見出しの名称はWordなら「見出し」HTMLなら「h○」では英語名は?初心者ライター向け構成の話

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WEBライティングを副業とする人が増えてますね。

クラウドワークスやランサーズに登録して案件に応募するのが、最も早いデビューの手段だと思います。

ただし発注側として言いたいのは、少なくとも作文や感想文はやめてということです。

はっきり言えば構成に従って書くことができてないので、手直しがめちゃくちゃ多いのがツライところではあります。

せめて見出しについて勉強して欲しいので、今回は「見出し」について書いてみたいと思います。

初心者が書きがちなNGワード

プロフィールに「初心者です」「初めての経験ですが・・・」なんて書いてある限り、発注側は採用しないので書かない方がよいですが、気持ちはわかります。

  • 初めてだからやさしくね
  • 初心者だからわからないこともあるよ
  • がんばるから見守ってね
  • 良かったら教えてください
  • 難しいことはできません

いろいろと予防線を張ったり保険を掛けたい心情は痛いほどわかりますが、その姿勢で稼ごうとするのは、ちと甘すぎやしませんか?

育成じゃなく発注、つまり投資に見合う成果物を期待しているわけですから、成果の見通しが付かない人材に、たとえ少額だとしても資金は注ぎ込めません。

それ金額以上に見えないコストが発生するからです。

書くとしたら、

  • 予算より1割低い金額でやります
  • 納期を1日早めます
  • 過去の経験から○○ができます
  • ○○については詳しいです
  • 必要に応じて出典を記します

という前向きな姿勢をおすすめします。

特に出典の表記については、ある程度、実績を持つ人でもできないことが多いですし、支持されないとしない人もいます。

差別化のひとつとして参考にしていただければ。

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自称初心者の傾向

過去に「育成を兼ねたディレクション」を目的として、自称初心者だけを採用したことがありました。

その経験で気付いたことは、

  • 質問や相談がない
  • 見出しがない
  • 誤字脱字のセルフチェックをしてない
  • 引用方法がわかってない(当然、出典も記さない)
  • ガンガンにコピペ
  • 感想文?
  • 作文?
  • 訳知り顔のような書き方(例、いかがでしたか構文)

などの傾向は絶えないということです。

要するに「書けばよい」と簡単に考えているということでしょう。

しかもマイルールで(汗)

納品する記事が、どこで使われて、どのような目的で、何を求めているのかを推察しないのは不思議でした。

いくら応募文で詳しく書いても、参考資料を送っても徒労に終わることが多いため、育成を兼ねた募集は完全に諦めました。

初心者でも構成を提案しよう

仮に初心者だとしても、それを表に出すメリットはありません。

選考で弾かれるだけです。

そこで思い切って構成を提案することを書いてみてください。

少なくともクライアントは心が動きます。

なぜならば、構成って記事の根幹ですから意外と頭を悩ましますし、時間もかかるものだからです。

ダメ出しをしてくるクライアントもいますが、ある意味、お金を頂いて構成のスキルを得るチャンスなので、後々、肥しが花開くことは間違いありません。

構成が作れると契約金額を上げてくれるクライアントもいますから、稼ぎにも良い影響がでますよ。

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構成とは見出しのつくり方

構成について詳しく言うとキリがないので割愛しますが、要するにタイトルと見出し、概要の制作です。

書き方にもノウハウがありますが、ここでは知識だけの提供に留めておきます。

Wordで納品だとしても、クライアントによっては見出しをHTML形式を指定することがあります。

通常Wordではタイトルを「表題」、見出しについては「見出し1」などと表現していて、見出し9までスタイルで指定できますが、大体、見出し3までしか使わないことが多いです。

HTMLつまりウェブサイト向けプログラミング言語の場合は、

  • 表題:<title>タイトル</title>
  • 副題または概要:<description>副題・概要</description>
  • 見出し1:<h1>大見出し</h1>
  • 見出し2:<h2>中見出し</h2>
  • 見出し3:<h3>小見出し</h3>
  • 本文:<p>段落</p>

というように対応して表記します。

滅多にないかも知れませんが、知っていればクライアントとの打合せもスムーズになります。

打合せも、ある意味ではコストですから、できるだけ簡略化したいのが本音です。

論文等の見出しの表記

さすがに論文を書いて欲しいという案件はありませんが、医療系や健康系などの記事では、クライアントによっては学術論文を出典として記載を要求するケースもあります。

また、論文を引用して医療系の執筆ができるようになれば、今までの契約がバカらしくなるほど条件が好転します。

論文などでは「編または部」「章」「節」「項」「目」の順番で見出しが構成されていますが、悲しきかな論文は英語での執筆が多いため、英語名を知っていると好都合です。

  • 編または部:part(パート)
  • 章:chapter(チャプター)
  • 節:section(セクション)
  • 項:subsection(サブセクション)
  • 目:subsubsection(サブサブセクション)

サブサブセクションなんてウソっぽいですが、マジなんですよね・・・。

ただ実際は数字が打ってあることが一般的ですし、法律文だと「条」「号」も出てくるので、まあ、面倒っちゃ面倒です(汗)

しかし、ここをしっかり理解して出典の記載と引用をうまく使えると、記事の品質がグッと上がりますので、必然的に高単価で依頼されるのです。

まとめ

「見出しの名称ってWordなら「見出し」HTMLなら「h○」だけど論文だと名称は何になる?」というテーマで構成つまり見出しについて書きました。

SNSを当たり前に使っているからなのか、記事の制作においても執筆が、いわゆるSNS文法になっている人がめちゃくちゃ多いです。

表記のゆれも激しいですし、初歩的な表記、例えば「~という」を「~とゆう」なんて平気で書いてくるのには閉口します。

つまり小学校レベルの表記でさえ、わかってない人もいるわけですから、例えば新聞用語集とかネットでチラッと見てみるだけでも随分違います。

そんな努力なくしてWEBライターは稼げないと嘆くのは、ちと違う気がします。

参照

引用と参考文献の書き方(近畿大学中央図書館) _2021.pdf

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