級品も買わないようにします。自分にとって大事なこと、こだわりのものにはそれなりにお金を払って、メリハリをつけましょう。

これは住宅購入時の家選びにも有効ですし、車購入(もしくは、持たないという洗濯も)のときも大きな力を発揮します。

周りの人と比較したり、世の中の平均などを気にせず、自分の身の丈にあった物を選び無駄な支出を減らしましょう。

会社以外の収入を持つ

これからは大きな会社であっても、突然なくなることも十分に起こる時代です。未来は予測できないことで満ち溢れています。

そんなときに、会社以外の副業で月に10万円くらいの収入があると、非常に心強いです。

このスキルをパートナーの方も持っていれば、ふたりとも職を失っても最低月20万円の収入はキープできますから、あわてて職探しをせずともじっくりと次の仕事を選ぶことができます。

また、定年後もこの月10万の収入があれば、年金に加えて+10万円という余裕のある暮らしができます。

定年してから副業を始めるのではなく、現役時代から小さく始めて、少しずつ10万円程度まで副業収入を増やしていけば良いと思います。

まとめ

老後が不安な若者たちへ向けて、今から準備できることをご紹介しました。

ここで紹介した内容は、一般論をベースに、私が50年以上生きていま振り返ってみたときに、「こうすれば良かったな」と思うことも含めて、ご紹介しました。

何と言っても若い人の最大の利点は、老後までに時間があるということです。この時間という力を有効に活かせば、いくらでも老後の不安など払拭できます。

健康であって、老後の不安がない状態であれば、人生はかなり楽しく思えるはずですよ。

それでも何かしら悩みは出てくるのが人生ですが、それは生きている限り仕方のないことなので、それはその時々で解決していくしかありません。

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