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温泉の種類(泉質)について 天然温泉・源泉かけ流しって何?ラドン温泉やラジウム温泉とは

日本の文化の1つに温泉がありますが、温泉っと一言で言ってもさまざまな種類(泉質)の温泉があります。また、「天然温泉」や「源泉かけ流し」という表記を見かけたりしますが、これってどんな意味があるのでしょうか。また、ラドン温泉やラジウム温泉とはいったい何なの。そんな温泉の疑問について調べてみたので解説します。

温泉と一言で言ってもいろいろありすぎて

「あぁ、たまには温泉につかって、のびりしたいなぁ…」なんて、思っちゃいますよね。

コロナ禍でなかなか温泉には行けませんでしたが、半年前に久しぶりに行き、それ以来またご無沙汰中です。

そろそろ夏の香りも漂ってきたので、また旅行熱がにわかに湧き上がってきています。

そこで、この夏は温泉行きたいなといろいろと調べていたところ、「温泉」と一言で言ってもいろいろあるんですよね。

そこでこの機会に、温泉の種類について、少し調べてみることにしました。

主な温泉の種類

まず、温泉の種類についてですが、日本には大きく10種類の泉質(温泉の溶存物質の種類)があるそうです。

それは、

  • 単純温泉
  • 二酸化炭素泉
  • 炭酸水素塩泉
  • 塩化物泉
  • 硫酸塩泉
  • 含鉄泉
  • 含よう素泉
  • 硫黄泉
  • 酸性泉
  • 放射能泉

の10種類です。

水にどんな物質が溶けているかにより、効能などの違いがあるわけなので、温泉に何か効果を期待して入るのであれば、この泉質を調べて目的にあった温泉に出かけてみるというのも良いかもしれません。

今回はひとつひとつの泉質の効果については触れませんが、機会があったらこれについても細かくお伝えできたらと思います。

天然温泉とは?

温泉が紹介される時などに、ときどき「天然温泉」という言葉を聞くことがあると思います。

では天然温泉とは何かというと、実は「温泉法」というものがあり、その規定を満たした温水や鉱水のことを「天然温泉」と言うそうです。

具体的には、地中から湧き出したもので、温泉法で定められた温度(25度以上)もしくは鉱物などの成分含有量を満たしたものだけが「天然温泉」に値します。

では、「天然温泉」ではない温泉は何かというと、「人工温泉」になります。

「人工温泉」は、一般的な温水に厚生労働省が認めた温泉成分を加えたものになります。

まぁここから類推できるように、やはりどうせ温泉に入るなら、天然温泉に入りたいですね。

源泉かけ流しとは?

温泉用語として天然温泉以外にも、「源泉かけ流し」という言葉を聞くことも多いかと思います。

「源泉かけ流し」とは何かというと、地中から湧き出た新しい源泉(温泉水)を、直接浴槽に注ぎこみ続け、浴槽からあふれたお湯はそのまま捨ててしまうというものです。

つまり源泉かけ流しとは、最も贅沢な温泉のお湯の使い方と言えます。「源泉完全放流式」と表記されることもあるようです。

でも「源泉かけ流し」以外もあるの?と思われた方もいるかと思いますが、溢れたお湯をろ過・再加温してリサイクルして使用する「循環式」という温泉もあります。

「源泉かけ流し」の場合、一定以上のお湯が安定して湧き出ている必要がありますので、湯量が豊富な温泉でないと難しいわけです。

ラドン温泉とラジウム温泉

ラドンは温泉にとけているラジウムが気化したもののことです。

安全な一定の濃度に保たれたラドンガスを浴槽内に送った温泉を「ラドン温泉」と言います。

ラジウム温泉は、ラドンとトロンを一定量以上含む温泉のことです。

温泉水が湧き出る途中で、放射性物質であるラドンやトロンを溶かし込みます。

放射性物質と聞くと体に有害なのではと考えてしまいますが、微量の放射能はむしろ免疫力向上の効果があるとされています。

また副作用についても、入浴時間が長くなってもほとんどないようです。

まとめ

日本には大きく10種類の泉質があるそうです。

その種類とは、

  • 単純温泉
  • 二酸化炭素泉
  • 炭酸水素塩泉
  • 塩化物泉
  • 硫酸塩泉
  • 含鉄泉
  • 含よう素泉
  • 硫黄泉
  • 酸性泉
  • 放射能泉

の10種類で、それぞれ含まれる好物糖の違いにより、効果が異なるとされています。

「天然温泉」とは「温泉法」により定められた規定を満たした温水もしくは鉱水のことで、地中から湧き出した温度(25度以上)もしくは鉱物などの成分含有量を満たしたもののことです。

それに対し、温水に何かしらの温泉成分を加えて作られたのを「人工温泉」と呼びます。

「源泉かけ流し」は、地中から湧き出た新しい源泉(温泉水)を、直接浴槽に注ぎこみ、浴槽からあふれたお湯は捨ててしまうという贅沢なタイプの温泉方式です。

これは湯量の多い温泉でしかできないものでもあります。

それに対し溢れたお湯をろ過・再加温してリサイクルするのが「循環式」です。

つまり、「天然温泉の源泉かけ流し」が、もっとも贅沢な温泉ということになります。

ラドン温泉やラジウム温泉は、ある一定以上の放射線物質(ラドン)を含んだ温泉のことです。

放射性物質を含むと言っても体に悪影響はなく、微量の放射能はむしろ免疫力向上の効果があるとされています。

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