災害時にスマホなど通信不能で使えない状況でも硬貨かテレカで連絡が取れる公衆電話最強
日を追うごとに能登半島地震の被害状況が伝えられて、その厳しい様子が伺えます。
停電、断水、道路の寸断など、半島部分の機能は停止したまま。
一応、本日付けの日経新聞では、輪島市と珠洲市の一部地域を除いて、携帯キャリア4社が応急復旧の工事がおおむね完了したと報道しています。
とはいえ、基地局は不安定な通信状況が続くことも懸念されることから、他の通信手段を知っておく必要があります。
それが公衆電話です。
ただ劇的に数が減少した公衆電話が、避難所となっている公共施設に1台でもあればラッキー。
その公衆電話が災害に強い理由を探りました。
もくじ
公衆電話のかけかた
ひとり1台が当たり前のスマホ時代にあって、公衆電話については、
- 公衆電話ってなに?
- 使ったことが無い
- 使い方がわからない
- ぜってーいらねー
- ダセー
といった声が挙がると思います。
昭和世代なら「懐かしい」の一言で終わりますが、この公衆電話が災害時には強い味方となることを知らないのは、結構な痛手だと考えます。
スマホは万能ですが、公衆電話を蔑む必要はありません。
ちなみに公衆電話のかけかたですが、
- 受話器(話す・聞くために持つ部分)を上げる
- 耳に当てて「ツー」という発信音を確認する
- 硬貨(10円または100円)を投入口に入れる
- 連絡相手の電話番号をプッシュする
この4ステップが平常時のかけかたです。
ちなみに硬貨ではなく、テレホンカードでも平常時は使えますが、停電時は硬貨のみとなっています。
ん?
停電の時は使えないのでは?
そんな風に考えるのは当たり前ではないのです。
そこが公衆電話が災害に強いと言われるところであり、その秘密について、次の章から紹介します。
公衆電話が災害に強い3の理由
公衆電話が災害時に使える理由が3つあります。
その3つは、コチラ
- 停電時でも使用可能
微弱な電気が送られているので、なんとか通話だけは可能だとか。
ただしディスプレイは消えたままです。 - 通信規制の対象外
災害が起こると、一斉に連絡を取り合うことで通信の混線なり渋滞が発生します。
当然、NTTなどは発信規制でキャパオーバーを回避するわけですが、公衆電話は対象外です。 - 通話無料
あくまでも災害救助法が適用される大規模災害だけに限りますが、無料で通話ができること。
ゆえに公衆電話を検索できるサイトの存在を知っておくだけでも安心では?
公衆電話を使うために
日常でも、スマホの充電が切れてどうしようもないときは、公衆電話から連絡が取れます。
とはいえ、
- 相手の電話番号を覚えていない
- 硬貨がない
- テレカもない
ということはありえます。
これを防ぐためにも、テレカや硬貨をいつも準備しておき、重要な連絡先はメモしてバッグやサイフに入れておくとよいです。
バッグやサイフを持たない場合は、フタ付きのスマホケースに忍ばせておくといいかも。
というか完全に手ぶらで出かけないでしょーに・・・。
例外公衆電話
ドコモが提供している衛星電話サービス専用の「簡易公衆電話機」では、なんと硬貨のほかに、電子決済Edyが使えます。
ただし山小屋とかフェリーとかでしか見られませんけど。
まとめ
「災害時にスマホなど通信不能で使えない状況でも硬貨かテレカで連絡が取れる公衆電話最強」というテーマで、公衆電話について書きました。
主要な駅には公衆電話がズラッと並んでいたのですが、今は、本当に見かけないですね。
かけかたを知らない子どもがいても不思議ではありません。
いや20代の人でも知らないかも・・・。
知らないからどうこうではなく、こういう手段が存在するということを知って、何かの時に役立てればよいかなと考えます。