筋肉痛を早く治す方法・痛み解消に良い食べ物 歳を取ると筋肉痛が遅れて来るって本当?
筋肉痛を早く治す方法をご紹介します。その際に食べると良い痛み解消に効果的な食べ物も合わせてご紹介します。歳を取ると筋肉痛が遅れて来ると言われますが、それは本当なのか、筋肉痛の種類とともに解説します。
もくじ
筋肉痛を早く治す方法
筋肉痛が起きたとき、早く治すにはいくつかの方法があります。
その前に、筋肉が熱を持っている場合は、まず冷やす(アイシング)ことです。
アイシングの方法は、次のとおりです。
- ビニール袋に氷水を入れる
- 手のひらサイズのタオルを水で濡らす
- 熱を帯びた筋肉に濡らしたタオルをかぶせ、その上から氷水入りビニールをあてる
- およそ20分間冷やす
最近はアイスバッグという現代版氷嚢がありますので、それを使うと便利です。
筋肉が冷えたら、次に温めます。
筋肉を温めるのに一番手っ取り早い方法が、お風呂に入ることです。
38~40度のお湯に10~15分程度つかれば、これで筋肉は十分に温められます。
筋肉が温まったら、次はストレッチです。無理のない定度に筋肉痛のある箇所をストレッチします。
あとは、十分に栄養を取ること、そして休息することで、筋肉痛は最短で治るとされています。
筋肉痛が治る原理
では、どうして上で紹介したことを行うと、筋肉痛が早く治まるのでしょうか。
筋肉痛の痛みは、運動により筋肉が傷ついたからです。なので筋肉の傷を早く回復させてやれば、痛みは解消されます。
筋肉に熱があるうちは、炎症を起こしているため、冷やして炎症を沈めました。
そのあとに温めたのは、血液を送り込むためです。血液は損傷した筋肉に酸素や栄養素を届けるため、筋肉の修復を早めます。
ストレッチも同様で、筋肉を動かすことで血行を促進させるためです。
その後に栄養を摂ったのは、まさに体内の栄養分を増やし、筋肉の修復を促進させるためで、十分にケアをした後の休息は体の回復を促進させます。
つまり効率よく筋肉の損傷を回復させるサイクルを行ったわけです。
筋肉の修復に良い食べ物
筋肉の修復のために栄養のある食べ物を食べると紹介しましたが、具体的にはどういったものを食べると良いのでしょうか。
筋肉の修復のために、これだけ食べればOKというものはありません。大事なのはバランスの良い食事を摂るということです。
なので、筋肉痛のときだけでも、きちんとした食事を心がけてみてください。
その中でも筋肉の主成分であるタンパク質(肉、魚、大豆、乳製品など)の摂取は重要です。
また、ビタミン(フルーツ、生野菜、ナッツなど)、ポリフェノール(ぶどう、ベリー類、トマト、緑茶など)も積極的に摂ると良いでしょう。
筋肉痛を予防するには
筋肉痛が嫌なので運動をしないというのでは、運動による健康効果を得られず、なんとももったいない話です。
では、予め筋肉痛を予防する方法はないのでしょうか。
筋肉痛になりにくくするためには、普段から運動をするということです。
つまり、普段運動をしない人がたまに運動をするから筋肉痛が起こりやすい、ということです。
なお、運動前にしっかりとストレッチを行うことで、筋肉の損傷を防げるため筋肉痛は起こりにくくなります。
運動後には熱を持った筋肉をアイシングで冷やしてクールダウンさせることで、筋肉の損傷も早く回復するため、筋肉痛が起こりにくくなります。
歳を取ると筋肉痛が遅れて来るって本当?
よく「歳を取ると筋肉痛が遅れて来る」と言われますが、あれって本当なのでしょうか。
基本的には年齢と筋肉痛の現れるタイミングとには関係性はないそうです。
実は筋肉痛には「即発性筋痛」と「遅発性筋痛」の2つの種類があります。
「即発性筋痛」とは、運動の直後や運動中に起こる筋肉痛のことで、急に激しい運動を行い過度に筋肉を緊張させたことで起こります。
「遅発性筋痛」とは、運動の後の数日後に起こるいわゆる筋肉痛のことです。これは傷ついた筋肉が修復される過程で発生する痛みです。
つまり、激しい運動は早く筋肉痛が起こり、それほど激しくない運動はゆっくりと筋肉痛が起こるということです。
歳を取るとあまり激しい運動をすることはなくなるので、筋肉痛が起こるのも遅発性筋痛がメインとなり、体感的に「歳を取ると筋肉痛が遅れて来る」と感じるのではないかということです。
まとめ
筋肉痛を早く治すには、まずは筋肉が熱を持っている場合、冷やす(アイシング)ことが先決です。
筋肉が冷えたら、
- 筋肉を温める(お風呂に10~15分ほど入る)
- 次に筋肉痛の部分を軽くストレッチ
- 十分に栄養を取る(バランスのよい食事)
- しっかり休息(よく寝る)
といった流れを行うことで、筋肉痛は最短で治ります。
筋肉痛は筋肉の損傷により起こります。なのでこの損傷を早く治してやれば、それだけ筋肉痛の期間も短くなるわけです。
つまり、上記は筋肉を修復させるのに有効な流れです。
筋肉痛を予防するには、
- 普段から運動をすること
- 運動前によくストレッチをすること
- 運動後は筋肉の熱をアイシングで取ること
です。
「歳を取ると筋肉痛が遅れて来る」と言われますが、基本的に年齢と筋肉痛のタイミングとには関係性はないそうです。
筋肉痛には激しい運動を行った時に起こる「即発性筋痛」と、さほど激しくない運動を行ったとき残る「遅発性筋痛」の2種類があります。
歳を取ると激しい運動を行う機械が減るため、起こるのは遅発性筋痛が大半となります。
そのために「歳を取ると筋肉痛が遅れて来る」と錯覚するようです。