中華料理や韓国料理に欠かせない調味料「豆板醤」「甜麺醤」「コチュジャン」。名前は聞いたことがあっても、味の違いや使い分けに迷う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それぞれの原料・風味・使い方の違いに加え、代用レシピや保存方法、時短レシピまでまとめてご紹介します。
調味料選びに自信がない方でも、読み終える頃にはスッキリ理解できる構成になっています。
豆板醤(トウバンジャン)とは?
豆板醤は、中国・四川省発祥の辛味調味料で、そら豆や唐辛子、塩を発酵させて作られます。料理に深みと辛味を加えるのが得意です。
主な特徴と味わい
- 原材料:そら豆、唐辛子、塩、麹
- 味:刺激的な辛さと塩気、発酵によるコク
- 香り:熟成された味噌に近い濃厚な香り
豆板醤の使い方
麻婆豆腐、担々麺、エビチリなどに使われ、炒め物や煮込みにも大活躍。オイスターソースや甜麺醤と混ぜて使うと、味に奥行きが出ます。
保存方法と賞味期限
開封後は冷蔵保存が基本。発酵食品なので冷蔵庫で半年〜1年ほど保存可能です。
風味を損なわないように、開封後は密閉容器で保存するのがポイントです。
甜麺醤(テンメンジャン)とは?
甜麺醤は、甘くて濃厚な中国風味噌。小麦粉を原料に、塩と麹を加えて発酵させたものです。北京ダックのタレやジャージャー麺などでおなじみですね。
主な特徴と味わい
- 原材料:小麦粉、塩、麹
- 味:甘くて濃厚。辛味はなくマイルド
- 香り:熟成した味噌に似たまろやかな香り
甜麺醤の使い方
ホイコーロー、肉味噌、炒めダレなどに使用。味噌や砂糖とブレンドすることで、自家製甜麺醤風ソースも可能です。
保存方法と賞味期限
糖分が多く腐敗しにくいため、冷蔵で1年程度保存可能。
容器の縁に残ったソースがカビやすいので、使用後はしっかり拭き取ってから密閉しましょう。
コチュジャンとは?
コチュジャンは、韓国発の甘辛味噌。もち米、米麹、唐辛子を発酵させて作られ、韓国料理には欠かせない存在です。
主な特徴と味わい
- 原材料:もち米、米麹、唐辛子、塩
- 味:甘味と辛味のバランス、粘りのある食感
- 香り:発酵による深みと唐辛子のスパイシーな香り
コチュジャンの使い方
ビビンバ、チゲ鍋、ヤンニョムチキンに最適。
マヨネーズと混ぜてディップソースにすれば、野菜や唐揚げにも相性抜群です。
保存方法と賞味期限
糖分が多く保存性が高いため、冷蔵庫で6か月〜1年は保存可能。
開封後はカビを防ぐため、清潔なスプーンを使って取り出すことが大切です。
3種の調味料の違いを一覧で比較
| 調味料 | 味の特徴 | 辛味 | 甘味 | 主な料理 |
|---|---|---|---|---|
| 豆板醤 | 塩辛くて辛い、深みのある旨味 | 強い | なし | 麻婆豆腐、エビチリ |
| 甜麺醤 | 甘く濃厚、マイルドな味わい | なし | 強い | 回鍋肉、北京ダック |
| コチュジャン | 甘辛く濃厚、発酵によるコク | 中程度 | 中〜強 | ビビンバ、チゲ鍋 |
簡単にできる!調味料別・時短レシピ3選
昭和時代は、専業主婦がいかに手間暇かけるかが家庭料理の醍醐味でしたが、時代は平成を経て今は令和です。
時短レシピを駆使することが、料理上手の条件となっています。
それぞれの調味料を使った時短レシピを紹介します。
1. 豆板醤の「ピリ辛そぼろ丼」
- 合い挽き肉…200g
- 豆板醤…小さじ1
- 醤油・みりん…各大さじ1
- ごま油…小さじ1
すべてをフライパンで5分炒めるだけ。丼ぶりにのせて簡単ランチに!
2. 甜麺醤の「豚こま味噌炒め」
- 豚こま切れ肉…200g
- 甜麺醤…大さじ1
- 酒・みりん…各小さじ2
- 玉ねぎ…1/2個(スライス)
フライパンで炒めるだけでご飯が進む甘旨おかずに。
3. コチュジャンの「やみつきチキン」
- 鶏もも肉…1枚
- コチュジャン…大さじ1
- にんにくチューブ…1cm
- マヨネーズ…大さじ1
全体を混ぜて焼くだけで、濃厚甘辛ダレのやみつき味!
健康への影響と摂取の注意点
これらの調味料は発酵食品のため、腸内環境を整える効果が期待できます。一方で、塩分が高めなので過剰摂取には注意が必要です。
- 豆板醤・コチュジャンは辛味成分が胃に刺激を与える場合あり
- 甜麺醤は糖分が多めのため、糖質制限中の方は控えめに
まとめ:3つの違いを理解して、賢くおいしく使い分けよう
豆板醤、甜麺醤、コチュジャンは、それぞれ味や使い方がまったく異なります。料理の目的に応じて選べば、家庭料理のクオリティが一段上がります。
保存法や時短レシピ、代用術まで知っておけば、冷蔵庫に1本あればとても便利。ぜひ3種の調味料をうまく活用して、アジア料理のレパートリーを広げてください。

