ジウジアーロがデザインした日本車 バック・トゥ・ザフューチャーでおなじみの車もジウジアーロ!
世界を代表するカーデザイナーと言ったら、マルチェロ・ガンディーニと並んでジョルジェット・ジウジアーロの名前があがることでしょう。バック・トゥ・ザフューチャーでおなじみのあの車も、実はジウジアーロのデザインによるもの。ガンディーニは日本車をデザインしていませんが、ジウジアーロは意外にも数多くの日本車のデザインもしています。そんなジウジアーロがデザインしたおしゃれなデザインの日本車にあなたも乗ってみませんか?
もくじ
ジウジアーロとは
ジウジアーロと言ったら、クルマ好きなら知らない人はいないであろう代表的なイタリアのカーデザイナーです。マルチェロ・ガンディーニと並び、2大カーデザイナーとも呼べる人で数々の名車のデザインを手掛けてきました。
本名はジョルジェット・ジウジアーロ(Giorgetto Giugiaro)1938年8月7日生まれで、現在84歳。直線とエッジを効かせたデザインを得意とします。
もともとはフィアットのデザインをしいていましたが、ベルトーネに移籍しチーフデザイナーに。その後はカロッツェリア・ギアのチーフデザイナーに就任します。
その後1968年にイタルデザインを創設し、1981年には自動車以外のデザインも手掛けるジウジアーロデザインも立ち上げ、カメラや家電製品、自転車、ヘルメット、銃器などのデザインも行っていきます。
ジウジアーロのデザインした名車たち
ジウジアーロと言えば何はなくとも車のデザインです。彼がデザインした代表的な車はというと、
- アルファロメオ ジュリア・スプリントGT
- マセラティ ギブリ
- デ・トマソ マングスタ
- フィアット 850スパイダー
- フィアット パンダ(初代)
- BMW M1
- フォルクスワーゲン ゴルフ(初代)
- フォルクスワーゲン パサート(初代)
- フォルクスワーゲン シロッコ(初代)
- マセラティ ボーラ
- マセラティ メラク
- ランチア デルタ(初代)
- ロータス エスプリ(初代)
- デロリアン DMC-12
など。
初代フォルクスワーゲン ゴルフに見られるデザインは当に、「折り紙細工」とも呼ばれたジウジアーロの直線とエッジを効かせたデザインがよく現れた傑作だと思います。
そしてあの映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でお馴染みのデロリアン DMC-12も、ジウジアーロのデザインなんですよね!
そして、実はジウジアーロは日本車も数多くデザインしているんです。
ジウジアーロデザインの日本車
ジウジアーロがデザインした日本車には、
- マツダ ルーチェ(初代)
- いすゞ 117クーペ
- いすゞ ピアッツァ
- いすゞ ジェミニ(2代目JT0系)
- スズキ フロンテクーペ
- スズキ キャリイ(4代目L40系)
- スズキ SX4
- スバル アルシオーネSVX
- ダイハツ コンソルテクーペ(パブリカ・スターレット姉妹車)
- ダイハツ ムーヴ(2代目基本モデル)
- ダイハツ ハイゼットカーゴ/ハイゼットデッキバン/アトレー/アトレーワゴン(S210/220/230系)
- トヨタ パブリカ・スターレット(初代)
- トヨタ カローラ(5代目E80型系)
- トヨタ アリスト / レクサスGS(初代)
- 日産 マーチ(初代)
- 三菱 ギャラン(初代)
といったところがジウジアーロによるもの。
でもやはり初期のデザインのものの方が、個性が光っているように感じます。
なかでも、
- マツダ ルーチェ(初代)
- いすゞ 117クーペ
- いすゞ ピアッツァ
- スズキ フロンテクーペ
- スズキ キャリイ(4代目L40系)
- トヨタ パブリカ・スターレット(初代)
などは、かなり洗練されたデザインだと思います。
車以外のジウジアーロデザイン
車以外のジウジアーロがデザインしたプロダクトを見てみましょう。
最も多いのがニコンのカメラでしょうか。
- ニコンF3
- ニコンEM
- ニコンF4
- ニコノスRS
- ニコンF5
- ニコンF6
- ニコンD2X/D2H
- ニコンD3
- ニコンD4
- ニコンD800
その他にも、
- ソニー CDラジオ Celebrity D-3000
- ダイワ ベイトキャスティングリール TD-Sシリーズ
- SHOEI ヘルメット Z100
- SHOEI ヘルメット GX-1
- ブリヂストン自転車 ブルゾン
- ブリヂストン自転車 ブルゾン
- 太陽誘電 That’s カセットテープ SUONOシリーズ
- モルテン バスケットボール
- NECCHI LOGICA 591(ジャガー ロジカ 591)ミシン
など。
やはり古めのものが多そうですね。今では手に入らない?
最近でも販売されているのとして、セイコー腕時計にジウジアーロデザインのものがあります。特徴としては、液晶文字やクロノグラフが斜めにデザインされたものが多いように見受けられます。
まとめ
世界的に有名なイタリアのカーデザイナーであるジョルジェット・ジウジアーロ(Giorgetto Giugiaro)は、数多くの日本車のデザインも手掛けています。
彼の代表作は、アルファロメオ ジュリア・スプリントGTをはじめ、フィアット パンダ(初代)やフォルクスワーゲン ゴルフ(初代)、マセラティ メラク、ランチア デルタ(初代)、ロータス エスプリ(初代)など。
そしてあの映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』でもおなじみのデロリアン DMC-12も、ジウジアーロによるデザインです。
そんなジウジアーロがデザインした日本車も数多く、なかでも
- マツダ ルーチェ(初代)
- いすゞ 117クーペ
- いすゞ ピアッツァ
- スズキ フロンテクーペ
- スズキ キャリイ(4代目L40系)
- トヨタ パブリカ・スターレット(初代)
などのデザインは秀逸。今見てもハッとするものがあります。
カーデザイン以外にも工業デザインなども手掛けるジウジアーロですが、やはり彼のデザインセンスは自動車にこそより発揮されるようです。
今となっては古い車が多いですが、それでもまだ中古車で販売している車もあります。
例えば、トヨタ レクサスGS(初代)やマセラティ 3200GT、アルファロメオ 159、アルファロメオ・ブレラなど。
あなたの生活にもジウジアーロデザインの車を導入して、世界のデザインに触れてみてはいかがでしょうか。