プロ野球の合同トライアウトで契約に至る選手は1割未満!?新しい道を開くのは誰だ?
プロ野球界の11月は非常に慌ただしいものです。
レギュラーシーズン、クライマックスシリーズ、日本シリーズが終了して、秋季キャンプが行われる中で、戦力外通告がニュースを賑わせます。
戦力外通告は、いわゆる契約を更新しないという意味で、はっきり言えばクビ。
サラリーマンの世界では考えられない、シビアな環境と言えます。
その戦力外通告を受けた選手が、新たな道筋を獲得するため、合同トライアウトに挑戦するのも11月です。
この合同トライアウトで、NPBで生き残れるのは、通常、わずか数名。
参加者は100名を超えるわけですから、1割にも満たない確率です。
そこで今回は、合同トライアウトについて、書いてみます。
もくじ
合同トライアウトの中継
個人的には興味があるコンテンツなのですが、残念ながら地上波やBSでは中継はありません。
フジテレビ系の有料チャンネルでしか視聴ができないことになっています。
平日に行われるため、視聴者層は限られると思いますが、ファンだった選手、注目していた選手が参加するとなると、やっぱり見届けたいですよね。
合同トライアウトは一発勝負
合同トライアウトの残酷なところは、1日限りの開催ですから、ある意味では一発勝負です。
このチャンスを活かせるかどうかは、ここまで過ごしてきた行動が決めるような気がします。
体調を整える、しっかり身体を作っておく、目的をもって挑むなどは、もはや当たり前で、それに時の運を含めて結果が重要かと感じます。
ばっちり準備してきても、結果はどう転ぶかわからないのがプロ野球の世界。
ただ素人目線とプロ目線では、見るところが違うので、一概に結果だけが新しい道への要素ではなさそうです。
では、どこを見ているのか?
これはプロ野球の経験者しか、わからないかもしれないですね・・・。
内定している選手もいる?
ごく一部の選手に限っては、すでに内定が決まっているというウワサがあります。
球団が前もって「ウチへ」と、その一部の選手に通達しているのではなく、あくまでも球団内の方針として、意中の選手の動きを確認するというものです。
例え結果が伴わなくても、動きなどに問題が無ければ契約という流れになります。
ある程度、一軍で活躍していた選手、二軍でくすぶっていても可能性を感じる選手、埋めたいピースに当てはまる選手などが、この内定に該当するのではないかと考えています。
独立リーグや社会人からのオファー
この合同トライアウトで、独立リーグや社会人野球からオファーを受ける選手も、過去にたくさんいます。
NPBを希望していた場合は、相当に悩む姿がテレビのドキュメンタリーで、見かけたことがありますが、そりゃ悩みますよね・・・。
環境、待遇、家族との過ごし方、さらには社員としての仕事をしながらの兼任選手ともなれば、それはそれは適応に時間がかかるものと思います。
独立リーグの場合は、まだNPBへの復帰の道はゼロではありませんが、選手兼任での活動がベースの社会人野球となると、そこに骨を埋めることになるはずです。
ただし生きていく、家族と暮らすという現実もあるわけですから、苦渋の決断をしなけれはなりません。
最終的には大好きな野球ができると感じて、新たな道に進むことがほとんどだと考えます。
元プロという肩書は将来に渡って有効なブランドであり、実績でもあるので、新たな道でも活躍の期待はできます。
オファーなし選手の進路
さて、ほとんどの選手はオファーがないとなると、進むべき道は、引退して就職というのみです。
選手としてではなく、球団職員としてのオファーも少ながらずあるようで、それなら何となく関連性があることから、まだ恵まれていると言えます。
とは言え、一般社会の経験がないわけですから、不安で仕方がないでしょうね。
ただし一般社会の経験なんて1年も経てば、ある程度は適応できるものですから、あとは、その人の人間性や業務に対する姿勢が左右します。
まったくの門外漢でも意外に花開くかもしれませんし、チャンスがあれば、球団職員の扉を転職という手段で開くこともあり。
野球へのかかわり方はプレーヤー以外にもありますから、いつでもチャンスは巡ってくると考えたほうが得策です。
まとめ
「プロ野球の合同トライアウトで契約に至る選手は1割未満!?新しい道を開くのは誰だ?」というテーマで、プロ野球の戦力外通告後の進路について書きました。
合同トライアウトに参加しない選手もいますが、それは何を意味するのか?
恐らく水面下で他球団と交渉しているのかもしれません。
それ以外に考えられない気がします。