秋といえばナス!なぜ秋茄子は美味しいのか?美味しいナスの見分け方・ナスの美味しい食べ方

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秋は美味しものがたくさんある季節ですが、秋茄子もその代表の1つと言えるでしょう。そんな秋茄子はなぜ美味しいのかといった理由や、購入する際の美味しいナスの見分け方、秋茄子の簡単で美味しい食べ方をご紹介します。また、茄子の調理前に必要とされるアク抜きは、必ず必要なのかどうかについてもお伝えします。

なぜ秋茄子は美味しいのか?

秋といえば無性にナスが食べたくなるのは私だけでしょうか。しかし、これほどまでになぜ秋茄子は美味しいのかについて、考えたことはありませんでした。

そこでなぜ秋茄子は美味しいのか、について調べてみました。

秋茄子が美味しい理由にはいくつかあり、その第一が秋という気候が茄子の成長にとても適しているからなのだそうです。

夏の暑さが過ぎ、秋の涼しい気温と日照りとが、茄子の甘味と風味をもたらすのです。これによって秋茄子は、豊かな味わいを蓄えます。

また秋に収穫される茄子は、成熟度が適切なため苦味が少なくなるのだそうです。

茄子には苦味成分であるソラニンが含まれますが、成熟するに連れソラニンは減少していきます。そのため、秋茄子は苦味が減りより食べやすくなるのです。

秋の収穫時期には他の季節よりも土壌が豊かになり栄養分が満たされることで、茄子自体の栄養価も高まり、風味が豊かになるという理由もあります。そのため秋茄子は、美味しいだけでなく栄養面でも勝ってきます。

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美味しいナスの見分け方

茄子を買うときの美味しいナスの見分け方についてお伝えします。

美味しい茄子を選ぶには、次の5つの点に着目してみてください。

色とつや

美味しい茄子は皮につやがあり、鮮やかな紫色をしています。表面につやがある茄子は、新鮮な証拠です。

ただし、色の濃淡は品種によっても異なるため一概に濃いほうが良いとは言えません。色の濃さよりも、鮮やかな発色をしているものを選びましょう。

重さ

茄子を手に取ったとき、ズシリと重い茄子ほど水分を多く含んでおり、風味が豊かです。

反対に軽い茄子は水分が不足している可能性が高いので、なるべく避けましょう。

表面の傷やしわ

茄子の表面に傷やしわがないものを選びましょう。茄子は傷がつくと早く傷んでしまいます。傷んだ茄子は風味も落ちてきます。

茎の状態

茄子は茎の部分を見ると、新鮮さがわかります。茎が緑色で新しそうなものを選ぶようにしましょう。

産地

茄子はできるだけ地元から近いものを選ぶとよいでしょう。地元産の茄子は収穫から近いため、新鮮なものである可能性が高いです。

ナスの簡単で美味しい食べ方

ではここで秋茄子を使った簡単で美味しいレシピを3つご紹介しましょう。どれも簡単に作れて美味しいので、ぜひ挑戦してみてください。

茄子の揚げ浸し

〈材料〉

中サイズの茄子:2本
大豆醤油:3大さじ
だし:1カップ
砂糖:2大さじ
みりん:2大さじ
生姜(薄切り):1片
青ねぎ(切り口):2本分

〈手順〉

  1. 茄子を輪切りにし、油で揚げてキッチンペーパーで余分な油を吸い取ります。
  2. 別の鍋でだし、大豆醤油、砂糖、みりん、生姜を混ぜて煮立て、煮詰めます。
  3. 茄子を浸し、煮汁が茄子に染み込むまで冷まします。
  4. 青ねぎを散らしたら完成です。

茄子とひき肉の炒め物

〈材料〉

中サイズの茄子:2本
牛または豚のひき肉:200g
醤油:2大さじ
みりん:2大さじ
砂糖:1大さじ
しょうが(みじん切り):1片
鷹の爪:1本
青ねぎ(切り口):2本分

〈手順〉

  1. 茄子を厚めの輪切りにし、鍋で炒めます。
  2. 茄子が柔らかくなったら、ひき肉を加え、しょうがと鷹の爪も一緒に炒めます。
  3. ひき肉が焼けたら、醤油、みりん、砂糖を加えて炒め続け、味を調整します。
  4. 最後に青ねぎを散らしたら完成です。

茄子の味噌グリル

〈材料〉

中サイズの茄子:2本
味噌:3大さじ
みりん:2大さじ
砂糖:1大さじ
醤油:1大さじ
ごま油:少々

〈手順〉

  1. 茄子を縦半分に切り、切り口に十字の切れ目を入れて、オーブンで焼くかグリルで焼き目をつけます。
  2. 別のボウルで味噌、みりん、砂糖、醤油を混ぜ、ペースト状になるまでよく混ぜます。
  3. 茄子の切り口に味噌ペーストを塗り、再びオーブンで5分ほど焼きます。
  4. ごま油をかけ、仕上げにごまを振りかけたら完成です。
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茄子は調理前に必ずアク抜きが必要なのか?

茄子はアクの強い野菜と言われていますが、調理をする前には必ずアク抜きは必要なのでしょうか。

茄子には苦みの成分である「ソラニン」と「アルカロイド」という物質が含まれています。これらの成分は主に皮や種の部分に多く含まれています。

そのため茄子を調理する前には、茄子を切ってしばらく水に浸すことでアク抜きを行い、茄子の苦みを軽減させて食べやすくしようという目的があります。

しかし茄子の収穫時期や調理法によっては、必ずしもアク抜きをする必要はありません。

例えば、

  • 小型の茄子
  • 新鮮な茄子
  • 秋茄子

などは、「ソラニン」や「アルカロイド」が少ないので、アク抜きは不要です。

また、揚げ物やグリル、焼き茄子など、高温で調理を行う場合は、アク抜きをせずともあまり気にならないでしょう。

アク抜きをした後は、しっかり水分を拭き取ることが重要です。余分な水分をしっかり切らないと、料理が水っぽくなることがありますので注意してください。

まとめ

秋茄子がなぜ美味しいかという理由は、秋の涼しい気温と日照とが茄子の甘味と風味をもたらすからです。

また、秋の茄子は成熟度が適切なため、苦味成分であるソラニンが少なく食べやすいのも理由です。

美味しいナスの見分け方は、

  • 色とつや
  • 重さ
  • 表面の傷やしわ
  • 茎の状態
  • 産地

に着目して選ぶと良いでしょう。

ナスの簡単で美味しい食べ方は、

  • 茄子の揚げ浸し
  • 茄子とひき肉の炒め物
  • 茄子の味噌グリル

です。

茄子は調理前に必ずアク抜きをする必要はありません。

  • 小型の茄子
  • 秋茄子
  • 新鮮な茄子

などは、アクが少ないので、アク抜き無しで調理しても問題ありません。

また、揚げ物やグリル、焼き茄子といった高温で調理する場合も、アク抜きをしなくてもあまり気にならないはずです。

ただし、アク抜きをした場合はしっかり水分を拭き取ることを忘れないでください。余分な水分をしっかり切らないと、料理が水っぽくなります。

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