質屋って何?江戸時代ではどのような隠語が使われていたのか調べてみました

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質屋

何となく耳にしたことはあっても、実際の意味や使い方は知らないって言葉もしくは用語はたくさんあります。

質屋もそうです。

「しちや」なのか「しつや」なのか、それとも全くのキラキラ用語なのかさえも、特に若い人は困惑するのではないでしょうか。

今回は、質屋について情報をシェアしたいと思います。

質屋とは

まず理解からスタート。

質屋とは、何かの品物を担保に受け取って、お金を貸す業者のことです。
ただし消費者金融などの貸金業と違い、質屋営業法の基にビジネスを展開していることが多いのが特徴です。

期限までに借りたお金と利息を返済すれば、預けた品物は返ってくるという、非常にシンプルなしくみです。

仮に返済ができない場合は、預けた品物は「質流れ(しちながれ)」と言われて、質屋が販売したりしています。

時計、ジュエリー、ブランド品、カメラ、パソコンまで預かってお金を貸す大黒屋は質屋業界の最大手になります。

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質屋と消費者金融の違い

質屋との違いを知れば、消費者金融だけでなく使い分けができます。

比較項目 質屋(大黒屋の場合を含む) 消費者金融(キャッシング)
審査 身分証明のみ 収入証明などの提出や審査がある
金利 月利0.95~8%の単利計算 年利3~20%の複利計算
返済期間 3ヵ月(延長可能) 返済終了まで
信用情報 何も残らない 借り入れの実績が残る
融資スピード 来店が必要だが10分~15分程度 来店不要のケースもあるが数十分~数日
督促 基本的になし 返済義務を負うため督促あり
借入金額 担保と同等 総量規制あり
借り入れリスク 基本的になし 借り入れが続くケースが多々あり

参考:質屋の大黒屋【公式】

江戸時代の質屋の隠語

隠語とは仲間内だけで通用する言い回し、あるいは専門用語や造語のことです。

お花摘み・キジ撃ち → 屋外での用足し
なぐり → 金槌・とんかち
両手 → 仲介手数料を売主と買主から頂く

まだまだ隠語はたくさんありますが、江戸時代において質屋は隠語で「七つ屋」と呼ばれていた説が濃厚です。

質(しち)を七(しち)としたのでしょう。

カタカナと混ぜて「七ツヤ」と表記していた時代もあったようで、「せつや」と読み間違える人も多くいたそうです。

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まとめ

質屋について参考になれば幸いです。

特に消費者金融のキャッシングとの違いは知っておいて損はないと思います。

キャッシングは多重債務が問題になりやすいですし、信用情報にも一定期間、借金の履歴が残ります。
これから住宅ローンの融資を検討している場合、キャッシングの返済が順調ならば不都合はないでしょうが、延滞や督促が続いているようならば、しっかりと返済計画を立て直する必要があるかと思います。

返済についてもリボ払いなど、返済のしやすさが売りの返済方法があります。
しかし、返済金額を低くすると返済期間の延長に繋がり、その分、元金が減らないことも知っておきましょう。

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