普通自動二輪免許(中免)で乗れる海外ブランドのオートバイが続々登場!最も魅力的なモデルはどれ?

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昨今のバイクブームの影響なのか、いま普通自動二輪免許(中免)で乗れる海外ブランドのオートバイが続々と登場しています。ロイヤルエンフィールドを始め、トライアンフや、あのハーレーダビッドソンまでもが、中排気量バイクをリリース。そんな海外の中型バイクの気になるモデルをご紹介します。

空前のバイクブームで海外メーカーの中型モデルがアツい!

コロナ禍から、ここ日本でもバイクブームが再燃し、若い人やリターンライダーを中心に、オートバイが売れまくっています。

オートバイは車以上に身体機能を使うため、乗る人が選ばれ、基本的に高齢者には向かない乗り物です。

少子高齢化にある日本にとって、販売するのにとても不利な乗り物であるオートバイが、なんと販売台数を増やしているというから驚きです。

そんなオートバイ、2020年ころまでは販売台数を緩やかに減少させていました。それが2021年に入り、一気に販売台数がアップです。

しかも、原付から大排気量バイクまで、全てのクラスで販売台数が伸びているというから、これはもう空前のバイクブームとしか言いようがありませんよね。

そんななか、大型バイクを中心に製造している大手海外メーカーも、日本の市場を狙ってか、普通自動二輪免許(中免)で乗れるモデルをどんどん発表してきています。

というわけで、普通自動二輪免許(中免)でも乗れる最新の海外モデルについて、紹介していきたいと思います。

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ロイヤルエンフィールドの3つの350ccモデル

イギリス発祥の老舗オートバイメーカーであるロイヤルエンフィールドは、エンフィールド・インディアを経て、現在はインドのアイシャーが販売しています。

その歴史はとても古く、旧車好きには人気のあるメーカーで、ロングセラーモデルのクラシカルな単気筒モデルブレット(350ccと500cc)は、根強い人気がありました。

そんなロイヤルエンフィールドがここ数年、突如意欲的にニューモデルを矢継ぎ早入りリースし、今ではオフロードモデルも含め8種類のモデルがラインナップされています。

その中でいま注目されているのが、3つの350ccモデル。それが、

  • メテオ350
  • クラシック350
  • ハンター350

の3機種です。

この3機種は「Jプラットホーム」という同一のフレームとエンジンを使いつつ、外観やタイヤサイズ等を変えることで、それぞれが全くキャラクターの異なるマシンに仕上がっています。

エンジンは最高出力が20psの単気筒で、最高速よりも低中速域のトルク感を楽しむタイプ。

この3機種のキャラクターをざっくりと説明すると、

メテオ350:シンプルでライディングポジションがラクなクルーザータイプ
クラシック350:本格ビンテージスタイル。メッキパーツ満載で、まるで旧車!
ハンター350:タンクのブランドロゴもポップなおしゃれな街乗りタイプ

といったところ。

2023年に登場したばかりのハンター350は、前後17インチと小ぶりなタイヤなため、取り回しもラクなので街乗りや女性ライダーにはバッチリなモデルだと思います。

トライアンフの2つの400ccモデル

あの英国最大のオートバイメーカーであるトライアンフが、ついに400ccモデルを発表して話題になっています。

今回登場したトライアンフの400ccモデルは、「SPEED 400」と「SCRAMBLER 400 X」の2モデル。

エンジンはどちらも水冷4ストローク単気筒DOHC4バルブで、最高出力は40psとロイヤルエンフィールドの350ccモデルと比べるとかなりのパワーがあるエンジンを積んでいます。

「SPEED 400」がロードバイクタイプで「SCRAMBLER 400 X」がオフロードをイメージしたタイプ。

基本的なコンポーネンツは共通するものの、ハンドルやホイール、タイヤ、マフラーなどで、それぞれオンとオフのテイストを上手に引き出しています。

デザインは、特にカスタムする必要性もないほど、おしゃれかつ機能的にまとまっているイメージ。時代の雰囲気を上手に掴んだネオクラシックカスタム風な仕上がりになっています。

