車の維持費は若い人ほど高くつく理由 年間に掛かる一覧と内訳や維持費を安くする方法をご紹介

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車の維持費って、若い人ほど高くつくんですよね。その理由はなぜなのか。年間に掛かる車の維持費の一覧と内訳など、実例を元にご紹介します。なるべく若い人でも車を持てるためよう、維持費を安くする方法などもご紹介しますので、参考にしてみてください。

車の維持費は高い

車は欲しいけど維持費が高過ぎてムリ!そう思う人は多いようですね。

私が若い頃は、18歳過ぎて20歳くらいまでには、男子は特に車の免許を取っていました。

免許を取ったら、次に考えるのがどうやって車を買うか。もうその事ばかり考えていたように思います。

しかし今の若い人は、そこまで車に夢中になる人は少ないようですね。

昔よりも時給も高いし、探せば安くて程度の良い車はたくさん見つかるにも関わらず(しかもネットがあるので見つけやすい!)、それでも車所有率は低いようです。

車の維持費は高いからムリと、端から決めてしまっていると言うか、もうそういったイメージが根付いてしまって、免許をとっても家の車に乗ったり、たまにレンタカーを借りる程度になってしまったのでしょう。

現代は遊びの種類も以前より格段に増え、ゲームやアニメ、スマホ代などに多額のお金を使うので、車までは手が回らないというのもあるのでしょうね。

確かに車は手に入れたら終わりではなく、駐車場をはじめとした様々な維持費が掛かります。

そんな固定費が毎月かかると考えると、所有を諦めてしまうのも分かる気がします。

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車の維持費一覧

車の維持費にかかる費用の内訳について、どういったものがどれくらい掛かるか見てみましょう。

まず維持費としては、次のようなものが一般的に掛かります。

  • 駐車場代
  • 車検代
  • 税金
  • 保険
  • ガソリン代
  • メンテナンス費
  • 修理代

住んでいるエリアにより大きく変わるのが駐車場代です。

都内23区内エリアだと、べらぼうに高いので、学生の身分だと実家住まいで自宅に空き駐車スペースがあるか、よっぽどのボンボンでない限り、もうほぼ諦めるしかないかもしれません。

何しろ23区内の平均月極駐車場代は3-4万円もしますから。

車の維持費の内訳

車の年間や月額の平均維持費費について、もう少し詳しく見ていきましょう。

駐車場代:毎月。場所による(ゼロ~数万)
車検代:2年に1度。車検整備代(3万~10万円程度)+法定費用(3万~8万円程度)
税金:毎年。排気量により25000円から11万円
任意保険:毎年。5~20万円程度
ガソリン代:乗る頻度や走行距離による。車の燃費の違いも関係あり
メンテナンス費:適宜。エンジンオイル、バッテリーなどの消耗パーツ等。
修理代:適宜。故障箇所による。保険でカバーできる部分も。

費用と期間は大体こんな感じです。

車検の法定費用の内訳は、自賠責保険料、自動車重量税、印紙代です。

これらの条件が組み合わさり、車の維持費が算出されます。

若い人が車を維持するには、これらを支払えるだけの収入が必要となります。

学生が維持するにはアルバイトを相当頑張る必要があると思いますし、入社年数の浅い社員は給与がまだそこまで上がっていないでしょうから、車の維持費を捻出するのはなかなか大変だと思います。

給与の高い会社は都内にあり、都内に住むとなると駐車場台が高いという、ジレンマもありますね。

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車の維持費 年間・月額の具体的費用例

ではさらに、若い人でもなんとか車維持できそうな現実レベルでの年間・月額の平均費用をより具体的に考えてみましょう。

これがクリアできるかどうかで、現状車を所有するのを諦めるか、もしくは新たな目標値として設定できるかもしれません。

20代(21-25歳)が1000-1500ccの車を維持する場合

駐車場代:1万円(毎月)
車検代:10万円(2年に1度)
税金:34500円(毎年)
任意保険:6~7万円程度(毎年 ※但し、車両保険なし)
ガソリン代:1万円(毎月)
メンテナンス費:適宜
修理代:適宜

これらをざっくりと計算すると、年間維持費は40万円程度。月にして35000円ほどになります。

なお、この費用内でだいたいメンテナンス代までカバーできますが、修理代は想定外として含まれておりません。

車両購入費以外に、だいたいこれくらいの維持費が賄えそうであれば、小さな車なら所有できそうです。

ちょっと車所有が現実的になってきたと思いませんか?

車の維持費を安くする方法

車の維持費が高くなる理由にはいくつかあります。何を押さえれば維持費は抑えられるのでしょうか。

まずは、任意保険です。

任意保険には「21歳以上」「26歳以上」「35歳以上」と、保険適用の年齢を限定することができ、事故の確率が低くなる年齢に限定するほど保険料は安く抑えられます。

この使用年齢の限定により、任意保険料はかなり大きく変わってきます。

若い人はこの年齢制限まで歳が行っていないため適用が選択できず、そのため若い人の車の維持費は、どうしても高くなってしまうのです。

しかし、任意保険が高いからといって、これをケチって加入しないということは絶対に避けてください。

事故はいつ起こしてしまうか分かりませんし、死亡事故などを起こした場合には、とうてい自賠責保険のみでは対応しきれません。また、対物に対する賠償も、想像以上に大きくなることもあります。

あなたの人生を1度の事故で台無しにしてしまわないためにも、「車を運転する=任意保険の加入」、これは必須条件と思って損はありませんよ。

次に考えるべきは、毎年の自動車税です。自動車税は排気量が大きいほど高くなる仕組みになっています。

普通車ではなく軽自動車を選択すれば、税金を年間10800円と約3分の1(上記の例では34500円だった)にまで抑えることができます。

※軽自動車に関わらず、自動車税は新規検査から13年を経過すると、15%アップします。

その他、駐車場代も考慮し、車の維持費をなるべく安く抑えるには、

  1. 任意保険を年齢に合わせ適用制限をかける
  2. 排気量の小さめの車に乗る
  3. 駐車場代の安い場所を借りる

これら3点を意識すると、だいぶ維持費を抑えられるはずです。

なお、エコカーを購入すると、エコカー減税なるものが適用されたりもしますので、興味のある方は調べてみてください。

まとめ

任意保険は車両保険(自分の車が壊れた際の修理費用の保険)を加えると、保険料がほぼ倍以上に膨れ上がります。

維持費をできるだけ安く抑えたい場合、車両保険を付けたら、もう維持はムリかと思います。

ぶつけてしまって修理代が払えないのなら、車を降りるか、頑張って別途支払うよう努力してください。

正直に言って、修理代も払えないほどの高級車に乗ることは、今の自分の身の丈に合っていない車だと言わざるをえません。そういった車はお金が潤沢になってから乗りましょう。

そうしたことも頭に入れて車選びも考えてみてください。そうすれば、お金が足りなくて維持できないなんてことには、ほぼならないで済むでしょう。

いつまでも楽しいカーライフが続くよう、応援しています!

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