京都で私立中学校を検討している保護者の方にとって、偏差値ランキングは重要な情報源です。
とはいえ、ただ数値が高いだけで選ぶのではなく、「どんな教育方針なのか」「その後の進学実績はどうか」「学費は?」といった観点も合わせて比較する必要があります。
この記事では、2025年度版として最新版の京都府内における私立中学校の偏差値ランキングトップ10をご紹介します。
また、各学校の特色や進学実績、共学か別学か、さらに近年の中学受験の傾向なども解説しながら、単なる偏差値だけではわからない学校選びのヒントをお届けします。
京都の私立中学校 偏差値ランキング ベスト10【2025年度最新版】
京都府内には、2025年現在で29の私立中学校があります。
そのうち、中学受験市場で特に人気・実績ともに注目されている学校を、偏差値順にランキング形式でご紹介します。
以下の偏差値は、四谷大塚や日能研などの大手進学塾のデータを基にした合算参考値です。
- 洛南高等学校附属中学校 偏差値74(共学)
- 洛星中学校 偏差値70(男子校)
- 東山中学校 偏差値64(男子校)
- 同志社中学校 偏差値63(共学)
- 京都女子中学校 偏差値62(女子校)
- 立命館中学校 偏差値61(共学)
- 同志社女子中学校 偏差値60(女子校)
- 立命館宇治中学校 偏差値59(共学)
- 同志社国際中学校 偏差値58(共学)
- 京都聖母学院中学校 偏差値56(女子校)
これらの学校は、いずれも難関大学への進学実績が高く、中高一貫教育を活かした独自のカリキュラムを持っています。
たとえば、1位の洛南高等学校附属中学校は、仏教系(真言宗)の教育をベースに、難関大学合格者数でも関西トップクラスを誇る名門です。
洛南高等学校附属中学校の特徴
洛南は、中学からの入学組と高校からの外部受験組が区分されており、中学入学生は「六年一貫教育」で東大・京大・医学部などへの進学を視野に入れた指導を受けます。
文武両道の精神を掲げ、クラブ活動も非常に活発です。
制服は伝統的なスタイルで、特に女子の制服は「クラシカルで品がある」と全国的にも高評価を得ています。
基本情報:
住所:京都府京都市南区壬生通八条下ル東寺町559
HP:https://www.rakunan-h.ed.jp/
女子校・男子校・共学校の割合と傾向
ランキング上位10校のうち、男子校2校、女子校3校、共学5校という構成になっています。
近年では共学志向の家庭が増えており、女子の保護者からは「思春期の異性との自然な関係性を学んでほしい」との声も目立ちます。
一方で、男子校・女子校の方が学校の方針が明確で進路指導も手厚いという評価もあり、学校選びにおける重要なポイントになっています。
注目の中堅校とその魅力
偏差値56〜59のゾーンに位置する学校にも、近年注目度が高まっている中堅校があります。
たとえば、同志社国際中学校は帰国子女の受け入れ実績が豊富で、グローバルな環境を重視する家庭に人気です。
また、京都聖母学院中学校は女子校としての礼儀教育に加え、2020年代に入りICT教育や探究学習にも積極的に取り組んでいます。
京都府外との比較:大阪・兵庫との偏差値格差は?
