ヤマハのオートバイSR400の中古車相場 キャブレターとインジェクション SR500はもはや希少車!

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ヤマハのオートバイSR400の中古車相場についてご紹介します。また、SRにはキャブレター仕様とインジェクション仕様があることや、SR500という500ccのモデルもあることなどもご紹介します。

ヤマハのSR400とはどんなオートバイ?

ヤマハのSR400は、ビッグシングルと呼ばれるエンジンを持つ、極めてシンプルなオートバイです。

400ccのピストンが1つのみなため、エンジンの鼓動感がダイレクトに伝わり、乗り味もとてもワイルド。最高速こそあまり高くないものの、アクセルを開けたときのトルク感がたまらず、4気筒のマルチエンジンや2サイクルエンジンとはまるで違った味わいがあります。

一度乗るとクセになる人も多く、長年SRに乗り続けるという人も少なくありません。

それでもなおSRの人気は根強く、若い人から年配者まで良質なSRの中古車を探している人も未だ多くいるようです。

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SR400の新車はまだ買える?

SRは世界的に見ても超ロングセラーのオートバイで、1978年にデビュー以来、43年もの間作り続けられてきました。

しかし、2021年に遂に生産終了となってしまいました。

これまでも何度か生産終了の噂はあったものの、ついに本当に生産終了となったときは、往年のSRファンが追加で新車を購入するなど、あっという間に最後の生産分も売り切れてしまいました。

そのため、一時は新車価格を大きく上回るプレミアム価格が付き、話題と共に問題にもなりました。

そんなSRの新車ですが、探してみるとまだ若干ですが、お店の在庫として販売しているところもあるようです。

価格の方は、「ASK」となっているものが大半で、値段の提示してあるもので最も安いのが本体価格60.5万円。高いものだと100万円を超えた値段がついています。

SR400ファイナルエディションとは

SR400ファイナルエディションとは、2021年3月15日に発売された最後のSRのことです。

こちらは、ブルーとグレーの2色あり、計5000台生産され、60万5000円で販売されました。グレーの方にはタンクに、ブルーの方にはサイドカバーに、ファイナルエディションという記載が入っています。

しかし、このSR400ファイナルエディションにはもう1つSR400ファイナルエディションリミテッドというのが用意されており、こちらは1000台限定で販売されました。

リミテッドの方は、黒のサンバーストのタンクカラーに、ブロンズ色のホイールリムといった、特別仕様となっています。

このブロンズのリムはこれまでのSRにはなかったものなので、一目でリミテッドだとわかる特徴でもあります。

タンクの色もとても綺麗なグラデーションなので、こだわりたい方には最高な1台だと思います。

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SR400の中古車相場

そんな人気にも関わらず生産中止となってしまったSRですが、中古車相場はどの様になっているのでしょうか。

中古車の価格は23万~200万円の間といった感じで、平均にすると69万円くらいです。

ただし、100万円以上のSRは価値のあるカスタムが施されたものなので、ノーマルやライトカスタムの普通のSRの中古車となると50万~70万円台といったところが相場の中心と言えるでしょう。

古いSRだと安いかというとそうでもなく、2015年以前のモデルでも価格の中心は50万~70万円台と変わりはありません。

こういう点からも、SRの人気が根強いことが伺われます。

キャブレターとインジェクションでの相場の違い

SRにはキャブレター仕様とインジェクション仕様とがあります。

SRはもともとキャブレター仕様で生産が開始され、2010年の途中まではキャブレターでした。しかし、2010年の途中からインジェクション仕様に変更され、以降2021年のファイナルエディションまでインジェクションでした。

SRは旧車然としたスタイルから、イギリスの旧車好きからの支持も厚く、故にインジェクションモデルよりもキャブレターの方を好むマニアも少なくありません。

また、キャブレターのほうが人がオートバイのエンジンの回転を感じながらアクセルの開度を調整していく必要などがあるため、より乗りこなしている感は高まります。

なので、ワイルドな乗り味を求める方は、古いSRをあえて探して購入する人も少なくありません。

狙うならカスタム車orノーマル車?

