エントリーシートと履歴書の違いがわからない!同じような就活書類の目的と注意点とは?

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就活をスタートするにあたっては、まず、エントリーシートと履歴書の違いを理解することが重要です。

多くの学生が、これらの書類について、真剣に考えたことはないかもしれませんが、それぞれ目的や注意点が違います。

将来への第一歩を踏み出すために、しっかりと理解して準備を進めることで、ライバルと差をつける機会が出てきます。

エントリーシートも履歴書も面倒臭いものですが、コツさえ掴めば、いくらかは時短や効率化が可能です。

そこで今回は、エントリーシートと履歴書の違いについて解説し、効果的な就活書類の作成に向けてのポイントを明らかにします。

平成初期の就活

余談からスタートしますが、今の学生は、つくづく大変だと思います・・・。

就活が貴重なキャンパスライフの妨げになっていないか、子を持つ親としては非常に心配です。

筆者が体験して平成初期の就活と比較すると、明らかに、その労力たるやハンパなく、その頃の経験しかない者としては、今の実情が信じられません。

そもそもエントリーシートなんて不要でしたし、企業が学校に出向いて説明会をするぐらい、学生は売り手市場だったのです。

1人あたり10社ぐらいの求人が集まり、就職活動と言えば、分厚い求人ファイルをペラペラとめくるだけ。

何となく気になる会社があれば、話を聞いてみる、もしくはいきなり面接を受けるという具合でした。

面接を受けたら受けたで、昼食が出てくるなんてこともありましたよ。

今では、全く考えられませんがね(汗)

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エントリーシートと履歴書の基本的な違い

就活を始める際、エントリーシートと履歴書は同じような情報を含むものと誤解されがちです。

しかし実際には、その目的と書き方に大きな違いがあります。

この章では、エントリーシートと履歴書の基本的な違いについて詳しく説明します。

目的の違い

エントリーシートは、企業が応募者に対して用意した質問やテーマに基づいて自己PRや志望動機を記述する文書です。

主に企業の採用担当者が、応募者の適性や企業への適合度を評価するために使用されます。

つまり、応募者自身の言葉で企業にアピールするためのツールです。

一方、履歴書は、応募者の学歴、職歴、スキル、資格などの基本的な情報を整理し、一般的なフォーマットに従って記述する書類です。

主に応募者の職務経歴やスキルセットを把握し、過去の実績や経験を示すために使用されます。

企業側としては、応募者のスキルや経験を把握するのに役立つ文書となります。

書き方の違い

エントリーシートでは、企業の質問に対して具体的かつ自己主張的に回答することが求められます。

自己分析や企業への熱意を表現し、なぜその企業で働きたいのかを説明します。

情熱やビジョンを伝えることが重要です。

履歴書は、客観的な情報を提供するための文書であり、主観的な表現は避けるようにします。

具体的な職歴や学歴、スキル、資格を一覧形式で示し、過去の実績に焦点を当てます。

正確性と整合性が重要です。

エントリーシートの書き方

エントリーシートは、就活において企業に自己アピールを行うための重要なツールです。

上手く企業側に伝えるためには、適切な書き方とアプローチが欠かせません。

書き方には個人差がありますが、下記のポイントを念頭に置きながら、自己アピールを効果的に行うことが大切です。

  • 質問への具体的な回答
    抽象的な表現や一般論ではなく、自身の経験や考えを具体的に示すことが求められます。具体例やエピソードを交えると、自己PRがより説得力を持ちます。
  • 自己分析と適合性の強調
    自分の強みや弱みを正直に分析し、それを活かすためにどのように成長してきたのかを伝えます。なぜ、その企業で働きたいのかを説明することは特に重要です。
  • 熱意やビジョンの表現
    なぜ、その業界や職種に情熱を燃やしているのか、将来のキャリアビジョンや目標を明確に示します。成長を期待できる存在であることをアピールします。
  • 文章の整合性と編集
    テーマごとに統一感があり、読みやすく整えられているかを確認します。誤字や文法のミスも避けるように注意し、編集を丁寧に行うことが肝心です。
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履歴書の書き方

主な活動やスキルを整理し、企業に提供する重要な文書であることから、最大限に活用して、自己アピールを強化するためのコツを身に付けましょう。

  • 成果や実績を強調
    数字や具体的な事例を挙げることで、自分の能力や貢献度を示すことができます。例えば、力を入れた活動の達成度や費用対効果などを示すことが有効です。
  • スキルと資格
    新たに取得したスキルや資格があれば、積極的に追記しましょう。特に、求められるスキルや資格が仕事に関連している場合は、強調して記載します。
  • カスタマイズ
    履歴書を提出する企業やポジションに合わせてカスタマイズ。特定の職種や業界に関連する経験やスキルを強調することで、適合度を高めることができます。
  • 誤字や脱字の確認
    誤字や脱字があると、些細なミスを見逃す傾向があると捉えられます。仕事とは、小さな綻びが大事故に繋がる可能性があるため、丁寧に校正して誤りを修正しましょう。
  • フィードバックを求める
    自分の履歴書を友人や家族、キャリアアドバイザーにフィードバックを求めると洗練されていきます。他の人の視点から改善点を見つけてブラッシュアップすることが重要です。

まとめ

「エントリーシートと履歴書の違いがわからない!同じような就活書類の目的と注意点とは?」というテーマで、エントリーシートと履歴書の違いや書き方について言及しました。

重要書類が人生を決定すると考えると、時間をかけて作成することはやむを得ません。

が、ツボを抑えた書き方でなければ、ムダになります。

企業がエントリーシートと履歴書に何を求めているのかを考えると、必然的に書く内容は決まってきます。

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