国の借金が1000兆円を超えた!そもそも国の借金は国民が負担すべきものなの?
国の借金が1000兆円を超えたというニュースについて書きます。
メディアでは、国の借金の話しになると、必ずセットで伝えてくれるのが「国民1人あたり約〇〇〇万円」という換算。
もはや定番の「東京ドーム〇〇個分」という例えぐらい、ビンとこないフレーズです。
しかし、わざわざ国民1人あたりに換算するのは、将来的には我々が負担しなくてはならないものだからでしょうか。
今回は「国の借金」について調べてみましたのでシェアします。
もくじ
国の借金の現状
財務省によれば、2021年度末(2022.3月末)の時点で国の借金に相当する「長期債務残高」は、1,017兆円1,072億円と発表しています。
マジか!!
ってなりますよね、数字だけを見れば。
長期債務残高とは、国の借金のうち回収可能な金額を除いた金額で、税金を使って返済しなければならない数字です。
ゆえに国民1人あたりに換算するようになったのでしょう。
発表時点での国民1人あたりの金額は800万円です・・・。
なんか勝手に借金を背負わされている感覚。
国民に返済義務は?
では、我々国民は将来のどこかの時点で、国から返済を迫られるのでしょうか?
それはあり得ません。
別に融資してもらった記録もなければ契約書も存在しないからです。
どなたか、そのような契約はしましたか?
してませんよね?
ただ、収めた税金が借金返済に使用される可能性はあると思います。
その金額が1人あたり800万円で、今の納税は、国の借金のための納税とも言えるのではないでしょうか。
働き甲斐が無いですね。
税金を有効に使って欲しいというのは、もはや絵空事でしかない気がしてなりません。
20年間で倍増
20年前の同時期の長期債務残高は485兆4,180億円で、ざっと倍増以上・・・。
マジで勘弁して欲しいっすね。
まあ直接、個人負担しろって話しでは無いのですけど、これから納める税金で800万円分は、国の借金の肩代わりとも言えなくもないわけです。
やはり節税はしたくなりますよね。
税収は増えにくい現状からすると、もっと国の借金は増え続けることは、容易に想像できます。
海外も含めて日本は赤字大国か
では世界に目を拡げてみると、日本は国際社会のなかでも火の車なのでしょうか?
資料によると、国と地方の長期債務残高に対するGDP比は224%となっています。
この意味は、GDPと言われる経済規模に対して長期債務残高の224%ですから、例えば、年収500万円の人が1,120万円の借金を抱えているイメージです。
なんだ、住宅ローンよりも低いじゃないか、と考えるのは違います。
住宅ローンは本人に万一のことがあれば、団信保険により返済は完済されますが、この場合は、そんな特典が無いわけです。
ちなみに先進国(イタリア、アメリカ、フランス、カナダ、イギリス、ドイツ)と比較すると、ダントツでトップ(汗)
ありがたくないランキング1位に躍り出ております。
まとめ
「国の借金が1000兆円を超えた!そもそも国の借金は国民が負担すべきものなの?」というテーマで、調べたことを書きました。
いやー、結構な火の車状態と言えるかもしれませんが、よく、これで回ってますよね経済が。
国の借金は、どこに返済しなければならないのか、海外なのか国内なのか、民間なのか政府筋なのか、そういう部分も引き続き調べます。
補足
日本の借金を諸外国と比べると 財務省