中古車を購入する際に、すでにカスタムされいているバイクを買うか、それともノーマル車を買うかで悩むかもしれません。

個人的には、SRはノーマル車を購入し、ノーマルの良さを知った上で徐々に自分好みにカスタムしていくのが楽しいオートバイかなと思います。

SRはカスタムすることを前提に購入される人が多いのですが、SRはノーマルの完成度がとても高く、SRを極めていくと再びノーマルに近づけて戻していく人も多いバイクです。

まるで「鮒釣りに始まり、鮒釣りに終わる」かのように、「SRもノーマルに始まり、ノーマルに終わる」と言われているとかいないとか。そんなノーマルの奥深さがあるのもSRの面白いところです。

そういったかなり奥の深いところまでSRを楽しみ尽くしたいなら、やはり基準となるノーマルを知っているというのはとても大事な気がします。

とは言え、カスタムありきのSRだけに、中古車となると誰かが何かしら自分好みに多少はイジっているものが多いのも事実です。

なので完全にノーマルの中古車を探すのもなかなか難しいので、なるべくノーマルに近いものを見つけて購入すると良いのではないかと思います。

SR500はもはや希少車!

実はSRには500ccのSR500というモデルがあります。見た目もサイズもSR400と同じですが、エンジンの排気量だけが500ccになっています。

SR400は当初XT500というエンデューロバイクがベースにあり、海外で販売されていました。それをシティコミューターとして改良し、日本の免許制度に合わせてSR400が開発されました。

なので、SRが発売された時には、SR400とSR500とがあったわけですが、大型自動二輪の取得が当時は教習所で取得できず一発試験(限定解除)のみだったため、なかなか500ccのSRに乗れる人も少なく、そのためSR400の方がたくさん売れました。

また、SR500は同じエンジンケースの中で500ccのエンジンが回転するわけで、熱放射の面で400ccよりもオーバーヒートしやすいという弱点もありました。

SR400にハマった人はもともとの設計にあった500ccのエンジンを体感したく、SR500に乗るために大型自動二輪の免許を取得するという人も少なからずいましたが、販売された数は圧倒的にSR400の方が多いです。

また、SR500は1999年に販売終了したため、今となってはかなり希少車となり、SR500の中古車相場も100万円前後となっています。

まとめ

ヤマハSR400は、「ビッグシングル」と呼ばれる400ccの大きなピストンただ1つのみの、極めてシンプルなオートバイです。

SR400は2021年3月15日のファイナルエディションの販売を最後に、生産が終了しました。現在も店舗在庫で新車が手に入りますが、プレミアが付いているため、当時の新車販売価格を大いに上回っています。

SR400ファイナルエディションとは、SRが生産終了となり最後に2021年3月15日に販売された特別仕様のモデルのことです。ファイナルエディションは5000台、さらなる特別仕様のファイナルエディションリミテッドが1000台販売され、一瞬で売り切れました。

そんな人気のSR400の中古車相場は、今現在も人気は衰えることなく、中心価格帯は50万~70万円台となっています。

中古でSR400を購入するなら、よりノーマルに近いものを探して購入することをおすすめします。SRはカスタムを前提で購入される人も多いかと思いますが、ノーマルの味わいを知っているからこそカスタムによる違いがわかるからです。

SR400にはキャブレター仕様とインジェクション仕様とがあります。2010年の途中からインジェクション仕様になりましたが、ワイルドな旧車然とした乗り味を好む人は、キャブレター仕様の古いモデルを好むようです。

SRはもともと500ccがベースになっており、SR500というモデルが存在します。しかし、こちらは日本の免許制度により大型自動二輪免許を必要とするため、販売台数もSR400と比べると少なく、1999年に一足早く終了となってしまいました。

それ故に、SRマニアからは垂涎のモデルであり、タマ数の少なさもあわさり、中古者相場は100万円ほどになっています。

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