日本で初稼働 量子コンピューターとは? これにより期待できる株の関連銘柄

日本で初めて稼働が開始された量子コンピューターとはいったいどういうもの?これまでのコンピューターとどう違うのでしょうか。また、量子コンピューターの実用化に伴い、期待できる株の関連銘柄はどういったものが考えられるのでしょうか。

日本でも量子コンピューターが初稼働

日本でもついに量子コンピューターが稼働開始されました。

実用化されたのはアメリカIBM社製の商用量子コンピューターで、このIBMの量子コンピュータが設置されるのは、アメリカ、ドイツに続き日本が3番目なのだそうです。

この量子コンピューターは「System One」と呼ばれ、神奈川県川崎市にある研究施設「かわさき新産業創造センター新館NANOBIC」に設置されています。

量子コンピューター「System One」を使って研究を進めるのは、産学官連携を目的として東大が設立した「量子イノベーションイニシアティブ協議会」の参画メンバーで、2つの大学と11の企業です。

大学は、東京大学と慶應大学、そして企業は、日本アイ・ビー・エムをはじめ、JSR、ソニーグループ、DIC、東芝、トヨタ自動車、日立製作所、みずほフィナンシャルグループ、三井住友信託銀行、三菱ケミカル、三菱UFJフィナンシャル・グループ、横河電機の11社。

現在、量子コンピューターを使い、新素材の開発や金融のリスク解析、数学の機械学習などに活用を検討しているそうです。

量子コンピューター「System One」は、厳重にセキュリティの掛けられた大型のクリーンルームの奥のガラス張りの空間に設置されており、基本的には許可された技術者以外はこのガラス張りの内側には入れないとのことです。

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量子コンピューターとは?

ところで、量子コンピューターとはいったいどんなものなのでしょうか。

量子コンピューターとは、スーパーコンピューターを超越する計算性能をを持った次世代コンピューターで、0と1の組み合わせで計算する現在のコンピューターに対し、量子力学の0でも1でもあるという「重ね合わせ」を利用するというもの。

正直このあたりの仕組みについての理論は、よく理解できないのですが、イメージを伝えますと、「世界最速のスパコンで1万年かかる計算を200秒で終わらせる」くらいの処理能力があるそうです。

今回、日本に入ってきた量子コンピューター「System One」は、27量子ビットの「Falcon」プロセッサというものが搭載されています。

熱を持つ量子ビットは冷凍機によって約0.01ケルビン(約摂氏-273.16度)まで冷却(絶対零度)されます。というのも0.03ケルビンまで量子ビットの温度が上がるだけで機能しなくなるからだそうです。

また、振動も大敵となるため、コンクリートの基礎の上に直接コンピューターの筐体を置くなど、振動に対しても細心の注意を払っています。

非常にデリケートな機械なわけですね。

量子コンピューター関連銘柄

こうした革新的な新しい技術が導入され、今後の可能性が広がるニュースがあると、動きを見せはじめるのが株式市場です。

量子コンピューターが実用化の兆しを見せ始めることで、今後期待される関連銘柄問うものもあることでしょう。

この度導入された量子コンピューター「System One」を使用して研究を行う企業は、自社のビジネスに応用していくことを目的として活用していくわけでしょうから、当然ここに関わる11企業に関しては注目すべきでしょう。

加えて、量子コンピューターの生産や運用において、必要となる部品や技術、インフラに関わる企業にも期待が持てると思います。

量子コンピューター関連の気になる銘柄として、ネットに上がっていたものがこちらです。気になる方はチェックしてみてください。

2693 YKT
3655 ブレインパッド
3687 フィックスターズ
3858 ユビキタス AIコーポレーション
3915 テラスカイ
4185 JSR
6098 リクルート HD.
6502 東芝
6701 日本電気
6702 富士通
6864 エヌエフ HD
6902 デンソー
8015 豊田通商
9432 NTT
9984 ソフトバンクグループ

また、量子コンピュータが完成するとビットコインは終わるとの見方もあるそうです。このところのビットコインは再び高騰ていますが、仮想通貨関連の動きなども注目していきたいと思います。

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まとめ

既存のスーパーコンピューターが1万年かかる計算を、わずか200秒で計算してしまう量子コンピューター。

そんな量子コンピューターが実用化されるようになる世界が、もうすぐそこまで来たということなのでしょうね。

そうなると、AIやITの活用においてもフル活用されることで、これまでの社会の在り方も想像できないくらいの変化が起こりそうです。

当然、それによる今までは存在しなかった新たな問題や課題も出てくるでしょう。

期待と同時に何だか得体の知れない恐怖をも感じるのですが、どれは私だけでしょうか(笑)。

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