家事の単価っていくらが妥当?それとも家事は生活に必要な行動だから金勘定は無意味?
ちょっと前・・・いや、今でも論争のネタとしてはありがちな「専業主婦の給料」という、価値観に関するやつ。
はっきり言って個人的にはプライスレスです。
なぜならば家事というのは生活において必要な行動であって、決して営利目的ではないからというのが、その理由になります。
しかも家事ってのは、家族全員が自発的に取り掛かることで、めちゃくちゃコスパどころかタイパの良いものなのに・・・。
家事は配偶者の仕事、なんて決めつけるのが、そもそもおかしな話で、それは子育てにも繋がりますけどね。
そこで今回は、家事の単価や報酬ということで、あえて値付けをしてみました。
もくじ
家事は必要な行動
再度、申し上げますが、家事をやらないと生活が成立しません。
冷静に考えれば理解できます。
炊事、洗濯、掃除のほかに自宅の設備のメンテナンスとかも全て「家の事」なのですから、家事に相当します。
食べるためには準備しなきゃならないです。
その準備とは、料理だったり食器を並べることだったり、買い出しに行くことで、関連した行動もすべて家事と言えます。
ひとりでやるよりふたりの方が効率が良いですし、何なら生協さんを活用すれば、随分と食材の仕入れは効率化されます。
これらの行動に単価や報酬を算出するなんて、意味ありますか?
家事労働という言葉があるから、金に換算したがるだけでは?
自分の配偶者の行動を、金で評価することと同じですよ。
ホントに意味がわかりません。
家事代行として報酬を出す
さて、本題はここから。
高校生の娘が友人に触発されて、できるだけ夕飯を作る宣言をしました。
そもそも通っている高校の目と鼻の先にスーパーがあり、帰宅前制服姿で買い物をしている子が多いのです。
しかも「おつかい」とかではなく、ガチで夕飯づくりを任せられている子ばかりなので、大人顔負けの買いっぷり(汗)
生活力を養う、世の中な経済や景気を知るという意味でも、良いことだと思います。
そんな姿を目にして奮起した娘は、早速、行動を開始しました。
ここで筆者は、月間で何回夕食を作ってくれたからをひっそりと集計して、月末にでもサプライズで報酬を出そうと考えました。
で、悩んだのが報酬の根拠です。
前述したように家事は生活に必要な行動という前提は変わらないので、家事代行のバイトとして雇う体にしようと考えました。
家事代行の相場
ベアーズという家事代行サービスでは料理代行もやっています。
例えば、
初回お試し3時間:10,980円(税込)
の場合は、1時間3,300円の3時間で交通費が990円含まれています。
つまりプロだと単価3,300円ということですが、これは、担当した人のインセンティブや会社経費などを考慮して算出されたと推測します。
報酬のしくみは不明ですが、仮に50%を会社が持っていくとして、1,650円が個人に入ると考えると、まあ、こんなもんかなと。
ちなみに各都道府県でも最低賃金が定められていますし、飲食店の求人情報では学生アルバイトの相場が見えます。
それを総合的に判断すると、時給800~1,000円ぐらいが妥当なところかなという結論に達しました。
大体1時間で料理ができているので、1回あたりで報酬は集計ということで合意。
バイトしたいと言いながらも学業が忙しくてできないという事情もあって、このようなことになりました。
買い物は、してもしなくてもよく、献立も完全にお任せ。
10回ごとにボーナスを支給しても良いかなと考えています。
本人は手助けと考えていた
当の本人は全くの手助けという感覚だったようです。
友人に触発されたとはいえ、少しは家事に貢献しようと考えていた模様。
だから報酬が出るということで、相当に喜んでいました。
推し活の足しになれば、こちらとしても喜ばしい限り。
我が家は推し活賛成派です。
まとめ
「家事の単価っていくらが妥当?それとも家事は生活に必要な行動だから金勘定は無意味?」というテーマで、家事の金額換算について書きました。
人それぞれ考え方があって当然ではありますが、我が家の場合は、書いたとおりです。
強制でもないですし、時間があるときに作ってくれれば良いわけで。
本人も疲れて帰ってくることもあるでしょうしね。
そんときゃ家族で分担して夕食を作れば良いだけの話。
「疲れてるんだ」と言っても呼吸はするでしょ、生きるために。
どうして家事はしなくてもいいという解釈になるのか、不思議でなりません。
家族全員が疲れて家事を放棄するのなら、家事代行を利用するしかないです。