【年に関する備忘録】年度・年目・周年・満年齢・享年・当年・年次・年俸とか
あなたの満年齢は?
書類に記入する際に、そのような問いかけがあると、ちょっと困ることがあります。
- 満年齢って何さ!?
- 年齢とは違うわけ?
グルグル頭のを働かせますが、知らないものはどうしようもありません。
勉強不足を後悔したものです。
そこで今回は「年」に関して、とっさに考えてしまうことを自分用の備忘録として書くことにしました。
もくじ
年度
一般的には4月1日から翌年3月31日までを指します。
現在は2月上旬ですので令和3年度となります。
4月1日から令和4年度になりますが、ややこしいのは学校ですね。
仮に2000年の4月以降に生まれた子は、4月から大学4年生ですが、1月から3月末までに生まれた子は卒業して社会人となります。
「年度」が絡むため、少々、ややこしいです。
年目
数え方になります。
例えば社会人何年目かという問いに対して、令和4年の4月、つまり今年が社会人デビューならば、社会人1年目となります。
翌年4月以降からは社会人2年目となり、要するに2年未満であることを指すわけです。
周年
前述の社会人を例にすると、今年の4月に社会人デビューする人は、翌年4月で1周年となり、同時に2年目のスタートを意味します。
「丸1年」のような表現も同じ意味です。
しかしビジネスやイベントの時は、さすがに「丸●年」のような表現はせずに、「●周年」を使います。
年次
これは数え方ではなく「年を追う」という意味が含まれています。
よくある使われ方に「年次報告」なるものがありますが、これこそ年を追って、つまり毎年の報告を行うわけです。
ただし年次は年度と違って、1月1日から12月31日までを指します。
満年齢
さて出てきました満年齢。
シンプルに現在の年齢のことです。
よく「数え年」が比較対象となりますが、数え年は生まれた時点で1歳となり、以降、元旦を迎えると1つ年齢が上がる数え方になります。
満年齢は誕生日を迎えることで年齢が上がりますが、数え年だと年取るのが早いので、あまり使いたくないという心情は非常に理解できます。
極端に言えば、大晦日に生まれた赤ちゃんは翌日には2歳というのが数え年。
人生が少しだけ早い・・・。
当年
今年の意味で間違いありません。
使い方としては、「昔、出会った幼い子どもは、当年なら20歳ぐらいだろう」といった感じになります。
あまり今風の表現ではありません。
ちょっと古い人になると、年齢を聞かれた場合に「とうねん取って50歳」などということがあります。
本人は60歳そこそこなのですが、「とうねん取って」を「10年(とうねん)取って」と都合よく解釈する、非常にくだらないギャグなのですが、本人は面白いと考えてると質が悪い。
享年
亡くなった方に対して、生きた年数を記したもの。
昔は基準として数え年が採用されていたようですが、現在は満年齢が基準となっているケースも多くあるので、使う時は相談や確認をした方が安心です。
年俸
これは「ねんぼう」なのか「ねんぽう」なのか迷う人も多いのでは。
正解は「ねんぽう」です。
いわゆる年収とも言えますが、プロスポーツや外資系企業では、年単位での報酬を提示して労働契約を締結するしくみがありますので、年俸という言葉が使われます。
まとめ
「【年に関する備忘録】年度・年目・周年・満年齢・享年・当年・年次・年俸とか」をテーマに、少し戸惑う言葉についてまとめました。
よくもまあ、似たような言葉があること・・・。
ほんの一部です。
また、悩んでしまった言葉がでてきたら、今回のようにまとめたいですね。