バイオマス発電とは?メリット・デメリット・補助金について簡単に解説

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バイオマス発電

バイオマス発電という言葉は聞いたことはありますが、詳しく知らない、あるいは詳しくどころか簡単にイメージすら沸かないという人もいると思います。

発電と言えば太陽光発電の方が、どうしても一般的な認知度も高いため、より関心がもたれにくいということがあるかもしれません。

そこで今回は、バイオマス発電について簡単に知識を取り入れたい方のために、解説していきます。

バイオマス発電とは

国立環境研究所の環境情報メディアから、バイオマス発電について引用します。

バイオマス発電とは、木材や植物残さ等のバイオマス(再生可能な生物資源)を原料として発電を行う技術のことを指す。
バイオマスとは、バイオ(bio:生物)とマス(mass:量)からできている合成語で、元は「生物資源量」という意味の生態学の用語である。

バイオハザードからバイオはイメージできますが、マスはマスメディアのマスの意味だったんですね。

言えることは一般家庭向けではない・・(汗)

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バイオマス発電のメリットとデメリット

バイオマス発電にもメリットとデメリットはあるはずです。
それはどいうところでしょうか。

メリット

  • 再生可能エネルギー
  • 安定的な発電
  • CO2の増やさない

デメリット

  • コストがかかる
  • 発電効率が良くない
  • 木材資源の取り合いが懸念

特に木質バイオマス発電は高コストのようです。

バイオマス発電の買取価格

バイオマス発電はFIT(固定価格買取制度)の対象です。
2020年度の買取価格(調達価格1kWh当たり)は、一般木質バイオマス・農産物の収穫に伴って生じるバイオマス固体燃料では、

  • 10,000kW未満 24円+税
  • 10,000kW以上 入札制度により決定

となります。
10,000kwレベルの単位だと、ピンとこないものですね・・。

建設資材廃棄物だと13円+税、その他のバイオマスでは17円+税です。

出典:固定買取制度-経済産業省環境エネルギー庁

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バイオマス発電の補助金制度

経済産業省や農林水産省、環境省などで補助金が用意されていますが、明確な金額などの情報が一般公開されていません。

令和3年度概算要求されているバイオマス関連の補助金は以下のとおりです。

  • 地域脱炭素投資促進ファンド事業
  • 脱炭素社会を支えるプラスチック等資源循環システム構築実証事業
  • 脱炭素社会構築のための資源循環高度化設備導入促進事業
  • 林業成長産業化総合対策のうち林業・木材産業成長産業化促進対策
  • 林業成長産業化総合対策
  • 中山間地農業ルネッサンス事業<一部公共>
  • 再生可能エネルギーの導入等の推進
  • 食品ロス削減・プラスチック資源循環の推進
  • 木質バイオマス燃料等の安定的・効率的な供給・利用システム構築支援事業(農林水産省連携事業)
  • 福島県における再生可能エネルギーの導入促進のための支援事業費補助金
  • 国内における温室効果ガス排出削減・吸収量認証制度の実施委託費
  • プラスチック有効利用高度化事業
  • カーボンリサイクル実現を加速するバイオ由来製品生産技術の開発事業

認可されると補助金として予算が計上されます。

出典:バイオマス補助金|令和3年概算要求の補助金一覧

まとめ

バイオマス発電とは簡単には解説できないですね(汗)

大がかりなプロジェクトとして取り組むべきものです。

一方でENEOSでんきは、バイオマス発電が全体の1割を担っていることがわかっています。
他の電力会社も、バイオマス発電の割合を増やしていくことでしょう。

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