失われた愛車を求めて 手放した愛車は二度と戻ってこない? 長く乗る派とすぐに買い替える派
あなたは車を手に入れたら長く乗る派ですか、それともすぐに買い替える派ですか。皆さんは車を平均して何年で乗り換えているのでしょうか。車は手放す際によくよく考えてからでないと、一旦手放した愛車は二度とは戻ってきません。古い車であればあるほど、手放した車によく似た車を探すのは至難の業。そしてガソリン車の使用は2050年までともいわれていますが、クルマ好き・旧車好きの皆さん、どうする?
もくじ
車を長く乗る派とすぐに買い替える派
あなたは車を長く乗る派ですか、それともすぐに買い替える派でしょうか。
私は長く乗る派です。車だけに限らず、オートバイもそうですし、それ以外のものも長く使います。
一度買ったものは、あまり売らないと言うか。
そりゃあ、いろいろと目移りはしますけど、結局いま持っているものもずっと欲しくて手に入れたものがほとんどなので、いざ手放そうと思うと「やっぱりやめよう」と思うのです。
そんな私と正反対に、すぐに買い替える派の人も身近にいます。
私からすると、「えっ!つい最近買ったばっかりじゃん!」と、驚いてしまいます。
「これ以上かっこいい車はないな!」って、愛車自慢していたのに、最初の車検が来たらもう違う車に買い替えていましたから、私としてはびっくりです。
新しい車は最初の車検のタイミング(購入から3年)で売却するのが、もっとも高値で買い取ってもらえるみたいなので、きっと新しいもの好きな人にとって、そのタイミングで買い替えるのは常識なのでしょうね。
今だと残価設定ローンというのもあるので、ある意味リースみたいな感覚で乗っている人も多いのかもしれません。
私は手に入れたものに愛着が湧いてしまうタイプなので、一度手に入れたものは手放せません。それが良いか悪いかは別として…。
ちなみに、乗用車の買い替え平均年数は2022年の時点では9.2年だそうです。これは多少の上下動はありますが、右肩上がりに伸びているいます。みなさん1台の車に長く乗る傾向にあるということですね。
大事に使い続ければ、10年くらいで車はダメになったりしませんからね。
手放した愛車は二度と戻ってこない?
車は手放してしまうと二度と同じものは手に入りませんので、よくよく考えたほうが良いですよ。
私には過去に手放した車で、未だにものすごく後悔しているものがあります。
その車はほぼ2人乗りの車で(大人では乗れないほど後部座席が狭い車だった)、2人目の子供が誕生したので、ちょっとこのままではマズいかなと思い、今の車に乗り換えました。
売ったときもちょっとありえないくらい安くしか買い取ってもらえなかったのですが、あれは失敗だったと今も悔やんでいます。
あの値段にしかならないなら、ナンバー切って田舎の納屋にでも仕舞っておけばよかった。そうすれば維持費はほぼ掛かりませんからね。
ちなみに、その車は旧車で子供の頃から2番目に乗りたかった憧れの車。今では価値も爆上がりし、売却したときの価格の10倍以上になっています。
今の私にはとてもじゃないけれど、もう一度買えるような状況にありません…。
失われた愛車を求めて
そんな手放した愛車が恋しくて、似たような車をネットで探してはみるのですが、これが全く出てこないんですよね。
まぁ、出てきたところで買えないのですが。
つまり、車ってある意味一期一会なんです。新しい車であっても、細かい仕様なんかはいろいろと異なりますから、本当に気に入っている車を手放す際は、よーく考えたほうが良いと思います。
お金がなくなって売るしかないってときもあるかも知れませんが、それでもなんとか維持できないものか、ギリギリまで粘ってみたほうが良いかと。
特に車好きの人は。そうでもない人にとっては、全くもって悩むまでもない問題かも知れませんけれど(笑)。
ガソリン車に乗れるのもあとわずか?
日本政府は2020年に「カーボンニュートラル宣言」を発表しました。
ここで将来的に新車の販売は全て電動車にするという目標が記載され、後の後2021年1月の施政方針演説で、その具体的時期が明言され「2035年までに新車販売で電動車100%を実現する」とされました。
つまり、2035年でガソリン車の新車販売は、終了することを目指すとなったわけです。
しかも東京都は、独自により早い時期から新車販売禁止を目指すそうです。
なんでもガソリン使用の乗用車は2030年までに、二輪車は35年までにゼロにすることを目指すと表明しています。
2035年以降も中古車であれば購入は可能とされていますが、2050年には使用も禁止するといった方針も出されています。
そうなると、どんなに愛着を持って愛車を大事にしても、乗れるのはあと27年ということになります。
車は大事に扱えば50年くらい全然使えます。実際、私の車もほぼ50年前の車です。
2050年に大量のガソリン車の廃棄が出ることになったら、それこそエコじゃないですよね。
それともその頃になると、エンジンからモーターへ載せ替えて今のガソリン車が活かせる、なんていうことが当たり前になっているのでしょうか。
ちなみに、ハイブリッド車は電動車に含まれる扱いとなるそうなので、ガソリンスタンドがなくなることはなさそうです。
まとめ
車には長く乗る派とすぐに買い替える派とがいますが、近年ではみんな割と長く乗る傾向にどんどん移行しつつあるようです。
クルマ好きにとっては、愛車を失う時は十分に考える必要があります。
手放した愛車は二度と戻ってきませんので、衝動的に手放してしまうと、あとで大きな後悔につながることがあります。
手放した車と同じようなものをもう一度買おうと探しても、なかなか同じような車は見つからないものです。
クルマ好きの人は特に、すぐに手放すのを決めずに、じっくりと吟味し、なんとか手放さなくても済むような打開策を見つけましょう。
1台の車を長く所有し続けるクルマ好きの多くは、やはりガソリン車が好きな人が多いのではないかと思います。
そんなガソリン車の新車販売は2035年には廃止されるという方針で進んでいます。また、ガソリン車の使用に関しても、2050年までとされています。
実際に使用禁止となるかはまだわかりませんが、本当に禁止となると、ガソリン車に乗れるのもあと27年。
なんとも寂しい次第です。