車の窓ガラスの汚れがなかなか落ちない 汚れには2種類ある? 白い汚れ・内側の落とし方
車の窓ガラスの汚れって意外と落ちにくいものですよね。そして車って窓が汚いと、なんとなくみすぼらしく見えるものなのです。窓ガラスの汚れがなかなか落ちない理由は、実は2種類の汚れが付着しているからです。基本的な窓の汚れを落とした後に、油膜汚れを落とすときれいになりますので、その方法をお伝えします。また、それでも残る白い汚れの正体と落とし方や、窓ガラスの内側をきれいにする方法もご紹介します。これで車の窓はピカピカですよ!
もくじ
車の窓ガラスの汚れがなかなか落ちない
車を屋外に保管している限り、避けられないのが雨や埃による汚れです。これらの汚れはボディはもちろん窓ガラスにも付着します。
特に雨が降ったとは周囲のホコリなどを吸着しやすく、やがて水分のみが蒸発していくため、汚れがより目立つようになるだけでなく、汚れが強固に付着して、なかなか取れなくなってきます。
これは車を屋外に保管している限り、避けては通れないことなので、ある意味仕方がないことではあるのですが、ただ、特にフロントガラスの汚れは、雨の日や夜間などの視野の確保に影響してくるため、汚れたままにするわけにも行きません。
しかし一生懸命拭いては見るものの、なかなか窓ってきれいにならないんですよね。
一体どうすればきれいになるの?
窓の汚れには2種類ある
実は車に付着する窓の汚れには大きく2種類あります。
それは、油性の汚れと水性の汚れです。
油性の汚れは油膜で、水性の汚れは水垢です。
これら療法を落とさないと、窓ガラスはきれいになりません。
つまり窓を洗う時は、2回洗う必要があるのです。
基本的な窓ガラスの洗い方
まずは基本的な窓ガラスの洗い方をご紹介します。
用意するものは、次の3つです。
- カーシャンプー
- きれいなスポンジ(やわらかいもの)
- マイクロファイバークロス(水垢用)
手順は、次のとおりです。
- 窓ガラス全体をホースなどを使って水で軽く洗い流す
- 水に解いたカーシャンプーを吸わせたスポンジで洗う
- カーシャンプーを水できれいに洗い流す
- マイクロファイバークロスで水滴を拭き取る
これが基本的な窓ガラスの洗い方になります。
しかし、窓ガラスの汚れがひどい場合は、これではまだ落としきれない汚れがあるでしょう。
そう、残っているのは頑固な油膜汚れです。
頑固な油膜汚れの落とし方
窓ガラスの油膜汚れは、カーシャンプーで洗っただけではなかなか落ちません。
そこで油膜を落とすには、専用の油膜除去剤を使います。
油膜除去剤には、大きく
- シートタイプ
- スプレータイプ
- 液体タイプ
の3つがあります。
シートタイプやスプレータイプはお手軽ですが、しっかりと油膜汚れを落としたいなら液体タイプがおすすめです。
おすすめの油膜除去剤は「プロスタッフのウインドウケア キイロビン120」です。これは昔からある有名な油膜除去剤なので、ほぼどこのカー用品店でも手に入ると思います。
使い方の手順は、先ほど紹介した「基本的な窓ガラスの洗い方」で汚れを落とした後、
- 付属のスポンジにキイロビン120を染み込ませる
- 窓ガラスの隅々までしっかりとスポンジで擦る
- 擦り終わったらしっかりと水で洗い流す
- 最期に乾いたマイクロファイバークロスで拭き取る
これで終了です。
かなり油膜の汚れが取れたと思います。
白い汚れの原因と落とし方
油膜も落ちてこれでスッキリ!と思いきや、何故か窓に白い汚れが残っている…。ということがあるかもしれません。
この窓ガラスの白い汚れは、一体何なのでしょう?
