シナモンの花言葉の意味 効能や種類・摂取量における注意点 ニッキとの違いは?
シナモンの花言葉の意味とは?さらにシナモンの持つ効果・効能や知られざる種類と摂取量における注意点とは。ニッキとの違いについても調べてみました。
もくじ
シナモンの花言葉は
シナモンは、クスノキ科ニッケイ属の小型常緑樹で、ペッパーやクローブと並び3大スパイスとされています。
シナモンには、セイロンシナモンとカシアの大きく2種類があります。
セイロンシナモンは、スリランカ産が主で、インドやインドネシア、ブラジルでも生産ています。
カシアは別名チャイニーズシナモンとも呼ばれており、中国、ベトナム、インドネシア、中央アメリカ、ミャンマーが主な産地です。
セイロンシナモンがいちばん高価で、安価なのがカシアシナモンです。
詳しくは後述しますが、摂取するならセイロンシナモンをお勧めします。
香辛料としてのシナモンは、その内樹皮を用いて作られます。
シナモンの花言葉には「清純」とか「純潔」という意味があるそうです。
シナモンの効能
主に香り付けで紅茶やコーヒー、スイーツや料理などに用いられるシナモンですが、ハーブとしての効果・効能もあります。
シナモンの主な効果・効能としては、
- 抗菌・抗ウイルス・
- 抗酸化
- 抗炎症
- 心機能改善
- 血圧低下
- 強壮
- 消化促進
- 去痰
などの効果・効能があるそうです。
中でも、シナモンの持つ最大の効能は、強力な抗酸化作用でしょう。
抗酸化作用とは、老化やがん、心臓病、糖尿病、認知症などの要因となるフリーラジカル(活性酸素)を中和する働きのことです。
また、シナモンのもつ穏やかな利尿作用が、体内のナトリウムと水分の量を減らし、血圧を下げる効果もあるとのことです。
強い殺菌・抗菌作用は、かつて古代エジプトでのミイラづくりにも利用されていたとか。
シナモンのダイエット効果を謳っている場合もありますが、効果がないとは言いませんが、ダイエットは成分に依存するものではなく、やはり食事や運動量で行うものだと思います。
これはシナモンに関わらず、どんな成分を含むものでも同じだと思います。そんなに簡単なものじゃない(笑)。
シナモンの摂取量には注意!
体に良さそうなシナモンですから、たくさん摂ろう!そう思った方、ちょっと待ってください。
シナモンの摂取にはいくつか注意点があります。
まず、シナモンにシンナムアルデヒドという香気成分が含まれていますが、これが胎児へ悪影響を及ぼすと言われています。
なので、妊娠中の方はシナモンの摂取を控えてください。
次に、シナモンには「クマリン」という成分があり、これが肝障害を引き起こす可能性があると言われています。
クマリンの一日の耐容摂取量は0.1mg/kg/dayだそうですので、体重50キロの人だと1日5.0mgまでということになります。
ここで重要なのが、先に記述したシナモンの種類が関係してきます。クマリンの含有量はシナモンの種類のより大きく異なるからです。
クマリンが一番少ないのが、セイロンシナモンです。そして一番多いのがカシアとも呼ばれているチャイニーズシナモンです。
セイロンシナモンに対しカシアのクマリン含有量は、およそ200倍以上!
特にベトナム産のシナモン(カシア)には大量のクマリンが含まれており、上述したクマリンの摂取量で換算すると、体重50キロの人がセイロンシナモンなら360gまで接種可能なのに対し、ベトナム産カシアだと0.9gまでとなります。
ちなみに、シナモンスパイスの入った小瓶の一振りがおよそ0.1gなので、よほど沢山振りかけない限りカシアでも摂り過ぎとはならないでしょうが、できるだけセイロンシナモンを使用したいところです。
香辛料やサプリメントなどのシナモンを購入する際は、使われているシナモンの種類にも目を向けるようにしてください。
ニッキとの違い
よくシナモンのことをニッキと呼ぶ人がいますよね。私のおばあちゃんがそうでした(笑)。
シナモンとニッキって同じものなのでしょうか?
調べたところによると、ちょっと違いました。
一般的にシナモンとはセイロンシナモンのことで、ニッキは日本の肉桂(にっけい)と呼ばれるもの。おそらく「にっけい⇒ニッキ」となったのでしょうね。
ニッキのルーツは中国からシナニッケイ(カシア)が伝来したことに始まるようです。
しかし、シナモンやカシアが樹皮を使用するのに対し、日本のニッキは根っこの部分を使用する点が異なります。
また、味や香りにも違いがあり、シナモンは甘い香りとマイルドな風味なのに対し、ニッキは香りは甘いものの爽やかで強い辛味を持つそうです。
ちなみに、カシアは濃厚な甘い香りとスパイシーな後味が特徴なのだそうです。
含まれる成分もシナモンとニッキには異なる点があり、シナモン(セイロンシナモン)に含まれるオイゲノールという成分は、カシアやニッキには含まれないそうです。
まとめ
妊婦さんはシナモンを摂取しない方が良いという点、覚えておきたいですね。
また、カシアにはクマリンが大量に含まれているので、肝機能に問題を抱えている方は、使用するならセイロンシナモンを使うよう気を配った方がいいでしょう。
抗酸化作用や血圧を下げる効果など、健康面でも優れた効果がたくさんあるシナモン、上手に日常に活用していきたいと思います。