スマホの急速充電の条件とは?純正アダプター以外でのUSB高速充電器選びのポイントなど
スマホの充電速度は飛躍的に向上し、急速充電機能が搭載された機種も増えています。
たまたま機種変更して今さらなのですが、純正の充電器とそうでない場合とでは、フル充電までの時間に、かなりの違いがあることを実感したものです。
実際に、フル充電までの予測時間が表示されるのですけど、急速充電と低速充電では、ウサギとカメほどの差があります。
その体験を通して急速充電の条件や、純正以外での充電器での急速充電は実現しないのかという、疑問がでてきたのです。
純正アダプターが意外とデカイ(汗)ので、例えばパソコンからのUSB接続による充電とか、予備として市販品の充電器を購入するときの選び方について、知りたくなりました。
同じような疑問を持たれている方に向けて、スマホの急速充電の仕組みや、純正アダプター以外で高速充電器を選ぶ際のポイントなど、知り得たことをわかりやすくお伝えします。
もくじ
スマホ急速充電のしくみ
急速充電とは、従来の充電よりも短時間でバッテリーを充電できる技術で、一般的には、バッテリー容量の80%程度までを短時間で充電することを指します。
急速充電を実現するには、充電器からより多くの電力をスマホに供給、具体的には、電圧と電流を調整することで、充電時間を短縮することがしくみの概要です。
急速充電のメリットは、なんといっても充電時間の短縮。
特に、外出先でバッテリーが切れそうな時は、高速充電モードで充電できれば、非常に安心します。
ところが、旅行用に購入したポータブル充電器からUSB接続で、スマホに充電すると、こればまあ低速充電なわけです(汗)
不思議なもので、こういうときはのんびり待てません。
充電マークの黒い部分が半分以下だったり、具体的にパーセント表示で50以下だと、早く満タンにしたい気持ちになります。
慌てる必要は全くないのですけどね・・・。
スマホ急速充電の規格
急速充電が行えるスマホは増えていますよね。
iPhoneにしろAndroidにしろ、人によっては急速充電に対応しているスマホだと気付かずに所有しているケースも、もしかするとあるかもしれません。
スマホの急速充電には複数の規格が存在しており、各スマホの公式サイトから型番ごとに、その規格をチェックすることで対応しているかどうかがわかります。
代表的な規格としては、
- USB PD(Power Delivery)
最大100Wの出力に対応。ノートパソコンやタブレットにスマホと幅広く採用。 - Quick Charge(クイックチャージ)
Qualcomm社が開発した規格。最大18Wの出力に対応。Androidに多い。 - Warp Charge(ワープチャージ)
Oppo社独自の規格。最大65Wの出力に対応。 - SuperVOOC(スーパーブライトチャージ)
Vivo社独自の規格。最大120Wの出力に対応。
などです。
GoogleのPixelシリーズやAppleのiPhoneシリーズは「USB PB」で、我が愛するSHARPのAQUOSシリーズも同様です。
スマホ急速充電の条件
急速充電するには、端的に言えば、
- スマホが急速充電に対応
- 充電器が急速充電に対応
- ケーブルが急速充電に対応
- 給電の出力が大きい
ということになります。
純正アダプター以外での急速充電
純正アダプターは、お使いのスマホが対応している規格に対応したもので、購入時に付属していることが多いと思いきや、別売り、なんて渋い製品もあるとかないとか・・・。
我が愛しのAQUOSシリーズは、急速充電が可能な純正アダプターが附属しております。
ただし、純正アダプターも、いつ、おかしくなるのかわかりませんし、意外にデカイので持ち運びの観点からすると、市販品の高速充電器を物色しておきたいところです。
市販品の高速充電器の選び方
純正アダプター以外で、市販品の高速充電器を選ぶポイントとしては、
- スマホ対応の規格:必須
- 出力ワット数:出力ワット数が高いほど、充電速度が速くなる。
- 安全性の高い製品:PSEマークなどの安全認証を取得している製品を選ぶ。
- レビューや評判:実際に購入した人のレビューや評判を参考に選ぶ。
といった点です。
間違いたくなければ、前述した規格に対応した充電器を選ぶしかありません。
- Android:Quick Charge(クイックチャージ)
- iPhone:USB PD(Power Delivery)
このような線引きもありますが、型番を申告して店員さんに聞いた方が早いです。
口コミのレビューや評判に関して、あまり信用しておらず、特に通販などで「まだ届いていませんが」と書かれている投稿を見ると、なんとも言えない気持ちになります・・・。
まとめ
急速充電は、スマホの充電時間を短縮できる便利な機能です。
しかし、条件や注意点を理解した上で使用することが重要ですが、バッテリーには、それなりの負荷がかかっています。
その証拠に発熱します。
急速充電しながらスマホいじりすると、結構、熱いなと感じるのであれば、そっとしておく方がバッテリーにはやさしいかなと。
いろいろと書きましたが、スマホの急速充電について、さらに詳しく知りたい場合は、各メーカーの公式サイトや専門サイトなどを参考にしてください。
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