会社を辞めるとき退職代行や退社代行サービスを使われるのはマナーや道理に欠ける行動?

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退職代行

転職、副業は当たり前で、自己都合退職の考え方も多様化してきた令和では、退職代行や退社代行というサービスの利用が伸びているとか。

自らの経験からすると、自己都合退職というのは、非常にストレスが溜まるものという認識が強いです。

ゆえにケースによっては退職代行、退社代行サービスの利用は、かなり合理的で、次のステップに進みやすいのではなかと推測しています。

そこで今回は、改めて退職代行サービスについて言及するものです。

昭和時代の自己都合退職

会社を辞める理由は人それぞれという前提で読んで欲しいのですが、個人的な経験からすると、退職までの居心地は決して良いとは言えませんでした。

定年退職ならば当日を迎えるまでは「お疲れ様ムード」が出るわけですが、20年以上前の自己都合退職や転職が退社理由であれば、全く雰囲気が異なっていたものです。

なぜかコチラが、「おかしいことをしている」とでも言いたげな、どこかよそよそしいと言いますが、微妙な雰囲気を感じ取った記憶は残っています。

しかも、退職の意向を示してから実際に退社するまで、後任が見つからないとかアレコレ理由を付けられて、1年半かかりましたからね。

雇われの呪縛から逃れることは、こんなにシンドイのかと、二度と組織には帰らないと決心させるに十分な体験をしました。

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退職代行サービス内容

退職代行とは、労働者の代わりに弁護士や専門業者を通じて会社に退職の意思を伝え、退職手続きを代行するサービスです。

退職代行の基本サービスは、事業者によって違いはありますが、

  • 退職意思の伝達
    労働者の代わりに、会社に退職の意思を伝えます。
  • 退職日・条件の交渉
    退職日や、有給休暇の消化日数などの条件について、会社と交渉します。
  • 退職手続き
    退職届の提出、離職票の発行、社会保険の手続きなど、退職に必要な手続きを行います。
  • 書類作成
    退職届や離職票などの必要書類を作成します。
  • 相談
    退職に関する相談に応じます。

が一般的です。

ちなみに退職代行サービス費用相場は、概ね2万~5万ですが、そもそも退職代行の運営元が重要なのではないかなと考えます。

退職代行利用の理由

近年は、パワハラや長時間労働、新卒学生の配属ガチャ外れなど、労働環境や内容が「思ってたんと違う」問題が深刻化していることが挙げられます。

エン転職のアンケートを参照すると、利用した理由は、

  1. 退職を言い出しにくかったから:50%
  2. すぐに退職したかったから:44%
  3. 人間関係が悪かったから:32%

がトップ3です。

それだけ退職って、いまだにストレスが掛かるものだということですね。

ゆえに退職代行を「使ってみたい」と考える人の多さも想像以上です。

これもエン転職では42%、フォーブスジャパンに至っては54.8%にも上ります。

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退職代行を希望する人

退職代行を使ってみたいという割合も多いわけですが、その理由としては、フォーブスジャパンの場合では、

  1. 有給消化・退職金など権利行使:42.8%
  2. 退職交渉は気まずい:42.2%
  3. 退職日まで不当な扱いを受けそう:36.4%

というのがトップ3です。

なんですか、この労働者に対して陰湿な仕打ちが垣間見える結果は・・・。

有給を全部消化して辞めたいですし、退職金も欲しいのが人情というもの。

それを実行すると、多分、嫌味を言う人が100%、どの職場にも存在すると推測できるではありませんか。

なんという器の小ささでしょうか。

この辺のセコい意識は、昭和の時代から全く変わっていないませんね。

退職代行を使われるのはマナーに反する?

退職したい会社を辞めたい本人からすると、一刻も早く退社してしまいたいという心理が伺えます。

筆者もそうでした。

ところが「使われる」側にある会社、それを知った上司や同僚が、必ずしも良い印象を持っているとは限らないという実態は、退職代行を使ってみたいというアンケート結果からも見て取れます。

だいたい、そういう人たちが根拠なく感情論でマナー違反だとか道理が違うと言い出すんですよね。

具体的には、

  • 自分の口で伝えるべき
  • 何かトラブルになるのでは?
  • 「立つ鳥、跡を濁さず」だから

なんて、訳知り顔で言うのではないかと考えます。

それらは当人がポリシーとして、そのような機会があったときに、どのような状況においても実行すればいいだけの話しです。

セクハラ等で出社もままならないケースだと、LINEでのやりとりすらも嫌悪感が出てしまうことでしょう。

ゆえにマナーだとか道理だとかで括れるものではないというのが、個人的な見解です。

まとめ

「会社を辞めるとき退職代行や退社代行サービスを使われるのはマナーや道理に欠ける行動?」というテーマで、退職代行サービスについて書きました。

これからは退職代行の市場は伸びそうな感覚です。

使われる企業としては、本人が直接、意思表示や手続きなどを望むでしょうけど、退職代行を利用するほど譲れない何かがあると言えるのでは。

同僚には直接言えるが、上司には言いたくないとか、その辺は複雑なものだと推測しています。

ゆえにワンクッションはさむ方が、都合が良いこともあるのではないかなと。

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転職志望者のための円満な退職ステップ!必要な手続きから意思表示そして引き継ぎまで

参照

7700人に聞いた「退職代行」実態調査 | エン・ジャパン(en Japan)

働く女性の6割が「退職代行を使ってみたい」 | Forbes JAPAN 公式サイト

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