エアコンの電気代について エアコンをつけずに節約ではなく、温度設定等の使い方で節約を!

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近年、夏の暑さは尋常ではなく、室内にいても熱中症になって搬送される人が後を経ちません。特に7月から9月の間は、室内にいる時はエアコンをつけるようにしましょう。電気代が気になるところではありますが、エアコンをつけずに節約ではなく、温度設定等の使い方で節約をするようにしてください。エアコンを使いつつ上手に節約する方法をお伝えします。

もうエアコンを我慢している場合じゃない!

今年の猛暑は異常です。7月の頭から猛暑続きで、8月は一体どうなっちゃうの?という勢い。

連日、熱中症で搬送されている人も後を絶たない様子。

我が家では以前はエアコンなしの生活をしていましたが、数年前から命の危険を感じてエアコンを設置しました。

そして、今年は既に夜の間はほぼずっとエアコンを稼働させています。

それにもかかわらず、先日長女が寝ている間に熱中症になりました。

熱中症は体調とも大きく関係してきます。睡眠不足が続いていたりすると、若い人でも熱中症になりますので、夏場は睡眠と食事には気を配るようにしたいところです。

というわけで、今年から「エアコンを我慢する」という考えは捨てました。

テレビでも「エアコンはもはや生命維持装置だと思って、切っちゃだめ」と言っていましたが、あながち嘘とも言えません。

それにしてもなんでこんな変な世の中になってしまったのでしょう…。

みんながマスクをしている世界、エアコンが各家庭に必須な世界。

改めて考えてみると、異常な世界です。

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一人で家にいるときこそエアコンをつけよう

私はフリーランスなので、一日中家で仕事をしています。

夏場でも涼しい時は、窓を開けて風邪の通りを良くし、エアコンを使わずに涼を得て過ごしていました。

しかし今年は我慢せず、一人のときもエアコンをつけるようにしています。

だんだん歳を取ると温度を感じる機能が衰えてくるそうなので、自分も気づかぬうちに室内熱中症になる可能性だってあるからです。

熱中症は急激に症状が出ますし、一人の時に熱中症になったら、誰にも対処してもらえず、気づいたら…、なんてことにもなりかねませんからね。

家に一人でいる人こそ、エアコンを使用するようにしましょう。

気になるエアコンの電気代

そこで気になるのが、やはりエアコンの電気代です。

エアコン1時間あたりの電気代ってどれくらいだと思いますか。

電気代の計算式は、

電気代=1時間あたりの消費電力(kW)×使用時間(時間)×料金単価(円/kWh)

となっています。

ただしこれは、言うなれば理論値のようなもので、この計算ではわからないのも事実。

例えば車の燃費と一緒で、信号の多い市街地を走るのと高速道路を走るのでは燃費が変わるように、エアコンの電気代も外気温や設定温度等の使用状況によって変わってきます。

最も電気代が掛かるのが、設定温度と外気温とに差がある時で、最も電気代が掛からない状態が、外気と室温との差が少なく、かつ室内温度がエアコンの設定温度に達している状態の時です。

例えば6畳用のエアコンの場合だと、冷房時は1時間2.84~24.84円ほどと言われています。この幅はおよそ8.7倍ほど。

外気温が35度で部屋の中は蒸し風呂のように熱くなっていたとします。この状態でエアコンを28℃に設定してスイッチを入れたとしたら、最初のうちは最大の28.4円が数時間のあいだ掛かるでしょう。

しかし徐々に室温が下がってきて、28℃近くまで冷えてきたら、1時間2.84円にまで下がってくるわけです。

もしも職場から帰宅すると毎日部屋が猛烈に熱くなっている場合、それを冷やすまでに3時間掛かるとしたら、たった3時間のエアコン使用でも28.4×3=85.2円が掛かります。

しかし1日中エアコンをつけっぱなしにしておいた部屋の場合、常に27度程度に部屋の中が保たれているので、仮に24時間つけっぱなしでも2.84×24=68.16円しか掛かりません。

よく「エアコンはつけっ放しにしておいた方が安い」と言われるのは、こうした事情からです。

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エアコン代を賢く節約する方法

先程の話はあくまでも例え話なので、実際の数字はもっと異なると思いますが、考え方はそういうことです。

そんなわけで、実際の電気代って予測しづらいんです。

でも、問題は熱中症にならないことなので、電気代を気にしてエアコンをつけないという選択はやめにしましょう。

あまりに設定温度を下げるのはよくないので、28度にしておいて、何なら試しに1日中エアコンつけっぱなしで1ヶ月過ごしてみて、いくら掛かるか実験してみてください。

設定温度を25度とかにしなければ、意外とそこまで高くないのではないかという気がします。

そして自分の家のエアコンだとどれくらい掛かるのかを把握したら、7月から9月の3ヶ月間は、それだけ電気代がかるものなのだとあらかじめ季節予算に入れておくと良いかもしれません。

ちなみに、エアコン代を抑えるには、

  • カーテンを閉めて日差しを遮る
  • 設定温度は28度にする
  • 風量は「自動」に設定

を基本にすると良いそうです。

また、

  • 室外機のまわりに物を置かない
  • フィルターはまめに掃除する
  • 扇風機やサーキュレーターを併用する

といったことも、電気代節約にはつながるそうです。

室外機に日除けを付けるのも、室外機の故障を防ぐのに有効なので、エアコンの寿命を伸ばす上では節約にもつながるかと思います。

エアコンをつけずに我慢することで節約するのではなく、上記のような賢い使用方法で上手に節約してください。

まとめ

部屋の中にいても熱中症になりますので、夏場は電気代節約のためにエアコンを我慢するという考えはやめましょう。

また、熱中症は急激に症状が現れ、時には意識を失うこともあります。一人の時に熱中症になったら、誰にも対処してもらえませんので、家に一人のときこそエアコンで部屋を涼しくしましょう。

エアコンの1時間あたりに掛かる電気代は、使用状況により変わってきます。

一番電気代が掛かるのが、設定温度と外気温とに差がある時で、最も電気代が掛からないのが、外気と室内との差が少なく、かつ室内温度が設定温度に達している時です。

このようなことから、エアコンの電気代の目安は算出しづらいものになります。

場合によってはエアコンを1日中つけっ放しにしておいた方が、かえって安上がりという説もあります。

問題は熱中症にならないことなので、電気代を気にしてエアコンを「つけない」という選択はやめにしましょう。

エアコンを付けずに節約するのではなく、エアコンの温度設定等で賢く電気代を節約しましょう。

その方法は、

  • カーテンを閉めて日差しを遮る
  • 設定温度は28度にする
  • 風量は「自動」に設定

を基本にし、

  • 室外機のまわりに物を置かない
  • フィルターはまめに掃除する
  • 扇風機やサーキュレーターを併用する

ということも同時に行うようにしてください。

もちろん、設定温度が28度では暑い時は、状況に合わせて温度を下げるなどし、くれぐれも熱中症にならないように注意してくださいね。

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