ノイズキャンセリングイヤホンで勉強効率アップ!アクティブノイズキャンセリングの仕組み・注意点

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ノイズキャンセリングイヤホンというものをご存知でしょうか。周囲の雑音のみを消し、イヤホンからの音のみを聞こえやすくできるものです。このノイズキャンセリングイヤホンのアクティブノイズキャンセリング機能は、音楽を聞くときだけでなく、周囲が騒がしい際に雑音のみを軽減する耳栓のような使い方もできるため、カフェなどで勉強する際にもとても便利なんです。そんなノイズキャンセリングイヤホンの仕組みや、使用する際の注意点などについてもお伝えします。

ノイズキャンセリングイヤホンとは

数年前よりノイズキャンセリングイヤホンというものが発売されているのをご存知ですか。「ノイキャン」なんて若い人たちには呼ばれてもいるみたいです。

ノイズキャンセリングイヤホンとは、ノイズキャンセル機能を備えたイヤホンのことです。

ノイズキャンセルとは、ノイズ(周囲の雑音)をキャンセル(打ち消し・低減)させる機能のことです。

この機能を備えたイヤホンを使うことで、外部からの音の流入を抑え、本来聞きたい音声のみを聞くことができます。

例えば電車の中などでイヤホンで音楽を聞く場合、イヤホンを通して聞こえる音楽の他にも、電車の走行音や周囲の物音なども一緒に聞こえてくるため、静かな場所で聞くよりも音量を上げないと音楽がよく聞こえないかと思います。

しかし、ノイズキャンセリングをオンにすると、電車の音や周囲の話し声といった外側からの音を打ち消してくれるため、音量を上げなくともよく音楽が聞こえるのです。

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ノイズキャンセリングイヤホンを勉強時に活用する

そんなノイズキャンセリングイヤホンは、音楽を聞かないときにもとても便利な使い方があります。

それは周囲の騒音を打ち消して、耳栓代わりに使う方法です。

通常の耳栓はただ耳に物理的に蓋をして外部音を聞こえなくするというだけですが、ノイズキャンセリングイヤホンだと、周囲の音を打ち消して静音状態を作るので、耳栓とは異なる静かな環境が得られます。

このようにノイズキャンセリングイヤホンを使うことで、周囲が少し騒がしいカフェなどでも、読書や勉強に集中しやすい環境を作ることができます。これってとても便利だと思いませんか?

ただし、全く周囲の音が遮断されるわけではありません。周囲の音が低減されると同時に、ホワイトノイズが小さく聞こえます。

ホワイトノイズとはラジオやテレビなどのチューニングが合っていない時に聞こえる、あの「サーッ」という音のことです。

人は全くの無音状態よりもこうした小さなノイズ音が聞こえたほうが、実はリラックス効果が高まるそうです。そのため、ホテルなどではあえてBGN(バックグラウンドノイズ)として、こうしたノイズを消音で流しているところもあるようです。

ノイズキャンセリングの仕組み

ノイズキャンセリングイヤホンに搭載されるノイズキャンセリング機能は、「アクティブノイズキャンセリング」というものです。

このアクティブノイズキャンセリングは、イヤホンに搭載しているマイクで外部の音を拾い、それを内部で逆位相の音を作りだし、音楽と同時に再生することにより結果的に外部のノイズのみが消し、音楽だけがよく聞こえるという仕組みを作り出しています。

音は波形で表すことができるのですが、この波形と全く反対の形をした波形(逆位相)を同時に流すと、音は打ち消しあって無音になります。

この仕組みを使っているのが、アクティブノイズキャンセリングなのです。

なので、変な電波や音声は発していませんので、健康を害する心配はいりません。むしろ、音量を下げて音を楽しむことができるので、耳への負担が減り健康に与える悪影響を軽減していると言えるでしょう。

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ノイズキャンセリングイヤホンの注意点

ノイズキャンセリングイヤホンを使ううえで知っておきたい注意点についてお伝えします。

それは歩きながら音楽を聞いたりすると、周囲の物音に気づかず、思わぬ事故に繋がる可能性があるということです。

電気自動車やハイブリッドカーが電気で走っていると、近くに近づいていることに気づかず事故につながることがあるというように、人は物音によってある程度自分の周囲を察知しています。

もちろん爆音で音楽を聞いていては、ノイズキャンセリングの有無に関わらず、周囲の物音は耳に入ってきていないでしょうが、小さな音で聞いていてもアクティブノイズキャンセリングをオンにしていると、周囲の音は聞こえづらくなります。

ノイズキャンセリング機能で軽減される音の周波数は、主に乗り物内の騒音や空調の音といった300Hz以下の音が約90%カットされるように設計されています。耳せんではないので、場内のアナウンス放送や人の声、着信音などは聞こえます。

音量でいうと10~20デシベルくらい音が静かになるといった感じで、「電車の車内が書店の店内にいるレベル」くらいになると思ってもらうとイメージしやすいかと思います。

まとめ

ノイズキャンセリングイヤホンとは「アクティブノイズキャンセリング」という機能を使って、外部の音を打ち消しイヤホンからの音をより聞きやすくする機能を持ったイヤホンのことです。

外部の音を打ち消すノイズキャンセリングの仕組みは、イヤホンに搭載されるマイクで外部音を拾い、それを内部で逆位相の音を作りだし、音楽と同時に再生することで、結果的に外部のノイズのみが消えて音楽だけがよく聞こえる仕組みを作り出します。

音とは波形なので、この波形と全く反対の波形(逆位相)を同時に流すことで、お互いの音を打ち消しあって無音となる仕組みを利用しています。

そんなノイズキャンセリングイヤホンは、音楽を聞かないときにも周囲の騒音を打ち消すことができます。この機能を使うことで、騒がしいカフェなどでも周囲の雑音に気を取られることなく、勉強などに集中することができます。

ノイズキャンセリングイヤホンを使ううえでの注意点としては、周囲の音が軽減されるため、歩きながら音楽を聞いたりする場合に周囲の物音に気づきにくくなり、思わぬ事故に繋がる可能性があるということです。

ノイズキャンセリング機能で軽減されるのは、乗り物内の騒音や空調の音といった300Hz以下の音が中心です。

耳を物理的に塞ぐ耳せんとは異なるため、施設内のアナウンスや人の声、着信音などが聞こえないということはありません。

通常より10~20デシベルくらい静音効果が得られ、体感的には「電車の車内が書店の店内にいるレベル」くらいに軽減されるイメージです。

とても便利な機能なので、もしもイヤホン(もしくはヘッドホン)を購入検討の際には、アクティブノイズキャンセリング機能を持ったイヤホンも検討してみると良いかと思います。

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