社内運動会は必要か?会社員時代に実行委員会を経験したメリットとデメリットをお伝えします

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パナソニックが社内運動会を復活させたというニュースを読みました。

会社員時代に社内運動会は経験しましたが、正直な心情を申しますと、面倒臭い8割、楽しみ2割というところでしょうか。

これが参加者としての気持ちの割合ですが、一度だけ実行委員に駆り出されたことがあります。

これは半ば輪番制のような格好なので、やる気なし度100%だったことを覚えています。

「時代遅れ」「必要ない」という声も多いと予想しますが、確かに、休日を潰してまで参加したくないイベントです。

そこで今回は、自分の経験を踏まえて、社内運動会のメリットとデメリットについて書いてみたいと思います。

社内運動会のメリット

時代遅れ感の強い社内運動会ですが、社員のエンゲージメント向上や企業成長に貢献する可能性を秘めたイベントと信じているベテラン社員などは、確実に存在します。

社内運動会がもたらす一般的でありながらも実効性は不透明な、よく言われる5つのメリットを挙げてみます。

社員間の交流促進

運動会は、普段接点のない部署の人と交流する貴重な機会です。

チーム対抗競技やレクリエーションを通して、自然とコミュニケーションが生まれ、親睦を深めることができます。

異なる職種や価値観を持つ人々と協力することで、視野を広げ、新たな視点を得るきっかけにもなります。

チームワーク向上

チーム対抗競技では、メンバー同士が協力し、共通の目標に向かって努力する経験ができます。

意見を出し合い、役割分担をしながら課題に取り組むことで、チームワークが向上し、信頼関係が築かれます。

チームワークの強化は、業務におけるスムーズな連携や問題解決にも役立つとされることが多いです。

健康意識向上

普段運動不足を感じている社員にとって、体を動かす絶好の機会です。

競技やレクリエーションを通して、運動不足解消やストレス発散が期待できます。

また、健康的な習慣を身につけるきっかけにもなり、社員全体の健康意識向上につながります。

モチベーション向上

社員の一体感を高め、仕事へのモチベーションを向上させる効果があります。

チームで協力して勝利を収めた経験は、達成感を与え、自信につながります。

また、競技や応援を通して、会社への帰属意識や愛着心も高まりを期待するものです。

企業ブランディング

社員の笑顔や活気あふれる様子を、社内外に発信する場として活用できます。

企業の積極的な取り組みとして、社内外からの好感度向上や企業イメージの改善に貢献します。

また、求職者へのアピールにも効果的です。

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社内運動会のデメリット

前述したメリットは、あくまでも幻想であり、実際は、デメリットの方が多い印象でしかありません。

懸念点を事前に理解していない人ほど、口は出すものです。

実際の最も大きなデメリットについて、2点を挙げてみます。

準備に時間と労力

運動会の企画、運営には、会場選定、競技内容の企画、備品の準備、広報活動など、多くの時間と労力が必要です。

特に、参加人数が多い場合や大規模な企画の場合は、負担が大きくなります。

実行委員を複数名で構成し、役割分担を明確にするわけですが、基本的には日常業務を免除されるわけではないので、時間外労働つまり残業が増えます。

成し遂げたところで、人事的な評価対象にもなりません。

参加率が低い

魅力的な企画で参加意欲を高める、なんてキレイ事は通用しないです。

運動会は参加が義務ではないため、参加率が著しく低い・・・。

景品で釣っても釣れません。

筆者が勤務した会社は、半強制という慣例があり、本当にイヤでしたね。

まあ、元パナソニック系でしたけど。

参加者の年齢や体力もバラバラですから、競技種目に頭を悩ませます。

ケガでもさせたら大変なのでね。

さらにカレンダー休日とは関係ない三交代制夜勤の人を差し置いて実施するわけですが、その後ろめたいことと言ったら・・・。

実行委員体験者として

実行委員として活動した経験を話しますが、当時は、準備に追われ大変だけど達成感を感じられる、なんて言われました、信じてませんでしたけど。

上役からも、運動会当日の社員たちの笑顔を見れば、苦労が報われると感じるはず、なんて適当なことを言われましたっけ。

現実は、運営に必死で疲れただけ。

子どもの運動会のように、規律正しい行動なんてできないんですよ、当時のオッサンどもは。

ダラダラとした動き、何かといえば文句や愚痴。

最悪の記憶しかありません。

参加者や上役からの感謝の言葉なんて当然ないですよ。

ホント、くだらない行事でした。

これ以降、他部署との交流が増えたかと言えば、全くないです。

仕事の持ち場が違えば、そんな交流なんて発生しないです。

運動会に妄想的な期待を寄せるのは、ちょっと違うので、個人的には必要のないイベントと言っておきます。

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まとめ

「社内運動会は必要か?会社員時代に実行委員会を経験したメリットとデメリットをお伝えします」というタイトルで、社内運動会について書きました。

結論を改めて申し上げますが、社内運動会は不要です。

休日が潰れますし、ヘタに動いてケガでもしたら損でしかありません。

他部署と打ち解けるきっかけを作ると言ったところで、冷静に考えたら日常業務では接点がないから、意味が無いわけです。

社内運動会を実施する企業には、就職しない方が無難です。

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