バナナには種がないけどどうやって増えていく?バナナを種から育てるのは無理なのか?
バナナについて、あまり深く考えませんでしたが、昨晩の夕飯時に家族が3秒ほどシーンとなってしまったのは、バナナの種についてでした。
バナナには種がありません。
どうやって、あんな大木になるのか、不思議じゃないですか?
そこで今回は、バナナについて学んだことをシェアしたいと思います。
栄養があるとか、そんな話じゃなく、おいたちの方についてがメインです。
もくじ
バナナに種はないのか?
農林水産省のサイトでは、こどもからもらった相談をまとめていて、バナナの種についても言及しています。
当該ページを参照すると、
バナナを輪切(わぎ)りにしてよく見ると、中心に小さな黒い点があります。実はこれがバナナの種のなごりです。
と書かれてます。
なごり?
なごりということは、現在、手に入るバナナについては種はないと言っているようなものです。
遺伝子の突然変異で今に至る
大昔にバナナは野生で育っていて、種も小豆大ほどの大きさだったようです。
ところが、バナナの遺伝子が突然変異によって、種のないバナナが生まれてしまったことが転機となり、今に至っているというのです。
種がない方が食べる部分も多く取れるということで、食用には都合が良かったことから、このままでいいやろ的な感じで「種なし」が世界に広まった考えられています。
仮に今のようなシュッとした実に、でかい種があったら確かに食べにくいですよね。
野生のバナナが、どのような形をしていたかは知りませんが、ふっくらとしたナスに近いような形だと、種も捨てやすいのでしょうけど・・・。
バナナにありつけるのは、たまたまの突然変異のお陰ということですね。
どうやって増やすのか?
種がなければバナナの木は育たないどころか、芽が出ませんから、増やせないです。
ところが実際には世界中にバナナがあります。
どうやって増やしたのかと言えば、まず、接木を予想したのですが、全く違いました(汗)
茎の根っこの脇に出てくる新芽を選りすぐって苗を育てるんです。
その苗を畑に植えて育てるのがバナナの増やし方になります。
分身の術
イメージとして分身の術方式で増やしていくわけですね。
ただし、バナナの木が火事で燃えてしまったり、病気などでダメになったりすると、復活が難しいということになります。
下手すると絶滅の可能性も。
絶滅は言い過ぎかもしれませんが、種がない分、他の果物よりリスクは高いと言えます。
現在のバナナの種類
日本で流通しているバナナの多くは、キャベンディッシュと言われる品種で、主にフィリピンから入ってきます。
次いでモンキーバナナが馴染みがあるでしょうか。
モンキーバナナは日本の呼び方であり、レディ・フィンガーというのが、正しい名称です。
甘みが強い方が好きな場合は、モンキーバナナがおすすめ。
国内の限られた地域で栽培されているのがシマバナナ。
沖縄県などが産地です。
フィリピン産は多いけど
日本では実に8割をフィリピンからの輸入に頼っているわけですが、世界で生産量のナンバーワンはインドです。
参照:バナナの生産量の多い国|外務省
インドのバナナのイメージないですよね。
はい、インドからはバナナは輸入していないので、仕方がありません(汗)
ちなみにフィリピンの生産量は世界で5本の指に入るかどうかというところで、バナナ大国ではありますが、ミドルクラスと言ったところです。
まあ、美味しければ、どこの国で作られようが構わないですけどね。
国産命の人は、頻繁にバナナは食べられないですねぇ。
まとめ
「バナナには種がないけどどうやって増えていく?バナナを種から育てるのは無理なのか?」というテーマで、バナナの種と関連することについて調べました。
まさかの分身の術方式とは知りませんでした。
ダイレクトに畑に種をまいて育てるのと違って、新芽を苗として育ててから畑に植えるという手間が必要な分、育成には時間と費用がかかりそうです。
ただ、収穫量が見込めますから、インドはどんだけ植えてるんだって話ですよね(汗)
インドのバナナ、おいしいかな。
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