洋服はもうユニクロ、無印良品、ワークマンで十分かもしれない プチプラファッションとの違い

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ここ最近思うことが、洋服はもうユニクロ、無印良品、ワークマンの3つで、もう十分なのではないかということ。それくらいこの3社の商品は、デザイン・質・価格共にとてもバランスが取れていると思います。

なぜユニクロ、無印良品、ワークマンの3社と、他のプチプラファッションとの間に違いが生まれたのか、その理由について考察してみました。

もうユニクロ、無印良品、ワークマンで十分かもしれない

おしゃれな人の間では、以前はユニクロは敬遠されるメーカーの1つだったように思います。

「ユニバレ」なんて言葉もあったりして、ユニクロ製品を着用が他人にバレると、ちょっと気恥ずかしいみたいな、そんな風潮がかつてはありました。

しかし今では、あえてユニクロの洋服を使ったコーディネイトや、ユニクロの新商品がいち早く紹介されるなど、積極的にユニクロがファッションリーダーにも取り入れられるようになってきています。

無印良品もデビュー当時は、西友のプライベートブランドということで、あまりパッとしない印象でしたが、わりと早い段階から無印良品はシンプルさのなかにある種の独特の美学を取りこみ、海外でも「MUJI」としてブランディングに成功、今なお無印信者を多数輩出しています。

そして近年では、そこにワークマンが入ってきた感があります。ここ数年のワークマンの勢いはすごいです。

ワークマンというと肉体労働系をメインとする現場仕事のための作業着専門店という位置づけで、女性を始めとする一般の人が洋服を買うという視点では無縁の店でした。

それがコロナ禍あたりのキャンプブームをきっかけに、アウトドア系の洋服を中心にターゲットが広がり、女子向けのアイテムなど普段遣いできる商品を展開し始めた途端、一気にブレイクして今ではすっかりカジュアルブランドとして愛用者も急増中です。

実際この3社の商品を手に取ると、作りもしっかりしていて、コストパフォーマンスが優れていることに気付かされます。

そしてこう思うのです。「もうこれで十分じゃないか」と。

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ユニクロ、無印良品、ワークマンとプチプラブランドとの違い

巷には韓国や中国やアメリカのプチプラブランドがあり、若者には今も人気がありますよね。

しかし、ユニクロ、無印良品、ワークマンはこれらのプチプラブランドとは、一線を画しています。

以前は一緒くたにされていた傾向がありましたが(無印良品はちょっと別)、少し前からユニクロがプチプラ色から抜け出し、そしていまワークマンが抜け出しつつあるように感じます。

その違いは、ユニクロ、無印良品、ワークマンの3社は、流行りも取り入れつつも、定番商品に力を入れている点です。そしてその定番商品の改良を続け、より良い商品へとバージョンアップをしている点にあります。

消費者からの声を真摯に受け止め、リピート買いされるような定番商品に昇華していく。そしてそういった定番アイテムの数を増やしていく。ここが他のプチプラブランドとユニクロ、無印良品、ワークマンとの大きな違いでしょう。

お気に入りの定番商品があるということ

近年ファション好きな人のコーディネートは、依然と比べるとシンプルになりつつあるように感じます。

シンプルな洋服は、派手なデザインと比べると、より素材や質に目が行くため、ごまかしが効きません。

そんなシンプルで室の良い品をリーズナブルな価格で作るというのは、意外と難しいことだと思います。

シンプルなファッションを好む人は、一旦お気に入りのアイテムを見つけると、リピート買いや色違いを購入します。

そしてそこから商品への愛が信頼へと繋がり、自分のお気に入りのブランドとなっていきます。

無印良品は少し前からそういったブランド力を備えていましたが、いまユニクロもそうなりつつあるように思います。

そうなると、他のプチプラブランドとはポジションが変わってきますので、価格競争に走らなくとも売れるようになります。

また定番アイテムでもあるので消費者側としても1シーズンで消費せずに済むので、多少値が上がっても長い目で見ると結局はコスパが高いということに気づき始めているように思います。