「SPEED 400」の方はロイヤルエンフィールドのハンター350同様、前後17インチで、シート高も全く同じ790mmとサイズ感ではほぼ同じ。街乗りには最適サイズと言えるでしょう。

個人的にはオフロードタイプの「SCRAMBLER 400 X」がいい感じ。これでちょっとワイルドな道をショートツーリングしてみたいです。

「SPEED 400」「SCRAMBLER 400 X」共に販売は2023年末とまだ未定です。

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ハーレーからも中型モデルが登場

アメリカの老舗オートバイメーカーであるハーレーダビッドソンも、中国市場向けに350ccの水冷並列2気筒エンジンを搭載した「X350」を発表し話題になりました。

かつてフラットトラックレースで活躍したXR750という人気モデルをオマージュしたようなデザインで、350ccと乗りやすいサイズにスケールダウンし現代風にアレンジしたのが、この「X350」です。

ハーレーにしろトライアンフにしろ、近年では大排気量モデルしか製造してこなかったメーカーが、ここにきて中排気量モデルをリリースするというところに、世界的なバイクブームが垣間見れますね。

X350のエンジンは水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブで、最高出力36.7psと同じロイヤルエンフィールドの350ccモデルと比べるとかなりハイパワー、トライアンフの400ccモデルにも匹敵するほどです。

その後、水冷4ストローク並列2気筒DOHC4バルブのエンジンを積んだ500ccモデル「X500」が発表され、そしてこの度、インド向けに空油冷4ストローク単気筒エンジンの440ccモデル「X440」が発表と、次々途中排気量モデルをリリース。

いずれも日本での発売は未定ですが、インド向けの「X440」は、価格が22万9000ルピー(日本円換算で約40万4000円)からと、かなりリーズナブルな価格設定も話題になっています。

実際に日本で販売される場合の価格がどうなるか、また440ccというと日本の普通二輪免許の枠に収まらない点など、どうなるか気になるところですが(X350なら問題なし)、ハーレーの中型車というのもかなり気になる存在だと思います。

まとめ

いま日本では再びバイクブームが到来で、ここ数年販売数が現象していましたが、2021年にすべての排気量モデルで売り上げが伸びました。

それに伴うかのように、海外の大手オートバイクメーカーも、こぞって中型サイズのモデルを発表し始めています。

近年は大型車しか製造していなかったハーレーやトライアンフまでが中型モデルをリリースしたことが、バイクファンの間では話題となっています。

現在先行して販売されているロイヤルエンフィールドの350ccシリーズはかなり人気を得ており、注文もかなり入っているようです。先日も芸人さんがロイヤルエンフィールドのクラシック350を納車したとSNSで発表していました。

ロイヤルエンフィールドの350ccはメテオ350というクルーザータイプと、クラシック350という本格ビンテージタイプと、ハンター350というポップなおしゃれな街乗りタイプの3タイプとなっています。

また、同じく英国のメーカーであるトライアンフからも、「SPEED 400」と「SCRAMBLER 400 X」の2モデルが2023年末に販売予定されています。

「SPEED 400」はロードタイプ、「SCRAMBLER 400 X」はオフロードタイプです。

そしてあのハーレーダビッドソンも、遂にX350、X440、X500といった中型車を3タイプ発表(X440、X500は中免では乗れませんが)。

こちらはいずれもアメリカンタイプではなく、往年の名車でもあるXR750ダートトラッカーからインスピレーションを得ているタイプのモデルとなっています。

X350とX500は中国向け、X440はインド向けにまずはリリースされるようです。おそらく、そのうちに日本仕様も発売されるのではないかと思います。

個人的にはクラシカルなモデルのロイヤルエンフィールド クラシック350とスタイリッシュなデザインのトラインフ SCRAMBLER 400 Xにかなり惹かれています。

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