関西圏全体で見ると、大阪や兵庫には偏差値75以上の私立中学がさらに多く存在します。
ただし、京都は校数が少ない分、1校あたりのブランド力や志望者の質が非常に高いのが特徴です。
「少数精鋭で選ばれた人材が集まる環境で学ばせたい」と考える家庭には、むしろ京都の中学受験は魅力的な選択肢と言えるでしょう。
偏差値だけでなく多角的に比較を
偏差値は、あくまで合格可能性を示す「目安」にすぎません。
実際の教育内容や学校の雰囲気、進学実績などを踏まえて、自分の子どもに本当に合う学校を見極めることが大切です。
京都の私立高校 偏差値ランキング ベスト10【2025年度最新版】
京都で高校受験を考える際、私立高校は公立とは異なる魅力や教育方針を持っています。
特に私立ならではの特色あるコースや進路指導体制に魅力を感じて選ぶ生徒・保護者も増加傾向にあります。
ここでは、2025年度最新版のデータをもとに、京都府内の私立高校に絞った偏差値ランキングベスト10をご紹介します。
また、各校のコース特徴や併願状況、学費目安、進学実績なども併せて解説し、偏差値だけでは見えてこない比較ポイントも掘り下げます。
京都の私立高校 偏差値ランキング(2025年版)
以下は、大手模試・進学塾などのデータをもとに集計した偏差値ランキングです。
各高校は複数のコースを設けている場合が多く、コースによって偏差値に差があります。
- 洛南高等学校 普通科空パラダイムコース 偏差値75
- 同志社高等学校 偏差値72
- 洛南高等学校 普通科海パラダイムコース 偏差値72
- 立命館高等学校 普通科MSコース 偏差値72
- 立命館高等学校 普通科コアGJコース 偏差値70
- 京都女子高等学校 普通科Ⅱ類 偏差値69
- 同志社国際高等学校 偏差値69
- 京都共栄学園高等学校 普通科バタビアコース 偏差値68
- 東山高等学校 普通科パスカルコース(理系特進) 偏差値68
- 立命館高等学校 普通科コアコース 偏差値68
洛南・同志社・立命館が三強!圧倒的な進学実績
ランキング上位に並ぶのは、洛南、同志社、立命館といった京都を代表する名門私立高校です。
中でも洛南高等学校は「空パラダイムコース」「海パラダイムコース」という進学特化型のカリキュラムを持ち、東大・京大・国公立医学部への進学者数が全国レベルで高水準を誇ります。
同志社・立命館系列は、大学付属校としての強みがあり、内部進学を前提としたコースが整備されているのも特徴です。
難関大学を狙う進学校としてだけでなく、「一定の成績をキープすれば推薦で進学できる」という安定感が、保護者からの支持を集めています。
中学からの内部進学と高校入試組の違い
ランキング上位校の多くは、中高一貫教育を導入しています。
そのため、既に中学から入学している内部進学生と、高校からの外部受験組とで教育内容や進度が異なるケースがあります。
たとえば、洛南では「一貫コース」と「高入コース」で授業編成が異なり、外部受験生にはより高い到達度が求められます。
この点を理解せずに志望すると、「進度についていけない」「既に内部生と差がついている」と感じることもあるため、事前の情報収集が肝心です。
共学校と別学校のバランス
今回のトップ10を見ると、共学校が7校、男子校が1校(東山)、女子校が2校(京都女子、同志社女子)という構成です。
中学に比べると、高校では共学志向がより顕著で、学校側もジェンダー多様性に配慮した教育体制を整えつつあります。
その一方で、男女別学ならではの集中力や学校生活の安定性を重視する家庭も根強く、特に京都女子高等学校や東山高校のような伝統校は依然として高い人気を保っています。
併願パターンと学費事情
私立高校を受験する際には、多くの受験生が公立高校との併願を行います。
たとえば、立命館や同志社を「滑り止め」として確保しつつ、堀川や西京といった公立トップ校にチャレンジするパターンが定番です。
ただし、私立高校の学費は授業料・施設費・教材費などを含め年間80〜120万円前後が目安です。
国の高等学校就学支援金制度や、京都府独自の助成制度などを活用すれば負担軽減は可能ですが、それでも公立に比べて高コストとなる点は否めません。
近年のトレンド:探究学習とグローバル教育
