女優ジェーン・バーキンについて セルジュ・ゲンズブールや映画作品、エルメスのバッグなど

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女優ジェーン・バーキンについてご紹介します。ジェーン・バーキンというと思い浮かべるのがセルジュ・ゲンズブールのこと。そしてエルメスのバッグ「バーキン」のことでしょう。ジェーン・バーキンの恋人や娘たち、映画作品のことなども。

ジェーン・バーキンという人

女優のジェーン・バーキンが、2023年7月16日に亡くなられました。

私にとってジェーン・バーキンと言うと、美人でおしゃれでかっこいい!というイメージの人で、若い頃は映画やファッションの面でも、友達との会話でよく名前が上がる人でした。

ジェーン・バーキン(Jane Birkin)。本名はJane Mallory Birkin。1946年12月14日生まれ。

イギリス出身の女優であり、歌手、モデルでもありました。

ずっとフランス人だと思っていましたが、もともとはイギリス人で、早くからの結婚を機にフランス国籍も取得され、その後フランスにずっと住んでいたので、なんとなくフランスの女優というイメージがついているようです。

若い頃のジェーン・バーキンは、何と言ってもとても美しい!特に目と唇に特徴があり、あの大きな目で見つめられたら、もう身体が動かなくなってしまいそうです。

そしてファッションも、シンプルながらとてもおしゃれ。白いTシャツやシャツとジーンズだけなのに、なんであんなにおしゃれなんだろうって、いつも思いながら、やはりファッションは体型と、それにマッチした洋服のサイズとのバランスなんだな、と気付かされたものです。

身長は173センチと、さすがモデルさんだけあって背も高くスラッとしているのですが、顔が小さいからか凄くスタイルが良いんですよね。脚も長い!

どこかフェミニンでありながらも、かっこよさも兼ね備えていたのがジェーン・バーキンです。

とこのような説明を読むと、なんだかクールな感じがするかも知れませんが、ジェーン・バーキンの良さはあの人懐っこい笑顔にあると思います。

彼女の写真を見ると、笑っている写真がいかに多いことか!

恋人といる時も、老いてからも、ジェーンはいつも笑っていた。それもすごく楽しそうに!

こういったところに、美貌や才能だけでないジェーン・バーキンの魅力が溢れていたのだと思います。

そんなジェーン・バーキンですが、この度闘病の末に、76歳で永眠されました。

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ジェーン・バーキンとセルジュ・ゲンズブール

ジェーン・バーキンと言うと、必ず対になって名が上がるのが、やはりセルジュ・ゲンズブールでしょう。

ジェーンは1963年の17歳の時に戯曲『彫像』に出演したことから芸能活動をスタートさせ、1965年の18歳のときに映画『ナック』のオーディションに受かり、端役として女優デビューします。

そしてその映画『ナック』の音楽担当だったジョン・バリーと、なんと18歳で結婚。すぐにケイト・バリー(写真家)を出産します。

1967年にはミケランジェロ・アントニオーニ監督の映画『欲望(Blowup)』に出演。そして1968年には結婚生活わずか3年でジョン・バリーとは離婚し、フランスに渡ります。

1968年、フランス映画『スローガン』に出演したジェーンは、主役を演じたセルジュ・ゲンズブールと出会います。

そんなゲンズブールに一目惚れし、18歳年上のセルジュとの歳の差カップルが誕生します。

ゲンズブールは既に歌手としても成功しており、作曲家・作詞家としてフランス・ギャルに楽曲の提供をしてヒット作などを出したり、女優ブリジッド・バルドーとの関係を持つなど、あらゆる面で注目されている人物でした。

そして同年、ジェーンとゲンスブールとはデュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」をリリースするも、内容が過激であったために各国で放送禁止に。それが却って2人を「反逆的カップル」として、崇拝の対象となっていきました。

やがて、ジェーンとゲンズブールの間にはシャルロット・ゲンズブール(女優)が生まれます。

その後、1980年にゲンスブールとは別れますが(ジェーンはゲンズブールと法的に婚姻はしていない)、この間の2人は何かと話題の中心であり、多くの写真が残されています。

