自動車のオートライトが釈然としない!ドライバーの判断で点灯・消灯がダメな理由を追った
昨年、新車で軽自動車を購入したのですが、10数年ぶりの新車購入とあって、その安全機能の充実(詰め込み過ぎ?)に浦島太郎状態でした。
しかも予算の見積もりが激甘で、10数年前の当時から全く進化しておらず、150万以下だったら御の字なんて、身構えていたのです。
もちろん、そのような予算では希望車種など購入は出来るはずもなく、やむなく予算を増額しました。
総合的な満足度は高いのですが、やはり一部の機能には納得していません。
それがオートライトです。
もくじ
オートライトは装着義務がある
一昨年まで乗っていた自動車のライトは手動式でした。
車幅等とヘッドライトを自分で操作します。
暗くなったと思えば点灯するだけのお仕事。
それが自動で制御されるなんて、人間から判断力を奪うのかと憤慨したものです。
しかしオートライトの義務化には、しっかりと理由がありました。
ヘッドライトに関連する事故が多発
道路運送車両の保安基準の改正によって、2020年4月以降に発売される新車においてはオートライトの装着が義務化となっています。
なぜ義務化になってのかについては、簡単に言えば、ヘッドライトを点灯する基準などをドライバーの判断力に任せていたばかりに、事故が多発していたわけです。
早い話、夜に無灯火で走って事故を起こし、人が亡くなるということが数字的にも放置できなかったレベルになっていました。
警視庁の2013年から5年間の統計では、1時間あたりの自動車対歩行者の死亡事故件数が、
- 昼間:167.7人
- 薄暮時:681.5人
と4倍の差があり、しかも横断歩道での事故が9割という異常な数字です。
そりゃ基準を決めてヘッドライトを強制的に点灯させようって話になりますよね。
オートライトの基準
オートライトの義務化については、概ね理解できたと思いますが、実は、点灯・消灯についての、
- 周囲の明るさ
- 応答時間
などには基準が設けられています。
さらに、手動で消灯ができなくなってるのですが、これが、ちょっとイヤなんですよね。
まず基準面から簡単に説明すると、周囲の明るさが、
- 1000ルクス未満:2秒以内に点灯
- 7000ルクス超え:5秒~300秒以内に消灯
というものです。
だけど何となく自動車によってバラツキがあるじゃんと感じるのは、恐らく、消灯の時間の幅がメーカーや車種で異なるからだと推測します。
まあ、基準を設けるのは良いとして、誰が見てもライト点灯必要ないじゃんという時は、ポチッとドライバー判断で消灯できるようにしてほしいです。
バッテリーの浪費じゃん。
走行中は消灯できない
前述したように手動で消灯したいシーンが誰しもあると思います。
そのような時でも走行中は絶対に消灯できないようになっていますが、停止中だとできるんですよね。
いやいや、明るいうちから点灯しても、意味ないじゃんって話だと思いませんか。
歩行者だって、明らかに自動車だとわかる時間帯なら、例え基準だとしても、ドライバー判断で消灯できるようにして欲しいですわ。
対向車とか歩行者とか、ライトで眩しがらせてどないすんねんってことです。
それでも事故が防げるからオートライトを義務化したのでしょうけど、何か、自分の判断力がダメと言われているようで釈然としないんですけどね。
せめてゴールド免許には、それぐらい判断させてくれよって言いたいです。
だってゴールドなんだから。
まとめ
「自動車のオートライトが釈然としない!ドライバーの判断で点灯・消灯がダメな理由を追った」というテーマで、安全装備の度が過ぎるってことを、今回は暗に主張したかったのです。
オートライト以外にも、アイドリングストップとか標準機能にしないで欲しい。
オンでアイドリングストップする方向にしてほしいです。
おかけでクリープ現象を利用しての交差点侵入では、カックンカックンしてしまいます。
アイドリングストップしようかしまいか、自動車が悩んじゃってる感じ。
狭い道路の見通しの悪い曲がり角とか、クリープ現象を利用して確認していたんですけど、それがやり辛いやり辛い。
こういう時は、装備もそこそこの中古車が欲しくなります。