江戸時代の照明事情が気になって仕方がないので調べてみたら意外にも勉強になった

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江戸時代って何かと気になる存在です。

なんといっても約260年以上続いた政権でもありますから、人々の暮らしに興味があります。

特に夜ですよ夜!

怪しげな遊びとかではなく、夜の照明について知りたいのです。

当時は電気も無いわけですから、日が沈むと闇が広がり、きっと家の中も暗いのだろうと。

そのような理由で、江戸時代の照明について調べたことをシェアしたいと思います。

行灯がメイン

時代劇でもよく見られますが、江戸時代の初期の頃は行灯(あんどん)が庶民の光源となっていました。

燃料は「ともしあぶら」です。

漢字で書くと「灯油」なので「とうゆ」と混同しますから、以下の表記も「ともしあぶら」で統一します。

ろうそくじゃないの?と思ったのですが、どうやら国産の和ろうそくは生産に手間暇かかり高額でもあったため庶民は手が出なかった模様。

ゆえに「ともしあぶら」が使われました。

その種類は魚に由来する油、特にいわしやくじらの油が庶民の貴重な燃料だったのです。

デメリットは燃えると魚臭いこと(汗)

きっと魚を焼いている臭いがしたのでしょう。

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行灯の明るさ

どうも豆電球ほどだったとか。

めっちゃ暗い・・・。

その暗さ加減は誰もが知っていると思いますが、すごくボンヤリとした空間になります。

見えなくはないが、明るくはないですし、本を読むにもチトつらい。

大体、想像は付きました。

ろうそくと提灯

さて、江戸時代も中期になると、ろうそくの量産化、いや溶けたろうを回収してリサイクルなんてしたものですから、段々と一般庶民の手にも渡るようになりました。

行灯よりも抜群の明るさを誇ったろうそく。

さぞや家庭内も明るくなったことでしょう。

同時に提灯が出現します。

提灯にもいろいろな種類があり、

  • ぶら提灯:夜道を歩くときに持つ
  • 箱提灯:折りたたみ式の提灯
  • 御用提灯:「御用だ!御用だ!」の人が持つやつ
  • 高張提灯:長い竿が付いている提灯
  • がんどう:懐中電灯のような感じ

などがありました。

その他にも街を照らすための提灯も出てきたようです。

提灯で夜道を歩いてみたい・・・。

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行灯やろうそくに火を付けるには?

さて、どうやって火を付けたのか?

マッチなんぞはありませんし、ましてやチャッカマンなんてものもありません。

余談ですが現代の若者はマッチを擦ったことも無いという。

ですよね、機会が無い・・・。

それは良いとして火を付ける方法はただひとつ、火打ち石もしくは火打ち金です。

カチッカチッとやって火花を飛ばし、火口(ほくち)といわれる火種となる燃焼性の高い材料の道具を通して附木(つけき)を燃やし、ろうそくに火を灯しました。

なかなか段階を踏むのですが、数十秒で着火は可能だそうです。

キャンプ慣れしている方は、江戸時代流のやり方はできるのかも。

まとめ

「江戸時代の照明事情が気になって仕方がないので調べてみたら意外にも勉強になった」というテーマで、行灯と提灯およびろうそくについて書きました。

かなり勉強になりました。

行灯も提灯もなかなか風情がありますね。

ただ、ろうそくの火を実際に照明として使用するには、現代では少々無理がありそう。

下手すると火災の原因になったりしますからね。

仏壇でさえもろうそくではなく電灯を使ってるご時世ですから、時代劇マンガの世界で楽しむことにします。

参考

行灯 – Wikipedia

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