これは属に「ウロコ」とも呼ばれるものです。
このウロコの原因は雨水などに含まれる炭酸カルシウムやケイ素、カルキなどが、フロントガラスに付着して硬質化したものです。
このような水に含まれる不純物が固着すると、油膜除去剤などを使ってもなかなか落とすことができません。
このウロコを落とすには、「基本的な窓ガラスの洗い方」「頑固な油膜汚れの落とし方」を行った後、専用の「ウロコ取り」といったガラス用クリーナーや消しゴムを使って丁寧に磨いていく必要があります。
ウロコ取りでおすすめなのは、「カーメイトのガラス用ウォータースポットクリーナー C38」です。
付属の特殊ファイバーパッドを利用することで、力を入れることなく10分程度の作業で頑固なウロコもきれいに除去できます。
5.窓の内側をきれいにする
窓ガラスの外側がきれいになったら、最後は内側もきれいにしておきましょう。
窓ガラスの内側が汚れていると、これもまた夜間時の視界不良につながります。
内側は外側と比べるとさほど汚れは激しくないものの、タバコを吸ったり、小さな子供を乗せる機会が多い場合は、やはりそれなりに汚れています。
窓の内側も、油性の汚れと水性の汚れとがあります。
油性の汚れは手垢や煙草のヤニ汚れ、水性の汚れはチリやホコリによるものです。
窓の内側も外側と同様に、まずは水性の汚れを落とし、その後で油性の汚れを落としていきます。
用意するものは次の4点です。
- 水(もしくはお湯)
- 無水エタノール
- ウエス(水性汚れ用・油性汚れ用各1枚)
- マイクロファイバータオル(水性汚れ用・油性汚れ用各1枚)
手順は、次のとおりです。
- 水(またはお湯)を染み込ませたウエスで窓ガラスを拭き、水性の汚れを落とす
- 乾いたマイクロファイバータオルで拭きとる
- 無水エタノールを染み込ませたウエスで窓ガラスを拭き、油性の汚れを落とす
- 乾いたマイクロファイバータオルで拭きとる
最期の乾拭きを入念に行うと、ガラスの拭き跡が残りにくいです。
まとめ
車の窓ガラスの汚れがなかなか落ちないのは、油性の汚れと水性の汚れの2種類の汚れがあるからです。
窓ガラスをきれいにするには、基本となる窓ガラスの洗い方で一度洗います。
用意するものは、
- カーシャンプー
- きれいなスポンジ(やわらかいもの)
- マイクロファイバークロス(水垢用)
の3つです。
手順は、
- 窓ガラス全体をホースなどを使って水で軽く洗い流す
- 水に解いたカーシャンプーを吸わせたスポンジで洗う
- カーシャンプーを水できれいに洗い流す
- マイクロファイバークロスで水滴を拭き取る
となります。
その後に、頑固な油膜汚れを落とします。
その際に使用するおすすめの油膜除去剤は「プロスタッフのウインドウケア キイロビン120」です。
油膜落としの手順は、
- 付属のスポンジにキイロビン120を染み込ませる
- 窓ガラスの隅々までしっかりとスポンジで擦る
- 擦り終わったらしっかりと水で洗い流す
- 最期に乾いたマイクロファイバークロスで拭き取る
となります。
ここもあでやっても、時に白い汚れが窓ガラスに残っている場合があります。これはウロコと呼ばれるものです。
これはカーシャンプーや油膜除去剤では落ちませんので、専用の「ウロコ取り」を使います。
ウロコ取りでおすすめは「カーメイトのガラス用ウォータースポットクリーナー C38」です。
ウォータースポットクリーナーに付属の特殊ファイバーパッドを使い、力を入れずに10分程度擦ると、ウロコはきれいに除去できます。
最後に窓の内側もきれいにしましょう。
窓の内側も、手垢や煙草のヤニによる油性汚れと、チリ・ホコリにいよる水性汚れとがあります。
窓の内側もまずは水性の汚れを落としたのち、油性の汚れを落としていきます。
用意するものは、
- 水(もしくはお湯)
- 無水エタノール
- ウエス(水性汚れ用・油性汚れ用各1枚)
- マイクロファイバータオル(水性汚れ用・油性汚れ用各1枚)
の4つです。
手順は、
- 水(またはお湯)を染み込ませたウエスで窓ガラスを拭き、水性の汚れを落とす
- 乾いたマイクロファイバータオルで拭きとる
- 無水エタノールを染み込ませたウエスで窓ガラスを拭き、油性の汚れを落とす
- 乾いたマイクロファイバータオルで拭きとる
となります。
最後の乾拭きを入念に行うことで、ガラスの拭き跡が残りにくくきれいに仕上がります。