猛暑を乗り切るためにできること エアコン以外のアナログな方法もフル活用 キモは身体の内と外

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猛暑を乗り切るためにエアコン以外のアナログな方法をご紹介します。昔ながらの先人たちの知恵も活用し、暑い夏を乗り切りましょう。キモは身体の内側と外側から対策することです。とは言え、現代の夏の暑さは尋常ではないため、熱中症を起こさないようエアコンと併用なしながら上手に活用してみてください。

猛暑を乗り切るためにできること

日本の夏の平均気温は、この100年の間でおよそ1.5℃上昇したそうです。

しかも、都心部においては同期間で3℃も上昇。その理由はヒートアイランド現象にあるそうです。

年々暑さが増しているのは、地球温暖化が原因なのでしょうが、都心部のヒートアイランド現象による影響を考えると、やはり自然豊かな場所の方が涼しく過ごせるようですね。

そんなわけで、少しでも猛暑を過ごしやすくするために何ができのか、まとめてみたいと思います。

もちろん、熱中症対策のためにもエアコンは必須ではありますが、それ以外にも少しでも涼しく過ごすための知恵をお伝えできればと思います。

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先人たちの知恵を借りる

100年前の日本の夏は、今より平均して気温が1.5℃低かったとしても、その頃の日本にはクーラーもなければ氷を作れる冷蔵庫さえなかったことを考えると、かなり夏は過ごしづらかったのではないかと思います。

そんな昔の日本では、夏の暑さを乗り切るために、どのようなことを行っていたのでしょうか。

最もポピュラーな暑さ対策は、「打ち水」です。

これは今でも行っているという家があるでしょう。我が家も暑い日にはベランダに打ち水をしています。

「打ち水」は、夏の早朝や夕方の陽が暮れたあと、家の周りの地面に水をまくことです。

夏の早朝に水をまくことで、地面の温度を上がりにくくします。

また、水が蒸発する際の気化熱により、日中の周囲の温度を下げる効果も得られます。

更には、打ち水をした場所の水が蒸発すると、その場所の気圧が上がるため、空気の流れが生まれ風が生じるという効果も得られるそうです。

打ち水をした場合としない場合とでは、およそ6℃近くの気温差が生じると言われています。

6℃も変わり、多少なりとも風が生じるのであれば、打ち水はぜひとも取り入れたいところですね。

打ち水のやり方はとても簡単で、柄杓に注いだ水を手でバシャバシャと適量まくだけ。現代ならペットボトルやじょうろに水を入れてまくと良いかもしれません。

家の中の涼しい場所で過ごす

戸外なら日陰のある場所の方が涼しいのはなんとなくわかりますが、室内の場合だとどこが最も涼しいのでしょうか。

家の中で一番涼しい場所は、大抵は玄関です。というのも、玄関は北側にあることが多いからです。また玄関ドアの開閉により、風通しが良いというのもその理由の1つです。

つまり、家の中の北側で風通しの良い部屋は、涼しいということになります。

また、熱は上に上がる特性を持っているので、2階よりも1階の方が基本的には涼しいはずです。

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すだれやよしずの活用

暑さを凌ぐ方法として、すだれやよしずを活用するという方法があります。

すだれは細く割った竹やヨシなどを並べ、糸で編んだもののことで、上から吊り下げて使います。

それに対し、よしずはヨシを縦に編んであり、大きさもわりと大型で、軒先などに立て掛けて使います。

よじすはすだれの一種で、「よしすだれ」とも呼ばれます。

すだれやよしずは部屋に差し込む陽の光を遮りながらも風を通すことができます。

また、すだれやよしずに水をかけることで、室内へ流れ込む空気をおよそ2℃下げることができるそうです。

すだれもよしずもも基本的には部屋の外に設置して使用します。

すだれを下げる場合は、窓との距離を少し放した方が効果が高いそうです。

体を冷やすものを食べる

体の外側から涼しくなる方法ができたら、次は体の内側から涼しくなる方法も取り入れましょう。

食べ物の中には体を冷やす効果のあるものがあります。

特に夏野菜の中には多く、トマトやナス、キュウリ、ゴーヤなどには、身体を冷やす働きがあります。

フルーツだと、スイカやメロン、パイナップルなどは身体を冷やす効果があります。

これらを上手に摂ると良いでしょう。

また、色の濃い野菜には抗酸化作用があるため、夏バテ対策にもおすすめです。

暑さがツラいのは、熱により体力を奪われてしまい、身体がダルくなってしまうからという理由もあります。

暑さに耐えられる元気な体を作るのも、暑さ対策になりますよ。

寝苦しい夜に体を冷やす方法

暑いと夜に寝苦しいということもあるでしょう。

そういった時には氷枕などを使って後頭部を冷やすと良いでしょう。

また、首の両脇の付け根、脇の下、股関節の付け根など、太い血管の通る場所を冷やすと、体全体の熱を早く下げることができます。

ただし、暑くてもお腹や手足は冷やさないように注意してください。

まとめ

夏の朝と夕に家の周りに「打ち水」をすることで、地面の温度の上昇を防ぐことができます。打ち水には水が蒸発する気化熱により、温度を下げる効果も得られます。

これらにより、周囲の温度をおよそ6℃も下げる効果が得られるそうです。

また、すだれやよしずを使うことで、部屋に差し込む陽の光を遮りつつも風を通すことができます。これらに水をかけると、室内へ入る空気をおよそ2℃下げることもできるそうです。

打ち水&すだれ(もしくはよしず)のコンボは、かなり猛暑対策として有効となりそうですね。

また、身体の外側からだけでなく、内側からも涼しくする方法を行うと効果も倍増です。

トマトやナス、キュウリ、ゴーヤなどの夏野菜や、スイカやメロン、パイナップルといったフルーツは、身体を冷やす効果があります。これらを食べて身体を内側から涼しくしましょう。

また、寝苦しい夜には、後頭部を水枕(アイスノンなど)で冷やしてやると、寝やすくなります。更に、太い血管の通る場所(首の両脇、脇の下、股の付け根など)を冷やすことでも、体全体の熱を冷まし寝やすくなります。

夏は保冷剤などを多めに用意しておき、寝苦しい夜の備えることをおすすめします。

以上、猛暑を乗り切るためのアナログな昔ながらの知恵をご紹介しましたが、とは言え、現代の夏の暑さは殺人並みです。

暑い日は電気代をケチらずに、エアコンを使ってしっかりと身体を冷やし、熱中症対策をしてください。

特に高齢者や小さな子供は熱に対しての体温調節が苦手ですので、気をつける必要があります。

また、暑いからとって冷たいものの摂り過ぎは夏バテの原因になります。ご注意を!

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