ワークマンはユニクロ、無印良品と比べると、後から参入している分、今は価格を他の2社よりもかなり抑えていますが、今後は人気が安定してくるとともに、若干価格を上げてくるのではないかと思っています。

ワークマンはもともとガテン系の作業着を作り続けてきたノウハウがありますから、ユニクロや無印良品と比べるとアウトドア系のアイテムに関しては説得力の高いものを作る技術があるでしょう。ここがユニクロや無印との棲み分けの違いのポイントですね。

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最近のファッションの傾向として

最近のファッションの傾向として、シンプルなアイテムのサイズ感を変えることで、シルエットによりトレンドを作るといったファッション傾向を感じます。

例えばTシャツやシャツをオーバーサイズにしてみたり、パンツをオーバーサイズにしてみたりすることで、その時代時代の気分を表現しているというイメージです。。

少し前まではピタピタのスキニーが流行っていましたが、今だと2サイズ以上のTシャツをあえて着用したり、メンズのパンツを合わせてボトムにボリュームをもたせてビッグシルエットを作るのが流行しています。

そういうときでも、使われるのは1点1店はとてもシンプルなアイテムです。そしてそんnコーディネイトには、ユニクロ、無印良品、ワークマンの品質の良いシンプルな服がベストマッチなのでしょう。

そんないまではもうユニバレは恥ずかしいどころか、むしろ上手に取り入れておしゃれに着こなしているなと、関心の眼差しを向けられる方が強くなってきているのではないでしょうか。

ユニクロの変化

先日ユニクロがあえての古着を販売するという、ポップアップショップを原宿で実験的に立ち上げました。

かつてなら「ユニクロ=部屋着」くらいの感覚だった洋服を、あえて古着で買わせるという価値の転換にとても面白さを感じました。しかも、ただユニクロの古着を売るだけでなく、そこにワッペンなどでカスタマイズし、オンリーワンの洋服にしていく楽しさをも提案しているのですから。

古着はもともとオンリーワンゆえの面白さがあり、リーズナブルな面と相まって、おしゃれ好きな若者には昔から受け入れられてきました。

しかし、今回ユニクロが仕掛けてた古着戦略は、古着の価値観さえも変えたように思います。

ユニクロはデザイナーやアーティストとのコラボ商品なども限定的に行っており、これまでユニクロに足を向けなかった層に対しても少しずつ影響を与えているような。そんなユニクロ、この先まだまだ化けそうな気がしています。

まとめ

もう洋服は、よほどのこだわりがない限り、ユニクロ、無印良品、ワークマンで十分ではないかと思う今日このごろです。

下着からカジュアルウェア、ビジネスウェア、アウトドアまで、全てこの3社で事足りてしまいます。しかも価格に対して質やデザインが秀逸すぎます。

かつては安かろう悪かろうだったユニクロも、もはや違うメーカーではないかと言うほど、洗礼され質もデザインも格段に向上しました。

その分だけ若干価格は上がりましたが、それでも同質のものを他のブランドで購入しようとしたら、倍以上の価格がするわけですから、十分にリーズナブルです。

ユニクロ、無印良品、ワークマンが他のプチプラブランドから抜け出た理由は、その商品開発力にあるでしょう。

特に定番アイテムに関しては利用者の声を真摯に受け止め、毎年のように小さな改良を続けて、より良い商品へと昇華させていく。この地道な企業努力が功を奏していると思います。

ここから得た顧客の信頼がブランド力となり、他のプチプラブランドと差をつける決定打になったのではないでしょうか。

信頼感は短期間では作り上げることはできません。ここに日本のものづくりの良さがあるように思います。

ひょっとすると、この先日本がもう一度世界のイニシアチブを取るとするなら、このモノ作りに対する真摯な姿勢にあるのではないかと思います。

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