刷毛とローラーで車のオールペンができるってホント?素人でもチャレンジできる!水性塗料もある?
素人でも刷毛とローラーとで車のオールペンができる塗料があります。匂いの気にならない水性塗料もあり、多くの人がオールペンにチャレンジしています。費用も驚くほど安いので、気になる方はぜひチェックくしてみてください。
もくじ
素人でも車のオールペンは可能か?
自動車の色が褪せてきた、クリアが一部剥がれてきた。
車も長く乗り続けていると、そういった塗装の問題が出始めてきますよね。
特に屋外でカバーも掛けずに駐車していると、太陽の日差しや風雨にさらされて、段々と車の塗装もやれてくるものです。そうなると、車の全塗装をしたくなるもの。
しかし、業者に依頼するとなると、相場は安くて20万円、高いと50万円ほどと言われています。なかなかの出費です。
あと10年以上乗り続けるつもりなら業者に依頼してきれいにオールペンしてもらうのもありですが、「そこまで乗るつもりもない」「乗り潰すつもり」という方は、思い切って自分で車のオールペンにチャレンジしてみるのもありかと思います。
「いやいや、道具もないし。そんなの無理でしょ!」と思うのが普通だと思いますが、実は最近では刷毛とローラーで車のオールペンができる塗料が発売されているのです。
刷毛とローラーで車のオールペンができる!
「刷毛とローラーで車のオールペンができるって、プラモデルじゃないんだから(笑)」って思いますよね。
でも、意外と皆さん、刷毛とローラーで車のオールペンにチャレンジしているんですよ!
しかもこの塗料、水性塗料もあるっていうから驚きです!
普通、車の塗装はウレタン塗装というものです。プラモデルだってラッカー塗装。
それなのに水性塗料って!
いやいや、これがなかなか馬鹿にしたものでもありません。
だって多くの人が実際にチャレンジしているわけですから。
では、それってどんな塗料かと言うと、大阪にある株式会社タカラ塗料というところが販売している塗料です。
>タカラ塗料 刷毛(ハケ)・ローラーで車をDIYで全塗装しよう!
たくさんの方の実例も紹介されているので、ぜひチェックしてみてください。
自家塗装のオールペン代にかかる費用は?
ところで、刷毛とローラーで車をオールペンするとして、いったいかかる費用はどれくらいなのか、気になるところですよね。
タカラ塗料さんには、水性塗料の他にラッカーや2液ウレタンもあります。
それぞれ塗料の特性があるので、どれを選ぶかは用途に応じて決めていただきたいと思います(サイト内に詳しい案内あり)。
ちなみに最も費用のかからず、お手軽なのが水性塗料です。ただ、水性だからといって、塗膜が最も弱いかというとそうでもありませんので、あくまでも用途によって選びましょう。
タイプ別による必要とする塗料の量の目安は、
軽トラック、軽バン、コンパクトカーの場合:3~4kg
ミニバン、ハイエースの場合:4~6kg
といった具合です。
今回は水性塗料でコンパクトカーを塗る場合の費用の例をご紹介します。
フィットを単色で塗る場合だと、
塗料(水性)4kg:11,790円
刷毛ローラーセット:7,800円
計:19590円
をタカラ塗料さんで購入します。
「刷毛ローラーセット」には、
- ナイロン刷毛(2本)
- ワックスオフ(1リットル)
- ローラーセット
- 下げ缶
- 耐水ペーパー#600(4枚)
- 非鉄部用プライマー
- ウエス
- マスキングテープ(5本)
と、塗装に必要なものがほぼ全て含まれており、とってもお買い得です。
その他に、ブルーシート、ゴム手袋、マスカーなどがあると良いかもしれません。
と言うわけで、フィットクラスの小型車を水性塗料で単色で塗るなら、2万円ちょっとという驚きの低予算で車をオールペンできてしまいます!
刷毛とローラーで車のオールペンする場合の注意点
刷毛とローラーで車のオールペンができるタカラ塗料の注意点ですが、
- カラーはつや消しのみ
- 板金修理できない?
といった注意点があります。
カラーはつや消しのみということについては、つや消しで良いという人が使えば良いので、特に問題にはならないでしょう。
もう1つの「板金修理できない?」についてですが、要はぶつけて修理を出したときに、通常の板金塗装屋さんではタカラ塗装のつや消し塗料は扱っていませんので、同じような仕上がりができないということです。
なので、万が一擦ったりぶつけたりした時の場合には、、その部分はまた自分で塗装をする必要が出てきます。
そういうときは、ちょい足し用の200gサイズ(2,300円)も販売していますので、これを利用すると良いでしょう。
まとめ
素人でも刷毛とローラーとで車のオールペンは可能です。タカラ塗料というところで購入可能。
水性塗料(耐用年数4~5年と意外と強い)もあるので、塗料の匂いも気にすることなく塗装ができます。
自家塗装のオールペン代にかかる費用は、フィットクラスのコンパクトカーを単色塗装で必要な道具も含めて2万円ちょっとという破格値です。
塗料はつや消しのみ。どこかにぶつけて板金修理が発生した場合は、形状の補修は頼めるものの、塗装に関しては再度自分で行う必要があります。
あと5年も乗れれば良い、自分が乗り潰すつもり、という車の場合であれば、十分にチャレンジする価値はあるかと思います。