外を走るのと屋内ランニング(トレッドミル)効果的なのはどっち?ジョギングとランニングの違い
普段から走っているという人でも、屋外を走る人と、ジムのランニングマシーンを使って走っている人とがいると思います。同じ走るということなので、この2つから得られる効果は同じなのでしょうか。それとも違うのでしょうか。また、走るにしてもジョギングとランニングとがありますが、この違いはあるのでしょうか。といった、走ることに関する素朴な疑問にお答えします。
もくじ
外を走るのと屋内ランニングは別物?
「普段から走ってます」と言うと、通常は屋外を走ることを指すと思います。
しかしジムに通って、ランニングマシーンで走る人もいます。
屋外を走るのと屋内ランニング(トレッドミル)のどちらを行うかは、運動する時間帯や、お金の問題、単純に好みの問題だったりするのかなと思っていましたが、実はこの2つから得られる効果は異なるようです。
では一体どういった効果の違いがあるのでしょうか。
外を走ることから得られる効果
外を走ることと屋内ランニングの違いでまず思い浮かぶのは、天候に左右されるかどうかでしょう。
屋外はその日により天候が常に変化しますので、その影響をモロに受けます。つまり、自然な環境の中を走っているわけです。
そのため、気温も夏と冬とではかなり異なりますし、何よりも風の影響が大きいです。
私はいつも外を走っているのですが、毎回同じコースを走るので距離も坂の勾配も一緒ですが、それでも風の強い日やとても暑い日などは、同じ距離を走っても走った後の疲れ方がまるで違います。
また屋外はランニングマシンと比べると地面が固く、アスファルトなども多いです。そのため、着地時の地面からの衝撃が強く、それに慣れるにことで足が強化されるそうです。
というように、外を走るということは環境に体を合わせて走ることになるので、屋内ランニングよりも体幹が鍛えられ、走るための強い体作りがなされるそうです。
その他、同じコースでも季節や時間により見える景色は常に変化していくので、良い気分転換になり幸福感が増すという研究結果があるそうです。
屋内ランニングから得られる効果
反対に屋内ランニングの場合は、天候や環境に影響されないのが良い点です。雨の日でも気にする必要はありませんからね。
また、花粉症の季節は外を走った後はくしゃみが止まらなくなったり、小さな虫なども飛んでいて走ること以外に気を使う要素が多いですが、屋内ランなら余計な気苦労はがいらないというのは良い点です。外と違って走っていて車に轢かれるといった交通事故に会うこともありませんからね。
そして、トレッドミルのベルトコンベアは柔らかいため、足の負荷を押さえて走ることができます。これは良い面でもありますが、強い足を作ることには役立たないので、目的によってはメリットともデメリットとも言えます。
安全で天気や気候に左右されずに走る環境が手に入るというメリットと、心肺機能を向上させるという効果は得られそうですが、外を走るのに比べると少し体に対しての抵抗は少なく、幸福感は得られにくいという特徴が室内ランにはあるようです。
結局どっちがいいの?
で、結局は外を走ることと屋内ランニングのどちらがいいかと言うと、これはもうその人の目的によるとし言えません。
ガチで体を鍛えたい、タフな体を作りたいという人は、屋内ランだけでなく外も走ることも取り入れたほうが良いでしょう。
しかし、健康を目的として心肺機能を高めたい、若々しくありたいというのが目的であれば、屋内ランで十分かと思います。
住んでいる環境により、車が多かったり人通りが多くて走りづらいという場合は、外を走ることがストレスになることもあります。
また、ジムであればその他のトレーニングマシーンなどを使って効果的な筋トレも行なえます。
アラフィフが健康維持のために行うのであれば、ジムのランニングマシーンで適度に走るか、外ならジョギングよりもウォーキングで十分かもしれません。
ジョギングとランニングの違い
最後に、ジョギングとランニングの違いについて説明したいと思います。
ジョギングとランニングは、よく混同されて使われますが、この2つに違いはあるのでしょうか?
ランニングは「run」することなので、走ることです。つまり歩く「walking」に対し「running」はある程度のスピードを持って走ることを意味します。
ではどれくらいの速度で走ればランニングになるかと言うと、6.4km/h以上のスピードと言われています。
ちなみに歩くスピードはだいたい4km/hと言われているので、その1.5倍以上のスピードということになります。
対してジョギングはjogすることです。jogとは「a slow pace of running」のことです。つまりスロースペースなランニングという意味を持っています。
つまり、ジョギングは4km/hよりは早く6.4km/hよりは遅いスピードで走るということになります。
私はだいたい3kmの道のりを30分かけて走っていますので、時速にすると6km/hとなることから、ジョギングをしているということになりますね。
まとめ
外を走るのと屋内ランニングとは、似ているようで別物です。
より体に負荷をかけて走るのは、屋外を走る方です。
というのも、屋外を走ることは、風雨や気温など自然から受ける影響が必ずあるため、それに抵抗することからより強固な体作りができます。
またトレッドミルと比べ、屋外は地面が硬いため、その衝撃に対して足が強くなります。
しかし心肺機能を鍛えるという意味では、屋外でも屋内でも走りさえすれば同じです。
ただ、マラソンなどの大会を目指している人は、屋内ランだけでなく外を走る練習も必ずしたほうが良いでしょう。実際に走るのと同じ環境で走らないことには、鍛えるべき箇所が鍛えられません。
私のようなアラフィフが健康維持を目的に走るのであれば、過酷な条件の屋外を走るよりも、ジムのランニングマシンを使って走ったほうが、足に余計な負担もかけずに済むので良いかもしれません。
もしくは、屋外なら走るのではなく、ウォーキングでも十分でしょう。
ちなみに、ジョギングとランニングという言葉があり、これらは混同して使われがちですが、同じものではありません。
ランニングはジョギングよりも早く走ることで、目安としては6.4km/h以上で走ることを言います。
それに対し、ジョギングは歩くスピードの4km/hより早く6.4km/hより遅いスピードでゆっくりと走ることを意味します。
そもそもjogとは「a slow pace of running」を意味する言葉なのです。