受験や資格取得で結果を出すには気合や意志力では難しい 必要なのは集中力と習慣化だった!
難関大学の受験や難しい資格取得を、短い勉強期間で結果を出す人がいます。そういった人は決して気合や意志力で勝ち得ているのではありません。結果を出すのに必要なのは「集中力」と「習慣化」なのだそうです。では、集中力と習慣化をものにするには、いったいどうすればよいのでしょうか。また、あなたを邪魔する最大の敵とは?
もくじ
短期間で結果を出す人
恐ろしく短期間で、難しい試験に合格したり難関大学に合格したりといった、大きな結果を出す人がいます。
そういった人は、結果を出せなかった人と何が違うのでしょうか。
もともとの頭のデキの違い?それで解決してしまっては、あまりに悲しすぎますよね。
同じ能力の人間であっても、結果如何によって、その後の人生は大きく変わっていきます。
だったら、結果を出す術をなんとか身につけたいところですよね。
これまでの誤った認識を拭い去り、今日から最短で結果を出せる人間に生まれ変わりましょう。
必要なのは集中力と習慣化
最短で結果を出すために必要なものは、気合や意志力ではありません。
やる気とか根性といった熱血マンガで育った私たちは、そうした根性論的なものをつい想像しがちです。
結果が出せなかったのは、「気持ちがロックオンしていなかったせいだ」「気合が足りなかったせいだ」。だから「次はもっと死ぬ気でやれ!」みたいな。
しかし、短期間で結果を出す人は、そういった気合で乗り切る人たちではありませんでした。
じつは短期間で結果を出すのに大切なものは、「集中力」と「習慣化」だそうです。
「集中力」「習慣化」、なんだかぬるい感じの言葉だな、熱いパトスが感じないぜ!と思いました?
そうなんです。その無駄な熱血は、結果を出すことにあまり必要ないみたいです。
集中力を養う
はい、ではどうすれば集中力が養われるのでしょうか。
集中とは状態を指すもので、心理学者チクセントミハイが言うところの「フロー」の状態のことです。
人はフローの状態にあると、物事に集中するあまり時間の概念がなくなります。
なにかに冒頭していて、気付くと外が真っ暗になっていた、なんていう経験をしたことはありませんか?
それこそが、当にフローの状態にあったということです。
このフロー状態に入るには、集中しやすくなる脳を鍛えることとフロー状態を維持しやすい環境とがとても重要になってきます。
集中しやすい脳に鍛えるには、決めた時間内に決めたことのみを行うトレーニングを行います。
たとえば1日15分本を読むと決め、読むぞと思ってから15分間は本を読むことに集中することを続けます。
この間、スマホなどをいじりたくなっても、ぐっと我慢して、本に集中するようにします。
これを欠かさず毎日続けます。そして少しずつ時間を長くしていきます。そうすることで、物事に長く集中するための持久力が養われてきます。
そうこうしていると、だんだんとフローに入って気づけば1時間も本を読んでいた、という回数が増え、フローに入りやすい脳になっていきます。
ある程度、集中力が発揮できるようになったら、これを決めた課題やタスクに対して行っていきます。
ここでとても大切なのが、決めた時間に「何をやるのか」ということを事前に明確にしておくことです。そのためには、進捗プランをきちんと作る必要があります。
また、途中で集中の邪魔となるようなスマホは、電源を切るか手元に置かず別の場所に置くなどする必要があります。
やるべきことを終えたら、あとは自由時間にして良いことにするなど、ご褒美もしっかり設けるとなお良いでしょう。
習慣化する
習慣化するには、当然毎日取り組む必要があるわけですが、これをあまりに長い時間取り組む予定を立ててしまうと、開始することに抵抗を感じてなかなか始められなくなってしまいます。
なので、あまり欲張らずに、最低時間で予定を組むようにしましょう。
一旦始めてしまえば、意外と乗ってきて、長時間集中して学習することができたりします。
なので最も大事なのは、「とっかかる習慣」を如何に身につけるかです。
そこでおすすめなのが、「5分だけやろう」と決めて、机に向かうこと。
すると大抵は、気分が乗ってきて5分以上作業を行うもので、気づけば予定していた時間に達していたということに繋がります。
もっとも良くないのが、気分が乗ってくるまで待つことです。
よく「まだ勉強する気がわかないから、もう少ししたら始めよう」という人、いますよね。
やる気は開始前には必要ありません。やっていくと、そのうち自然と湧いてくるものです。
つまり勉強においては、「やる気が先か、始めるのが先か」でいうと、「とにかく始める」ことが先です。
最後にもう1つ大事なこと
最後にもう1つ大事なことがあります。
それは、達成すべき目標はいくつも同時に目指さず、1つに絞るということです。
よく言われる「選択と集中」ですね。
東大に入ると決めたら、その年は彼女を作る目標は諦めてください(笑)。
目標をいくつも掲げて同時に達成しようとすると、雑念も増えるので集中力も散漫になります。
いま最も達成すべき優先順位の高い1つのことを成し遂げたら、次の目標をまた1つ決めて、クリアしていくように進めましょう。
まとめ
何かを達成しようと思った時、この現代において邪魔者の最たるものといったら、スマホ以外にはないでしょう。
スマホはとても便利な半面、最悪なツールにもなる「諸刃の剣」といえます。
資格試験や受験など、この1年間絶対に決めてやる!と思っているのなら、とにかくスマホは近づけないと決めることです。なんなら解約してでも、遠ざけましょう。
それくらい、スマホは現代人の心の隙間に入り込む魔物です。スマホをいじるのは目標が達成してからにしましょうね。
人生には今しかできないタイミングというのがあります。いま自分にとって何がもっとも大事なのかをよく考え、後悔のない人生にしてください。
失った時間は、2度と帰ってきませんよ。