新紙幣はいつから?新しい一万円札の肖像画となる渋沢栄一ってどんな人?他のお札には誰が?

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新しい一万円の紙幣は渋沢栄一という人物になるそう。いったいどんな人?デザインが変わるのはいつ?他の紙幣はどんな人になるのでしょう?

次の一万円紙幣の肖像画となる渋沢栄一ってどんな人?

新たな一万円の肖像画として採用された渋沢栄一なる人物。いったいどんな人なのでしょう。

渋沢栄一は、日本の豪農出身でありながら、武士、官僚、実業家、慈善家、華族、財界指導者という肩書も持つ人です。

若い頃からビジネスに興味を持ち、徳川慶喜により幕臣に任命され、その後、ヨーロッパ各地を巡って、近代産業や近代社会について多くを学びます。

その後、1867年の大政奉還が行われ明治に入ると、一時、大蔵省の役人となり、租税や貨幣、鉄道、銀行などの新制度をすすめます。

1873年には役人を辞して実業界に入り、日本最初の銀行である第一国立銀行をはじめ、王子製紙、大阪紡績、東京海上、日本鉄道など、500以上の会社設立に関わり、「日本資本主義の父」と呼ばれました。

また、渋沢栄一による著書『論語と算盤』は、「道徳と経済」の書として、今なお多くの経営者や起業家に読み継がれるベストセラー本です。

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その他の紙幣の肖像画はこんな方々

1万円札の渋沢栄一以外の紙幣は、どのような人になるのでしょうか。

まず、5000円札には津田梅子が、1000円札には北里柴三郎が描かれるそうです。

津田梅子は、6歳でアメリカに留学し、帰国後は英語教師に就き,1900年には女子英学塾(現在の津田塾大学)を創設した人物です。

北里柴三郎は医学者・細菌学者で、破傷風予防や治療、ペスト菌、赤痢、コレラなどに関する大きな業績を残した人です。北里研究所(北里大学)を創設しました。

新紙幣はいつから?

新しい紙幣はいつから発行されるのかと言いますと、2024年の上半期(4~9月)を目途に、新し紙幣が発行されるようです。

そうなると古い紙幣はもう使えなくなるのかと心配される人もいますが、現在流通している紙幣も引き続き使用することは可能です。

また、既に発行はされていませんが、今も使用できるお金として次のものがあります。

日本銀行券(紙幣)
旧壱円券(大黒天:明治18年発行)
改造壱円券(武内宿禰:明治22年発行)
い壱円券(武内宿禰:昭和18年発行)
A壱円券(二宮尊徳:昭和21年発行)
A五円券(彩文模様:昭和21年発行)
A拾円券(国会議事堂:昭和21年発行)
A百円券(聖徳太子:昭和21年発行)
B五拾円券(高橋是清:昭和26年発行)
B百円券(板垣退助:昭和28年発行)
B五百円券(岩倉具視:昭和26年発行)
B千円券(聖徳太子:昭和25年発行)
C五百円券(岩倉具視:昭和44年発行)
C千円券(伊藤博文:昭和38年発行)
C五千円券(聖徳太子:昭和32年発行)
C一万円券(聖徳太子:昭和33年発行)
D千円券(夏目漱石:昭和59年発行)
D五千円券(新渡戸稲造:昭和59年発行)
D一万円券(福沢諭吉:昭和59年発行)

貨幣(硬貨)
5円黄銅貨(国会議事堂・穴無:昭和23年発行)
5円黄銅貨(稲穂等・楷書体:昭和24年発行)
10円青銅貨(平等院鳳凰堂・ギザあり:昭和26年発行)
50円ニッケル貨(菊・穴無:昭和30年発行)
50円ニッケル貨(菊:昭和34年発行)
100円銀貨(鳳凰:昭和32年発行)
100円銀貨(稲穂:昭和34年発行)
500円白銅貨(桐:昭和57年発行)

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まとめ

「日本資本主義の父」と呼ばれる渋沢栄一なわけですから、まさに紙幣の表紙を飾るにふさわしい人物といえるのかもしれませんね。

また古いお金も、普通に使えるものがかなりあるようですが、古い紙幣や硬貨は、コレクターにより価値が上がっているものも少なくありません。

そのまま額面通りの価値のまま使うのではなく、コインショップなどに持っていき、査定してもらうと、額面以上の価格で買い取ってもらえる場合もありますよ。興味のある方は、査定してもらってはいかが?

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