ちなみに、1981年には映画監督のジャック・ドワイヨンと交際し、3女のルー・ドワイヨン(マルチアーティスト)をもうけています。

ジェーン・バーキンといえば、エルメスの「バーキン」

そしてもう1つ、ジェーン・バーキンの名前を有名にしたものとして、フランスの老舗ブランド「エルメス」がリリースしている定番バッグ「バーキン」でしょう。

このバッグはその名も通り、ジェーン・バーキンの名前が由来となっています。

これはエルメス社の社長とジェーンとが偶然にも飛行機で隣り合わせになった際、ジェーンが手持ちのカバンになんでも無造作に物を詰め込んでいるのを見て、何でも入れられる(たくさん物が入って入れやすい)バッグを作り、ジェーンに贈ったことがきっかけなのだそうです。

今もなおエルメスの人気バッグであり、憧れの超高級バッグとして有名な「バーキン」ですが、そんな偶然の出会いと、飾らないジェーンの性格とが産んだ、とてもユニークなエピソードだと思います。

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ジェーン・バーキンの映画作品

ジェーン・バーキンの出演した映画作品の一覧がこちらです。

1965 ナック
1966 カレードマン大胆不敵
欲望
1968 ワンダーウォール
1969 太陽が知っている
スローガン
カトマンズの恋人
1970 ガラスの墓標
1972 女の望遠鏡(マドモアゼル a GO GO)
1973 ドンファン
ジェーン・バーキン in ヴェルヴェットの森
1974 おかしなおかしな高校教師
1975 まじめに愛して
冒険喜劇 大出世
麗しのカトリーヌ
仮面/死の処方箋
1976 ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ
スキャンダル
1977 ムッシュとマドモアゼル
1978 ナイル殺人事件
1979 メランコリー・ベビー
1981 放蕩娘
エゴン・シーレ/愛欲と陶酔の日々
1982 地中海殺人事件
1983 愛しのエレーヌ/ルルーとペリシエの事件簿
1984 ラ・ピラート
地に堕ちた愛
1985 熱砂の情事
ベートーヴェンの甥
マンスフィールドの追憶 孤独な果実
1986 悲しみのヴァイオリン
1987 右側に気をつけろ
ふたりだけの舞台
1988 カンフー・マスター!
アニエスv.によるジェーンb.
1990 ダディ・ノスタルジー
1991 二重誘拐
美しき諍い女
1995 百一夜
1997 恋するシャンソン
1998 シャンヌのパリ、そしてアメリカ
2000 ジェーン・バーキン in シンデレラ
2001 本日の主役
2001 これが私の肉体
2002 Merci Docteur Rey
2007 Boxes
2008 アニエスの浜辺
2009 小さな山のまわりで
2010 テルマ、ルイーズとシャンタル
2012 ある愛へと続く旅
2013 Quai d’Orsay
2016 彼女とTGV

実はジェーン・バーキン、あれほど有名な女優であるものの、女優としての目立った受賞歴はほとんどないのです。

それでも世界中からあれほど愛されたというのは、凄いことだと思います。

映画では原作や監督も行い、また歌手としても20枚以上のアルバムをリリースされています。

まとめ

女優ジェーン・バーキン(Jane Birkin)は、1946年12月14日にイギリスで生まれ、20歳の時にフランスへと渡りました。

職業は、女優であり、歌手であり、モデルです。

17歳の時に戯曲でデビューし、18歳の時に出演した映画『ナック』の音楽担当だったジョン・バリーと結婚。1児をもうけます。

その後は映画『スローガン』で共演した18歳年上の歌手であり俳優のセルジュ・ゲンズブールと交際し、ゲンスブールとのデュエット曲「ジュ・テーム・モワ・ノン・プリュ」のヒット(歌詞が過激すぎて放送禁止)により、一躍時の人に。

そしてゲンズブールとの間には、後に女優となるシャルロット・ゲンズブールをもうけます。

またゲンズブールと別れた後は映画監督のジャック・ドワイヨンとの間に3女をもうけるなど、恋多き女としても有名です。

イギリス人であるジェーン・バーキンは20歳の頃からフランスで活躍したため、どこかフランス人女優のイメージも強い人です。

フランスの老舗ブランド「エルメス」の人気バッグ「バーキン」は、ジェーン・バーキンとエルメスの社長とが偶然機内で隣り合わせになったことから誕生したものです。

ジェーン・バーキンはあまり飾らないナチュラルなライフスタイルが、多くの人を惹きつけた人でもあるようで、多くの写真に見られる自然体な笑顔がそれを物語っているように思います。

2023年7月16日に、娘のシャルロットに介護された闘病生活の末、76歳で自室にて永眠されました。

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