カメムシが全国で大量発生中!その原因は?臭いカメムシ対策・駆除・臭い匂いの取り方について

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カメムシが全国で大量発生しており、多くの人を悩ませています。何故これほどまでにカメムシが増えたのでしょうか。その原因とはいったい?また、臭いカメムシを寄せ付けないための対策や匂いを出さずに駆除する方法、着いてしまった臭い匂いの取り方についてもご紹介します。

いまカメムシが全国で大量発生中!

子供の頃にはそれほど見かけなかった6角形の平べったいカメムシ。最近では頻繁に見かけます。

おそらく洗濯物に付いていたり、窓の隙間から入ってくるのだと思いますが、急に家の中で見かけるとサイズ感もそこそこあるのでぎょっとしますよね。しかも、なんと言ってもあの匂いがたまらなく臭い!

子供の頃に見かけたカメムシと言ったら、もっと小さいてんとう虫みたいな大きさの濃い緑色のやつでした。あれは調べてみたところ、「マルカメムシ」というそうです。あれもかなり臭かったのですが、見た目はまだ可愛かった…。

しかし最近よく見かけるのは、それよりももっと大きくて緑色だったり灰色だったり。

そんなカメムシが、いま日本中で大量発生しているようです。そのすごさは、カメムシ注意報が出されるほどです。

一体なぜカメムシが大量発生しているのでしょうか。

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カメムシ大量発生の原因

カメムシの寿命はおよそ1年半です。つまり、越冬するのです。そして1年半の間に何度も産卵します。

産卵の時期は梅雨前後から8月にかけての間ですが、カメムシの発生にはある条件と関係が深いとされています。

それはエサ場と関係していて、スギやヒノキなどの芽がよく出る年は、カメムシは山で多くの時間を過ごします。

しかし、スギやヒノキなどの芽があまり出ない年は山にエサが少ないため、餌を求めてより人の住むエリアに近い果樹園に集まってきます。

こういった年にはカメムシは住宅地にまで飛んでくるので、大量発生と感じるのです。

また、カメムシは光に集まる習性があるため、夜間は街灯などのある場所へ近づいてきます。そのため、外に光の漏れている家のベランダや、光に反射する夜間干されている白っぽい洗濯物など、明るそうなところに集まってくるわけです。

温暖化がカメムシの異常発生にも影響を与えている

カメムシは越冬する際に、森へ戻っていきます。大抵は9月に入ると森へと移動するため、カメムシの量は減少します。

しかし温暖化の影響で近年は9月になっても暑い日が続くことが多いです。そうなると、その分だけカメムシも森に戻らず都市部に長居してしまいます。

また暖冬もカメムシの大量発生に影響しています。普段なら冬の寒さで死滅するカメムシも、冬が温かいと越冬率が高まるのです。

こうした温暖化の影響も、カメムシの大量発生と無関係ではないのです。

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カメムシ対策・駆除に良い意外なものについて

カメムシの好きなものは、花や草、木の実などの植物です。

なので、カメムシを寄せ付けないようにするには、ベランダなどに植物を置かないことが一番の対策となります。

しかし、反対にカメムシが嫌う香りを放つ植物もあります。 それがミント系のハーブや、唐辛子などです。

もしもベランダや庭で植物を育てるのであれば、ミント系のハーブや唐辛子も一緒に植えておくと良いかもしれません。

またハッカ油を希釈したハッカスプレーを要しておき、カメムシが網戸などに止まっていたらさっと一吹きすると逃げていきます。

カメムシを部屋の中で見つけたときの駆除方法

カメムシを部屋の中で発見したときの、駆除方法についてお伝えします。

カメムシは危険を察知したときに、あの独特の臭い匂いを発します。

なので、なるべく匂いを発する前に、駆除したいところです。

そのためには、カメムシを発見したら、

  • 体全体を重ねたティッシュで掴んで外に逃がす
  • ガムテープでぺたりと背中をくっつける
  • ペットボトルで捕獲器を作る

と言った手段で、すばやく捕まえて処分しましょう。

中でもペットボトルで作るカメムシトラップは秀逸です。

カメムシトラップは空のペットボトルを上から3分の1のところで切り離し、切り取ったのみ口部分を下側にして、2つのパーツを重ね、重なる部分をテープで止めるだけで簡単につくることができます。

このカメムシトラップを使えば、手で触ることなくサッとカメムシを捕獲することができるうえに、トラップ内に落ちたカメムシは這い上がってこれませんので、手軽に捕獲できます。

カメムシの放つ臭いには「トランス-2-ヘキセナール」というもので、これには実は急性毒性があります。カメムシ1匹の毒で人間が死ぬことはありませんが、カメムシトラップに落ちたカメムシは自身の出した毒により死んでしまうという、一石二鳥の効果がカメムシトラップにはあります。

カメムシの臭いを除去する方法

カメムシの臭い匂いは、一旦付着してしまうとなかなか取れないので困りますよね。

しかしあの独特の嫌な臭いは、柑橘系の匂いと親和して、臭いが低減されます。

なので、オレンジ系の中性洗剤や、オレンジオイルなどを使うと、比較的すぐにカメムシ臭は消えますよ。

ぜひ覚えておいてください。

まとめ

いま日本中でカメムシが大量発生しており、エリアによってはカメムシ注意報が出されるほど、甚大な問題となってきています。

なぜカメムシがここまで増えたかと言うと、原因の1つに温暖化が関係しているとされています。

カメムシを寄せ付けないようにするには、ベランダや庭にあまり植物を置かないようにすることです。というのもカメムシの好物は草花や木の実だからです。

ただし、カメムシはハーブや唐辛子などの刺激臭を嫌うので、そういった植物を植えておけば、却ってカメムシが集まらなくなるでしょう。

カメムシを見つけたときの駆除方法は、とにかくカメムシが強烈な匂いを発する前にサッと処分することです。

ティッシュで掴んだり、ガムテープでペタっとくっつけて捕まえ処分するのも良いですが、ペットボトルで作るカメムシトラップはオススメです。

カメムシトラップを使うと手を汚さなくて良いうえに、捉えたカメムシは自分の発する匂い(実は毒性)によって、自ら死んでしまうからです。

もしもカメムシの匂いが付いてしまったなら、オレンジ系の中性洗剤やオレンジオイルを使うと、わりと早く匂いを消すことができます。

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