離婚を決めた理由をランキングにしてみた!離婚理由はお金?性格?姑?興味深い内容とは
結婚より離婚の話題が大好物な人っていますよね。
他人の不幸話でメシが美味いなんていうブッラクジョークもあるぐらいですが、令和元年度の司法統計によれば、調停離婚は22,893件でした。
多い少ないよりも興味深いのは離婚に至った理由だと思います。
大体の見当は付くと思いますが、データとして表わされると説得力が増すため、改めて調べてみました。
物好きとは思わずに、離婚を回避するための情報として活用して頂ければと思います。
もくじ
離婚を決めた理由のランキング
家庭裁判所に申立てをした動機についてのデータをまとめて、夫側と妻側のそれぞれの立場から、離婚を決めた理由としてランキングしてみました。
項目の後にある数字は件数です。
夫側(男性側)からの申立て
- 性格が合わない:9,958
- 精神的に虐待する:3,326
- 異性関係:2,218
- 家族親族と折り合いが悪い:2,162
- 性的不調和:1,963
妻側(女性側)からの申立て
- 性格が合わない:17,242
- 生活費を渡さない:12,943
- 精神的に虐待する:11,094
- 暴力を振るう:9,039
- 異性関係:6,800
離婚を決めた理由のランキング、この記事では家庭裁判所に申立てをした動機が元データですが、動機から見えてくる離婚事情を推察してみます。
日本の離婚理由から事情を推察
申立て件数を見ると、夫側は16,502件、妻側は44,040件と3倍近い差があることから、傾向としては、妻は夫から何らかの不利益を被っているケースが多いと言えます。
しかしお互いの離婚理由のトップは「性格が合わない(性格の不一致)」となっていることから、妥協の仕様がない部分でのズレが離婚を発生させているのが現状でしょう。
また妻側から申立ての特徴は、夫側から心身的な圧力(モラハラやパワハラなど)を受けている可能性も伺えます。
「暴力を振るう」「生活費を渡さない」ということでは夫婦関係の修復は難しい段階で申立てをしているようにも見えます。
旦那または妻がストレスで離婚したい
データはコロナ禍となる前の令和元年度のものですから、外出自粛やリモートワークによる環境の変化によるストレスを理由とする離婚については、読み取ることができません。
恐らく令和2年度のデータには、離婚を決めた理由のランキングに食い込んでくることも考えられます。
夫婦であっても四六時中同じ空間で過ごせば、ストレスが発生する出来事やきっかけが増えてもおかしくありません。
定年退職した旦那が自宅に居るだけで体調を崩す妻が居るように、在宅ストレスによる離婚件数は目立ってくるのではないでしょうか。
まとめ
離婚を決めた理由をランキングにしてみると、
- お金:生活費を渡さない
- 性格:合わない(最も多い件数)
- 姑:家族親族と折り合いが悪い
タイトル通りの結果になっていました。
巷でささやかれる離婚のウワサ話は、あながち間違っているとは言えないかもしれません。
出典:司法統計情報 | 裁判所