上位校では、単なる進学実績だけでなく、探究学習やPBL(課題解決型学習)、国際交流などをカリキュラムに取り入れる動きが活発です。
特に同志社国際高校や立命館宇治高校では、海外大学との連携や留学プログラムも充実しており、「世界を見据えた教育」に力を入れています。
単に偏差値の高さだけではなく、教育内容の質や将来像の広がりも重視する時代になっています。
京都の高校 偏差値ランキング ベスト10【公私立混合・2025年度最新版】
高校受験では「公立か私立か」という選択が、学費・進学実績・教育方針などに大きく影響します。
京都府内には公立・市立・私立合わせて約250校の高等学校がありますが、その中でも学力的にトップ層に位置する高校は限られています。
この章では、京都の高校全体の中で偏差値上位10校を、公立・私立を問わず一覧で紹介します。
また、それぞれの学校のコース特色や教育内容の違い、公立校の強さの背景についても深掘りしていきます。
京都の高校 偏差値ランキング(2025年・公私立混合)
以下は、2025年時点での京都府内における高校の偏差値ランキングです。
私立と公立を含めた形で、より客観的な学力比較が可能となっています。
- 洛南高等学校 普通科空パラダイムコース 偏差値75(私立)
- 京都市立堀川高等学校 人間探究科・自然探究科 偏差値73(市立)
- 嵯峨野高等学校 京都コスモス科自然科学系統専修 偏差値72(府立)
- 同志社高等学校 偏差値72(私立)
- 洛南高等学校 普通科海パラダイムコース 偏差値72(私立)
- 立命館高等学校 普通科MSコース 偏差値72(私立)
- 京都市立西京高等学校 偏差値71(市立)
- 嵯峨野高等学校 京都コスモス科人間科学・自然科学系統共修 偏差値71(府立)
- 桃山高等学校 自然科学科 偏差値70(府立)
- 立命館高等学校 普通科コアGJコース 偏差値70(私立)
市立・府立高校の健闘が目立つ京都の教育環境
京都では、私立の名門に加えて、市立や府立の高校も全国的に高い評価を受けています。
特に堀川高校・西京高校・嵯峨野高校は「京都公立御三家」と呼ばれ、公立ながら東大・京大・医学部などの難関大学への進学者を多数輩出しています。
この背景には、京都市教育委員会が20年以上前から推進してきた「探究科カリキュラム」があり、一般的な公立校の学びとは一線を画す内容となっています。
探究科とは?京都市立の公立進学校の柱
京都市立堀川高校の「人間探究科」や、西京高校の「エンタープライジング科」、嵯峨野高校の「京都コスモス科」など、各校で独自の探究学習プログラムが導入されています。
これらの学科では、通常の教科の学習に加えて、論文作成・プレゼン・フィールドワークなどを通じた高度なアウトプット力が求められます。
結果として、難関大学のAO入試・推薦入試などにも強く、学力だけでなく思考力や表現力を重視する入試制度への適応力が高いのが特徴です。
公立校でも偏差値70超え!教育の地域格差が縮小中
ランキング上位10校のうち、半数が公立校という点は非常に注目に値します。
私立の進学コースに勝るとも劣らない指導力と、自学自習を支える制度設計が進んでいることが、公立高校の躍進を後押ししています。
経済的な負担を抑えながら質の高い教育を受けられるという点で、京都の公立高校は全国的にも優秀なモデルケースといえるでしょう。
私立・公立どちらを選ぶかは「進路戦略」で決まる
私立は「内部進学」や「充実した受験対策」が魅力ですが、公立は「自由な校風」「進路選択の柔軟さ」「学費の負担軽減」などで支持されています。
保護者・生徒の間では、単純に偏差値の高さだけでなく、「どのような進学ルートを取りたいか」「どんな高校生活を送りたいか」といった、将来のイメージに基づいて選ぶ傾向が強まっています。
また、最近では「中学から私立→高校は公立」「公立中学→私立高校」といった選択肢も増え、多様な組み合わせが可能になってきました。
まとめ
京都府内の中学・高校には、私立・公立ともに全国屈指の実力校が多数存在します。
偏差値だけでなく、教育方針や進路実績、校風など多角的な視点で比較し、自分やお子様に合った学校選びを行うことが重要です。
私立中学受験に挑戦するもよし、公立から高偏差値の高校を目指すもよし。どのルートにも可能性があります。
未来を見据えた進路選択の一助となれば幸いです。

