ショック!1日3時間以上スマホを使う子は偏差値が50以上にならない?勉強は紙と鉛筆こそが最強
1日3時間以上スマホを使う子は、どんなに勉強をしても、しっかり睡眠を取っても「偏差値が50以上にはならない」ということが、とある脳科学者の研究によりわかったそうです。そして、勉強はタブレットなどを使って学習するよりも、「紙と鉛筆」こそが最強だそうです。まさに、うちの子の成績が上がらない理由は、これだったのか…。
もくじ
悲報!うちの子の学力が上がらない理由
悲しいお知らせです。我が家の下の子の学力が上がらない理由がわかりました。
その理由は、「1日に長時間タブレットを触っているから」ということです。
塾も行っているし、睡眠もわりと確保している(7時間は寝ている)、学校の宿題もきちんとやっている、なのにちっとも成績が上がらない。
まさに成績は中の中で「オール3」みたいな子です。
週に3日も塾に通っているし、なんなら土日も模試や補修などで塾の日もあり、親としては「結構頑張ってるのに、どうして成績上がらないかなぁ」と感じていました。
せっかく頑張っても成績が上がらないと、本人もツラいだろうに…と。
今年は中3で高校受験。「そのうちに成績上がるでしょ」、なんて言っているほど悠長に構えているほど時間は残されていません。
1日3時間以上スマホを使う子は偏差値が50以上にならない
そんな事を考えていたら、「1日3時間以上スマホを使う子は、偏差値が50以上にならない」という脳科学者の調査結果が目に入りました。
正直、「やっぱりそこか…」という気はしていたのですが、はっきりと言われてしまうとショックでした。
もともと子供には中学まではスマホを与えないようにしていました。スマホ依存になることを避けるためです。
そして今もスマホは与えていません。しかし、タブレットやパソコンは家にあるので、これらを自由に使っています。
これがどうやら良くなかったようです。
部活もわりと暇な部で、友達ともさほど遊ばない下の子は、塾に行く以外は家でタブレットをいつもいじっています。もしくはパソコンを。ちなみに、テレビは全く見ません。
夜は11時ころに寝るので、塾のある日はタブレットを触る時間は3時間に満たない日もあるかも知れませんが、塾のない日や土日などは、家の中を移動するにもタブレットを持ってウロウロ。
ICT教育なども普及して、学校からタブレットを貸与され宿題をする時もあったりするので、こういった機器に慣れていることは有利かなと思ってもいたのですが、それ以上に学習を妨げる効果のほうが大きかったとは、正直ショック。
もっと早く知りたかった…。
習慣を変えることの難しさ
その脳科学者は、決して「スマホやタブレットをやるな」とは言っていません。
ただ、
- 1日に1時間未満にすること
- 就寝の1時間前までにはやめること
の2つを推奨しています。
なので、せめてこの2つを守るように、うちの子も改善していこうと思うのですが、一旦習慣化されたものってなかなかやめるのが難しいというのもよくわかっています。
つまり、課題はまさにそこなのです。
一気に止めることは不可能でしょうから、ちょっとずつでもタブレットの使用時間を減らせるように、緩和策を考えました。
それが、
- 平日は1日1時間まで
- 休みの日は2時間まで
使用OKということに。
そして、就寝1時間前(22時)には必ずやめる。
ということをルール化していこうと思います。
これなら、全くタブレットがいじれないわけでもありませんし、受験生である今の状況を考えれば、少しは本人的にも納得できるのではないかと。
この夏休み期間になんとかこの新たなルールを習慣化できるよう、親子で頑張っていきたいと考えています。
問題は暇な時間に何をするか
新たなルールを習慣化する上で、1つの問題があります。
それは、「タブレットをいじらない暇な時間に何をするか」です。
「その時間は勉強でしょ!」と言いたいところですが、あまりに厳しくしすぎると反発するのがこの年頃の子供です。
なので、スマホ・タブレット・PC以外なら、なんでも良いかなと思っています。
テレビでもいいし、漫画でもいいし、本当ならボーッとしたり、読書したりしても良いんじゃないかなと思うのですが。
そして少しでも勉強時間が増えれば、それに越したことはないのですが。
勉強は紙と鉛筆を使ってやるのが一番
文部科学省の「GIGAスクール構想」により、一人一台のタブレットが生徒に割り当てられるようになりました。
コロナ禍では感染対策の関係上、学校に登校できない日も多かったため、リモートで授業を行わざるを得ず、端末を全生徒に用意するというのはとても画期的なことではあったと思います。
また、学校の授業や宿題によっては、デジタル機器を利用したほうが、学習向上につながることもあるでしょう。
ただ、普通の勉強に関しては、タブレットなどを使った勉強法よりも、紙と鉛筆を使って手を動かしながら勉強したほうが、断然学力向上につながるようです。
調べ物もネットではなく辞書などを使うほうが、脳がより働き記憶にも深く残るそうです。
実はこれについては個人的にも経験しているので、薄々はそう感じていました。「やはりそうだったか」という感じです。
というのも、わりとデキの良かった上の子が、これまで利用していた紙の学習教材を、中学に進学したタイミングで子供の希望によりタブレットを使った形式に切り替えたことがありました。
するとその途端、あれよあれよといううちに、成績が下がっていきました。きちんと課題をこなしているにも関わらずです。
あわてて紙形式に戻したところ、再び成績は安定してきたという経験をしたことがあったのです。
テクノロージの進化により、世の中には新しいサービスが次から次へと登場します。
そしてその新しいサービスは、「過去のものよりも良いのが当然」だと、私たちは無意識に思いがちです。
しかし「必ずしもそうではない」ということです。
考えてみれば、仕事においてもインターネットやパソコンにより便利になりスピーディーに仕事をこなせるようになりました。
では、その分仕事時間が短くなったり、給料が増えたかと言われると、全くそうではありません。
相変わらず同じ時間働き、給料は変わらないまま。
確実に仕事の処理量は増えたはずなのに、それによって時間もお金も増えていない状況って、どうなんでしょうね。
これって、本当に「良い進化」だと言えるのでしょうか。私たちはより幸せになったのでしょうか…。
まとめ
脳科学者の調査結果によると、「1日3時間以上スマホ(タブレット、PCを含む)を使う子は、どんなに頑張って勉強しても偏差値が50以上にならない」そうです。
偏差値を上げたければ、スマホ使用は
- 1日1時間未満
- 寝る1時間前は触らない
とすることが推奨されています。
また、タブレットやパソコンを使った学習方法では思うように成績は上がらず、結局は紙と鉛筆を使って勉強するスタイルが最強ということです。
調べ物もネットで調べるのはなく、辞書を使って調べた方が、脳に深く記憶されるため学習向上につながるそうです。
ただし一度身についた習慣はなかなか変えることができません。
なので、もしも徐々に1日3時間以上スマホを使う習慣ができてしまっている場合は、少しずつ段階を経て減らしていき、最終的には使用時間を1日1時間未満になるようにしましょう。
物理的に手元にない(捨てる)というのが、きっとベストなのでしょうけど…。