就職先や転職先で仕事が自分に合わず石の上にも3年という苦行は無意味!
5月も下旬となりましたが、GW明けで「辞めたい」と意思表示してくる新入社員や転職組、あるいは派遣社員が居たことでしょう。
辞めたいとこぼすには理由があります。
- 思っていた仕事と違う
- 面接での説明と違う
- 人間関係や複雑すぎる
- 社内の雰囲気が悪い
それ以上にシンドイのは「キャリア教育」「新人教育」にある気がしてなりません。
そこで今回は現代のキャリア思考として、仕事についての私見を述べてみたいと思います。
もくじ
新卒で5年以内に止めた人の意見
日本労働組合総連合会における「入社前後のトラブルに関する調査2022」を参照すると、新卒入社をした企業を5年以内に退職した理由のトップ5は以下のようになっていました。
- 仕事が自分に合わない:40.1%
- 労働時間・休日・休暇の条件がよくなかった:31.0%
- 賃金の条件がよくなかった:27.4%
- 会社の将来性がない:26.2%
- 人間関係がよくなかった:22.3%
大体、予想できのではないでしょうか。
ここだけを見ると、事前のリサーチ不足と指摘されても仕方がないとされる理由もあります。
典型的なのは2.3位の理由で、求人票や面接の時点である程度の情報は得られるはず。
労働条件を明確に共有する、書面を取り交わすことは必要不可欠であり、リサーチ不足であることは否めません。
その他の理由については、就業してみなければわからない部分があるので、予測は不可能です。
仕事が自分に合わない
わがままということで片付けて良い問題とは思えません。
聞いていた内容と違うことを業務命令として与えたならば、「騙した」「騙された」と受けとめる方が自然です。
会社都合と言えば従うという姿勢が気にくわないと考えている人ほど、さっさと辞めていくことでしょう。
会社という場所は、いかに優良企業とは言え、しばしば話しと違うことはよくあります。
これが原因で、仕事が自分に合わないと結論付けていることは明らかでは?
筆者もコレが原因で、新入社員の時から不信感を抱いていました。
だから退職するときも全く悩みもしませんでしたが、何なら、もっと早く辞めておけばよかったという後悔だけは残っているので、判断ミスだったかもしれません。
今は一番、仕事面では充実していますし、向上心は衰えていません。
好きを仕事にする功罪
ここでは好きなことを仕事にすることの功罪について考えてみます。
筆者もよく言われました、このようなことを。
- 好きなことを仕事にするなんて世間を舐めている
- そんなに甘い考えは通用しない
- 好きなことして食っていけたら誰も苦労しない
今、実現してますけど何か?
何なら会社員時代の3倍は懐が暖かいですけど?
人と会うのが重要と言いますが15年間テレワーク一筋ですけど?
好きを仕事に展開することは悪くないです。
ただし食っていけるかどうかは別問題。
好きなことが世間のニーズに対してサービスできれば、願ったりかなったりですが、明らかにニーズがないのにしがみつくのはNGです。
ただ苦言を呈している人は、ニーズとサービスについて、合わせて言及しないから中身が空っぽの言葉にしかなりません。
つまり「知った風なことを言う」程度で終わっているわけです。
組織で合う仕事を探すのは困難
仮に「仕事が自分に合わない」といって辞めてしまう人に助言するならば、既存の事業や組織で自分に心地よい場所はゼロに等しいということを伝えたいです。
見知らぬ他人がアナタの理想を慮って組織を構築するわけがない。
残された道は個人事業主です。
仕事が自分に合わないと考えている人は、まず、個人事業主として開業して、自分に合うビジネスを展開するしかありません。
儲かるかどうかはアナタ次第。
まとめ
「就職先や転職先で仕事が自分に合わず石の上にも3年という苦行は無意味!」というテーマで、好きを仕事にすることについても言及しました。
ストレスを抱えながら仕事をするというのは、果たして健全なのでしょうか。
なぜ好きを仕事にと言えば苦言を呈されるのでしょうか。
さらには第三者から適性を決められることに違和感があるのは筆者だけでしょうか。
納得できないから仕事に馴染めない人は多いと思います。
埋もれている人の方が有能な人が多かったりして。