窓用エアコン（ウインドウエアコン）ってどうなの？メリットとデメリット 実際に使ってみた感想

窓用エアコン（ウインドウエアコン）ってどうなの？と気になっている方へ、ウインドウエアコンのメリットとデメリットについて実際に利用している立場からの感想も含めてお伝えします。また、自分で設置できるのかという点につても、実際はどうなのかをお伝えします。ぜひ参考にしてみてください。

窓用エアコン（ウインドウエアコン）ってどうなの？

毎日暑くてツラい…。特に夜寝る時に暑いとなかなか寝付けず、翌日にも影響が出てきますから困りますよね。

そこで、各部屋にエアコンをつけようかと思ったら、意外と工事待ちで待たされたり、そんな予算取れない…、なんていうこともあるかもしれません。

そんな時に思い浮かぶのが、窓用エアコン（ウインドウエアコン）ってどうなの？ということ。もしくはスポットクーラーとかは？

ちなみにどちらも使用したことのある筆者が、その感想を含めお伝えしたいと思います。

ウインドウエアコンとスポットクーラーならどっちがいい？

ウインドウエアコンとスポットクーラーならどっちがいいか？ということについては、私の意見だと断然おすすめはウインドウエアコンです。

ウインドウエアコンとスポットクーラーの共通点であり、また共通の弱点として、本体に排熱部分がくっついていること。

通常のエアコンは室外機として、排熱部分を完全に外に設置していますよね。それがウインドウエアコンとスポットクーラーは一体化している点が弱点なのです。

で、スポットクーラーは部屋の中を移動できるというメリットはありますが、表面からは冷たい風が出るもの、後ろからは熱風が出るため、部屋の中は相殺されてあまり涼しくなりません。

排熱をダクトを通して外に出す方法もありますが、そもそもそのダクトが熱を発するので、これまたあまり意味がない。

ただ除湿はできますので、少しは空気がさらりとして涼感はアップするかもしれませんが。

なので、スポットクーラーを部屋の中でエアコン代わりに使っていると、「涼しいんだか暑いんだかよう分からん」という気分になってきます。

それに対しウインドウエアコンの場合は、排熱部分は窓から外側に向けて設置します。そして隙間からは外気が入ってこないようにするため、部屋の中は確実に涼しくなります。

というわけで、スポットクーラーは処分してしまいましたが、ウインドウエアコンは今もバリバリと現役で使用しています。涼しいです！

ウインドウエアコンのメリット

では改めて、ウインドウエアコンのメリットについて考えてみたいと思います。

私が思うメリットは、

• 安いわりに冷える
• 自分で設置できるからお金がかからない

の2点かと思います。

とにかくリーズナブルということですね。

一言でいうと、6畳程度の部屋であり、窓がある部屋であれば、ウインドウエアコンで十分ということです。

ウインドウエアコンのデメリット

反対にデメリットは、

• 排気部分が本体と一体なので少しうるさい
• 窓部が一部室内に飛び出す

ということでしょうか。

通常のエアコンだと窓の上とか高い位置に設置するので、さほど圧迫感はないのですが、ウインドウエアコンは設置部が窓なので、狭い部屋では特に突起している感が否めません。

そしてさらにいうなら、あまりオシャレじゃない（笑）、といったところでしょうか。

個人的なデメリットはその程度ですが、一般的に考えられるデメリットとしては、

• 窓のない部屋には設置できない
• 電気代が通常エアコンより高いらしい
• 8畳以上だと効きが良くない

という点でしょうか。

基本的には腰高窓に設置するものなので、ベランダなどへの出入りの大きな窓には設置できません。

我が家では仕事部屋で使用しているため、寝ている時は使用することもなく、電気代に関してはあまり気になったことはありません。

あと8畳以上だと効きが悪いという声もあるようですが、それも試したことがないのでわかりません。ちなみに6畳の部屋で使っていますが、バリバリ効いていますよ。

それから、ウインドウエアコンをつけると窓が閉められなくなるので防犯上不安という声を聞きますが、使う時は排気の部分程度に窓を開けますが、使わない時は普通に窓は鍵を閉めることができます。

また、一応使用中も簡易的なロック機能により、窓が開かないようにすることはできますので、さほど気にすることはないかなと思います。

そうそう、設置箇所がモロに外に面している場合は、大雨の際などにウインドウエアコンの外側（排気部分）が濡れてしまうため、使用できないかもしれません（電気製品なので不安あり）。

まぁ、通常のエアコンの室外機も屋外にあるので、あまり関係ないのかもしれませんが。

ちなみに私はマンションの廊下側の部屋に設置しているため、雨が降っても屋根があるため直接濡れることはほぼなく、あまり気にしたことはありません。

ウインドウエアコンの取り付けについて

ウインドウエアコンの取り付けについてですが、「自分ででできると言われているけれど、本当にできるものなのか心配」という人もいるかも知れませんね。

設置に関しては電気的に難しいことは一切ありませんが、多少カッターやドライバーなどを使う作業があるのと、最大の難関は20キロくらいあるウインドウエアコンを、最後の取り付けの際に持ち上げなければならいことでしょう。

特に女性にとっては少し重いと感じるでしょうから、できれば助っ人とともに2人くらいで作業するのが良いと思います。

ちなみに私は男ですが、1人で全て作業しました。

まとめ

窓用エアコン（ウインドウエアコン）は冷えるのかというと、十分に冷えます。

また、スポットクーラーと比べた場合どうなのかというと、両方使ってみましたが、おすすめは断然ウインドウエアコンの方です。スポットクーラーは排気の関係上、部屋が冷えづらいです。

ウインドウエアコンのメリットは、とにかく安いということと、お手軽ということでしょう。

デメリットとしては、

• 音が少しうるさい
• 腰高窓のない部屋には設置できない
• 狭い部屋だと多少圧迫感がある
• 広い部屋だと冷えきらない？
• 通常のエアコンより電気代が高い？

といった点があげられます。

ウインドウエアコンの防犯性について心配される人がいますが、これは特に問題ないと思います。使用しない時はきちんと窓に鍵を掛けることもできます。

設置する部屋の窓の外がすぐに屋外という場合は、激しい雨が降った際には使用を控えたほうが良いかもしれません。

設置に関しては男性であればおそらく1人でできると思いますが、本体が少し重いので、女性の場合は助っ人がいたほうが良いでしょう。

電気的な知識は特に必要なく、多少の工作ができれば中学生でも設置できると思います。