ギターの挫折率と弾ける人の割合 ギターはFで挫折する人が9割って本当?その他の挫折理由
ギターを始めたは良いけれど、かなりの人が弾けるようになる前に挫折するようです。その挫折率があまりに高いことにびっくり!そんななか、実際にギターが弾ける人の割合ってどれくらいいるのか、また、「ギターはFで挫折する人が9割」っていうけど本当なのか、その他ギター挫折の理由や弾けるようになるコツなどをお伝えします。
もくじ
ギターの挫折率はズバリ!
ギターが弾けるようになりたい!これってけっこう誰しも一度は思うことなのではないでしょうか。
そして実際にギターを買ってみた!というところまで行動した人も、かなりの数いるように思います。
しかし結局弾けるようになるまでには至らず、今ではずいぶんと場所を取るインテリアになっていたり、押入れの奥にしまってあったり。
ひょっとしてもあなたも、そのクチですか?
そんな人が多いのもうなずけるほど、実はギターの挫折率って高いんです。
世界を代表するギターメーカーであるフェンダーが調べたところによると、なんとギターを始めて1年以内に挫折して辞める率は90%なのだとか。
きっと多くのギターたちが、誰に弾かれることなくひっそりと、多くの家で眠っているのでしょうね(笑)。
ギターを弾ける人の割合
そんな挫折率の高いギターを、なんとか習得したギターを弾ける人たちって、どれくらいいるのでしょう。
男女比で見てみると、ギターの弾ける人の割合は、男性が9.7%、女性が2%だそうです。男性は10人に1人、女性は50人に1人ということになります。女性でギターが弾けるという人は、かなりレアキャラなわけですね。
更に世代別で見てみると、
10代:16.7%
20代:1.9%
30代:7%
40代:2.9%
50代:9.4%
60歳以上:18.5%
となっています。
なんと、10代と60歳以上は2割近い人がギターが弾けるのですね。
反対に20代と40代はまるで弾ける人がいません。
これってバンドブームの波と関係があるんでしょうかね?
ギターはFで挫折する人が9割って本当?
「ギターを始めたけど、Fで挫折したよ」なんてことを、聞いたことがあるかもしれませんね。
それくらいギターはFのコードを押さえることができずに、諦める人が多いと言われています。
「Fで挫折が9割」っていうくらいですからね。その割合の正確さはわかりませんが、かなりの割合の人がFで挫折したというのは間違いないでしょう。
そういう私も、最初にギターを始めたときはFで挫折しました(笑)。
Fのコードと言いますが、この指の形をスライドさせて使いますので、基本形となるこの指の形ができないと先に進めないんですよね。
そしてテンポ良く、この形がパッと押さえられないと、リズミカルにギターは弾けません。
そしてこのFのコードの形が、日常では決して使うことないアクロバチックな指の形をしているのです。
おまけにそんなに指に力を入れたりしませんので、初めは「絶対に無理!」としか思えません(笑)。
同じくBのコードの形も習得しなくてはならないのですが、こちらはFに比べるとわりとなんとかなります(こっちの方が難しかったとい人も、中にはいるようですが)。
これら2つのコードの形ができるようになると、これだけで簡単な曲は弾けるようになります。
なので、最初のハードルがFとBの形をマスターするということになるのです。
ギターはこの壁を超えたら、一気に視界が広がります(笑)。
その他のギターを挫折する理由
Fが押さえられずに挫折する以外にも、ギターを挫折してしまう理由はいくつかあります。
その理由には、
- 手が小さくて指が開かない
- 指先が痛くて耐えられない
といった、肉体的な理由によるものの他に、
- 難しいと知らずに好きな曲から始めてしまった
- ギターをナメていた
- 何からやったらいいか分からなかった
- 教則本が面白くなさすぎた
- ギターを教えてくれる人が周りにいなかった
なんていうのも、結構挫折の原因になりそうです。
ギターを弾けるようになるには
では、ギターが弾けるようになるには、どうしたら良いのでしょうか。
一番確率が高い方法は、教えるのが上手い人にギターを習うことでしょう。
ギターをよく知っている人で教えるのが上手な人は、どこでギターを挫折しやすいかもよく分かっていますので、簡単なことから効率よく教えてくれます。
その教えにそって、毎日コツコツと弾いていると、少しずつギターは弾けるようになります。
1日5分でもいいので、「毎日ギターを触る」というのは、ギターをマスターするうえでとても大事です。
そして、ギターはいきなり弾けるようになる楽器ではないということを、予めよく覚悟してから始めてください。
人が弾いているのを見ると、なんとなく簡単そうに見えたりするので、「ちょっと練習したら自分も弾けるだろう」なんて思っていると、実際は思い通りにならず辞めたくなります。
なので覚悟は大事です。
そして、ギターの練習は恐ろしく地味です(笑)。
「かっこよくギターを弾く人に憧れてはじめたのに、こんな地味な練習ばかりなの?ちっともかっこよくないんだけど」なんて思うかもしれませんが、みんな初めはそういった地味な練習から始めて上達したのです。
そしてこうした地味な練習から逃げていては、いつまでたっても弾けるようになりませんし、上達することは決してありません。
ちなみにギターが上手になる人って、ロールプレイングゲームが得意な人だったりするのかなと思います。
RPGって、始めはつまらない地味な作業をひたすら続けて、ちょっとずつ成長させていきますよね。
ギターの練習も、まさにそんなイメージです。
まとめ
私は今ではそこそこギターが弾け、作曲まで手掛けますが、最初に高校生の時にギターを始めたときは見事にFで挫折しました。「これは自分には向いていない」と早々にさじを投げ、買ったギターは押入れの中へ。
しかし大学のときにもう一度ギターを弾きたいと思い、ギターにトライしました。このときは、以前のギターが押し入れにまだ仕舞ってあるものの、新しいギターを購入しました。
これが意外と、ギターが弾けるようになった理由だったりするように思います。というのも、やはり「弾きたい!」と思うギターでないと、なかなか毎日ギターに手が伸びなのです。
なので一度ギターを挫折した経験がある方で、もう一度トライしてみようかなと思っている人がいたら、ぜひ自分のお気に入りのギターを新調して、再びトライすることをおすすめします。