【失敗談】エアコンの分解清掃 自分でやったら、まさかの壊れた… やらないほうがいいこと・注意点
最近エアコンの効きが悪いので、分解清掃を自分でしてみました。その結果、まさかの破損。致命的なパーツを壊してしまい、エアコンの効きどころか、機能しなくなってしまいました。その経験から、エアコン清掃時にやらないほうがいいこと、注意点など、私の失敗談を含めお伝えします。
もくじ
エアコンの効きが悪い、だったら一度…
猛暑が続く中、夜眠れないのはツラいこと。
それなのに、何故かこのところ、効きが悪い我が家のエアコン。
送風口から手をあててみると、なぜか右端の方からしか風が出ていない。
それに温度設定を下げても、しばらくすると止まってしまい、うんともすんとも動かない。
お決まりのネットで調べてみたところ、汚れが原因では?という。
フィルターはさほど汚れていないし、エアコンの洗浄スプレーもシーズン前にやったという。
あとはどこが汚れてる?と思ったら、送風ファン!
送風ファンを清掃したら、エアコンの風がよく出るようになったという記述もあったので、一度本格的に清掃してみようとことに。
これが悪夢の始まりでした…。
どうせ清掃するなら
私は完璧主義のA型。やるからには、徹底的ににやる!
と言うのは冗談ですが、せっかくだから掃除できるところはきれいにしようと思いました。
実際見てみると、結構汚れています。
フィルターにも薄っすらとホコリが溜まっていますし、ルーバーやファクト周辺、その中などもけっこう汚れていました。
ホコリの付着もそうですが、エアコンは除湿の際に水を排出するので、水とホコリとによりカビっぽい汚れも。
これが吹き出し口周辺にあると、健康上もよくないなと思い、こういったところも拭き掃除をしていきます。
意外と簡単にきれいにはなるものの、普段外しているレベルだと、掃除できる箇所も限られてきます。
この程度の掃除で、エアコンの性能が復活するとは思えないので、もう少し踏み込んでみることに。
そこで安全のため、電源プラグをコンセントから抜き、本格作業に入ります。
今はYouoTubeという強い味方がいるので、なんとも心強い(笑)。
なんて余裕をかましながら…。
YouTube動画を見ながら分解に挑戦
YouTubeでエアコンの分解清掃の動画を見ながら、なんとなく概要を掴んでいきました。
同じ型番のものはなかったのですが、同じメーカーの似たようなタイプのものがあったので、それを参考に。
目的は送風ファンを外して洗うこと。
これで再び涼しい風がバリバリと出てきてくれたら、万々歳です。
順調に外装パーツを外し、一部電気の配線なども外しながら洗えそうな外装は全て外しました。
この状態では送風ファンが下から丸見えなのですが、たしかにひどい汚れ。白い汚れが黒いファンにこびりつき、掃除機で吸っただけではきれいになりません。
綿棒のようなもので擦ってみましたが、意外としつこくこびりついていて、やはりこいつは外してガシガシ洗いたいところ。
そう思って送風ファンを外そうと思うものの、左側はなんとか外れましたが、右側が外れない。
後からわかったことですが、よく見るとファンの右側の一分に欠けがあり、その奥にあるビスを緩める必要があったようです。
これに気づけないまましばらく奮闘した末、送風ファンを外すのは諦めて、地道に綿棒で汚れを落とし、再び送風ファンの左側を取り付け、配線も戻し外装パーツも取り付け、元の状態にまで戻しました。
フィルターも洗ったし、外装パーツも水で洗い、これで一応クリーニングは完成!
さて、涼しい風は出てくるかな?
結果、壊しました…
電源を入れ、エアコンのスイッチをオン!
おっ!全体から勢いよく涼しい風が出てきた!
やはり送風ファンの汚れが原因だったのか?(ただ、定かではない)
なんて喜んでいたら、なんだか前よりちょっと音がうるさいぞ。
そう思っているうちに音はどんどん大きくなり、やがて振動が起き始め、遂にはエアコン本体自体がガタガタと振動し始めました。
えーっ!なになに?と思って、とりあえずスイッチをオフに。
そうしてもう一度改めてスイッチをオンにしてみると、すぐにカラカラといって、何かが内部で落ち、それがガラガラと音を立てている。
明らかにおかしい。そう思って再び分解してみると、送風ファンの左側の軸が折れ、ファンの中に落ち込んでいました。それが回ってガラガラと鳴っていたわけです。
この時点で、チーン!試合終了です。
さすがに部品が壊れてしまったら、直せません。
どうして左側の軸が折れたのか、思いあたる節もなくはありません。それは、送風ファンを取り付けたとき、取り外す前より少し回転がシブいと感じていたんですよね。でもまぁ、大丈夫だろうと。
取り付け時にきちんと左側が正しくハマっていなかったのかなと、今となっては思います。
しかし、これも後でネットを調べてみたところ、分解時に送風ファンを壊す人が意外と多いそう。わりと軸の部分が華奢な作りなんです。
さすがに自分で分解して壊したとなると、メーカー修理も受けてもらえないだろうと思い、わずか5年で我が家のエアコンは「さようなら」となってしまいました。
エアコンの平均使用年数が7~10年と考えると、5年で買い替えは早すぎですよね。
エアコン清掃でやらないほうが良いこと・注意点
今回、無理して送風ファンを外そうとしなければ、壊れることはなかったかもしれません。
素人は無理してやりすぎてはいけませんね。
これも後から調べてみてわかったのですが、送風ファンを洗浄するキットも販売しているようです。
それと、やはりエアコン洗浄業者に頼めば、送風ファンまできれいにしてもらえるようですね。もちろん、それなりのお金はかかりますが。
今回は、清掃で直るかどうかが分からなかったことと、これくらいなら自分でできるでしょという根拠のない自信から、始めたこと。
自己責任で始めたことなので、まぁ仕方がないとは思ってはいるのですが、困ったのはこの猛暑のなかでエアコンが壊れたということです。
仕事部屋にウインドウエアコンはあるものの、その他に我が家にエアコンのある部屋はありません。
困った、すぐに買いに行かなくては、そう思ってその足でエアコンを購入しに行くのですが、そこからがまた新たな悲劇の始まりでした。
(続く)
まとめ
エアコンの効きが悪い原因には、さまざまな要因が考えられます。
その1つにエアコンが汚れている場合もあるようです。
その場合は、エアコンのフィルターや熱交換器などを洗浄するのが一般的ですが、さらに内部の送風ファンが汚れているということもあります。
送風ファンの汚れはかなりしつこい汚れであるうえに、手が届きにくい場所にあります。
簡単に外れる場合は良いのですが、よく分からないまま分解しようとすると、破損の原因になります。
エアコンの効きが悪くなった場合は、自己解決するよりも、一度メーカーや電気屋さんに問い合わせてみると良いでしょう。
原因が汚れでない場合もあります。その判断はやはり素人には難しものがあります。
エアコンの冷媒ガスが抜けてしまった場合などは、いくら清掃しても涼しくはなりません。
修理や清掃にはそれなりの料金はかかりますが、自分でいじって壊してしまっては、却って高いものにつきます。
「餅は餅屋」という言葉を思い出し、DIYは程々にしておきましょう。
もちろんそれでもやりたい!という人は止めませんが、くれぐれもケガ等のない範囲で自己責任のもとに行ってください。